谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

読むだけでは、情報の浪費になり、せっかくの情報を無価値にします。そこで、お読みいただいたら
[ワンマンカウンセラー・コース(人間関係の能力づくり)]
[お試しカウンセリング] [カウンセラー養成ゼミ] [ゼミ・イメージ切り替え法]
[脳の働き方から変える新・性格教育法] [入会案内]
のいずれかをクリックして、ごらんください。
なお、ご投稿は、「文章」に社会性があること、社会的責任が表現されていること、を基準にして受け付けます。

うさ子とクマ江の掲示板はこちら

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[3666] 記憶力をよくする脳の働きのデザイン 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/02/27(金)13:21
[3666-1] 記憶力をよくする脳の働きのデザイン 谷川うさ子 2015/02/27(金)13:21
   ポルソナーレの2月2回めのゼミは、記憶力。
ジョナサン・アイブのデザイン哲学から
脳の働き方を説明します。
ブログ、メルマガなどウェブで書く、
記憶力を発達させる日本語の
文章の書き方を教えます。

■「カウンセラー養成ゼミ」は「ウェブで書く文章とは?」について。

 ジョナサン・アイブのデザイン哲学からみると、脳の働き方もデザインできます。ブログ、メルマガなどウェブで書く日本語と脳の働き方のしくみがデザインです。

 脳の働き方と日本語の文章の書き方と構成のデザインとはどういうものでしょうか。

一、目、耳、手、鼻、舌などの五感覚の知覚。
二、日本語を使う脳の言語野はどこか?
三、欧米人、そして少数の日本人が使う知性の脳の言語野はどこか?

 パソコン、スマホ、端末機などのテクノロジーの通信機器は、人間の脳の「実像」という部位で働いています。右脳の前頭葉にあります。脳の「ハードウェア」にあたります。

 日本語の文法は「已然」(いぜん)と「未然」(みぜん)を柱にしています。主観で考え、判断します。
 テクノロジーは、客観のものごとを、主観の目には大きく見せるのです。

 ここで、パソコン、スマホなどを見る人の脳の働き方は、「より主観に働いていく」「客観の働き方に脳が変わっていく」のうち、どちらかにデザインされます。戸田覚(さとる)さんは、ウェブの文章の書き方には法則がある、といいます。この法則のとおりに書くのが戸田さんのいう「ウケる文章」(読まれる文章)です。この「読まれる文章」は、ウェブを見る脳の働き方をデザインの観点から見るときにとてもよく理解されます。

 アップルの天才デザイナーといわれるジョナサン・アイブのデザイン哲学の観点から戸田覚さんの「ウェブで正しくウケる文章の書き方」と、脳の働き方のしくみをデザイン学としてレクチュアするのが今回のゼミの主旨です。

 くわしく知りたい方は声をかけてください。無料でわかりやすく説明します。


■「ゼミ・イメージ切り替え法」は「ウェブに文章を書いて賢くなるには」です

 戸田覚さんは、「ウェブで正しくウケる文章の書き方」を説明しています。ポルソナーレは、ジョナサン・アイブのデザイン哲学を参考にして、「ウェブで賢くなる文章の書き方」を説明します。

 いいもわるいもなく、多くの日本人は、日本語を触覚中心で使います。話すときも、読むときも、人の話を聞くときもです。これは、日本人の脳の働き方がそんなふうになっているからです。ここが欧米人と違うところです。文法のしくみが違うことが理由です。

 ウェブの文章は、テクノロジーによってバーチャル化された脳の言語野に表示されます。ここは、人間の五感覚が中心に働く言語野です。脳のハードウェアといいます。デザイン哲学ふうにいうと、この五感覚(目、耳、手、皮膚、鼻、舌など)の使い方によって依存症になったり、ものを売って収益を上げる能力に変わったりします。

 それは、「小さな物語」を書いて説明するという書き方です。戸田さんのいう文章の法則をよく学んで、脳の働き方をデザインの観点から分かると、どういう文章を書けばいいのか?がよく分かります。
 
 心や体も健康に働く脳のデザインについてくわしく知りたい方は、声をかけてください。くわしく説明します。

◎お問い合わせはこちらへどうぞ。
 TEL・東京03(3496)6645
>> スレッド[3666]に返信

[3665] ■目は心の窓。目を見て話せる心の開き方 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/02/24(火)13:34
[3665-1] ■目は心の窓。目を見て話せる心の開き方 谷川うさ子 2015/02/24(火)13:34
   ■目は心の窓。目を見て話せる心の開き方

目を見て話すと楽しい。心が通じます。自分のことを分かってもらえるのが目。嫌われない、目を見て話せるカウンセリング。

「どうしても、相手の目を見て話せません」子どものころから困っていた田代西子さん(仮名・46歳)の物語です。

 わたしが小学4年生のころです。桜の花が咲いていました。月の明るい夜でした。「夜の桜を見に行こう」と、6歳年上の姉が誘ってくれました。
 わたしの家の裏は、小さな山が広がっています。月明りに照らされて桜の花がふわふわと夜空に浮んでいました。姉は私の手をにぎって、きれいねえとうっとりした声で言います。私も、薄いピンク色の花が空に染まってきれいな桜の花だと思いました。
 桜の花を見ると、なぜか胸が切なくなってしんみりします。
 夏の終わりに盆踊りがあります。ピンク色の提灯の明りがいくつもいくつも夜空にはかなく浮びます。
 今年もにぎやかな心の動きが終わったという思いがこみあげてきます。
 春の夜、月の光に照らされる夜桜も、わたしの心に何かが終わったことを教えてくれました。
 わたしは、この日から、姉の目が見れなくなったのです。

 NHK・TVのドラマで『マッサン』が放映されています。
 アメリカの女優さんが、日本人の妻の役を演じています。役名はエリーさんです。
 スコットランド出身ということになっています。
 エリーさんは、ドラマの中で誰と話すときも、必ず、その人の顔と目を見て話します。誰の顔も、誰の目も見て話します。
 いいなあと思いました。
 ちょっとした議論のときも、稼ぎ先の日本の義理の母親がひどく辛く当るときも、目を見て話していました。ドラマを見ていて、エリーさんの表情や話し方を見ていると、わたしの心の中も春の陽から暖かくつつまれたようにつめたい緊張があたかたもなくなるのが分かります。
 エリーさんっていいなあと思います。わたしだってあんなふうに話せるはずだよ。

 わたしのお母さんは、わたしが小学4年生になるか、ならないかのときに、家を出ていきました。
 お父さんは、お母さんにとって二番の夫です。わたしの実の父親は、0歳8ヵ月の時に交通事故で亡くなりました。バイクで通勤している時、大型のトラックが追突したのだそうです。
 再婚する時、お母さんは、亡くなった父親の写真やら遺品のいくつかをお寺に預けました。
 義理の父親は、わたしを見ると、気持ちの奥底が辛くなったのではないかなと思います。大人になった今なら、義父の気持ちは少しですけど分かる気がします。
 お母さんもきっと義父の気持ちが分かったので家を出て行ったのでしょう。
 義父は、お母さんが家を出たあと、わたしに辛く当りました。
 姉と月明りに浮ぶ桜の花を見たとき、薄いピンク色の花の中に、母親の顔が見えたように思えました。お母さんが家を出ていく前日の夜。寝ていたわたしの枕もとにじっと座っていたのを思い出します。わたしの顔を、小さな豆電球のオレンジ色の明りで見ていました。
 「せいこちゃん。一緒に行く?」と言ってくれるのを待っていたのかもしれません。わたしはぎゅっと目をつぶり、お母さんの気配を感じていました。
 朝になると、お母さんはいませんでした。
 姉といっしょに見た夜の桜の中のお母さんも、何も言ってくれませんでした。
 ふつう、がんばれ、がんばれ、せいこちゃんって、言ってくれるものじゃないですか。
 お母さんは、こんなにも大きくなって、なんでもできる女の子になってくれて、とっても嬉しいよと言ってほしかったなあ。

[3665-2] 谷川うさ子 2015/02/24(火)13:34
   ●心と気持ちが遠くに感じるとき

 姉の顔と目が見れなくなったのは、月明りの夜道では手をつないでいてくれたのに、握っていた手がすっと離れたからです。暖かくしてやわらかい姉の右手が、わたしの左手から離れました。
 姉は、すっと一歩ほど先を歩きます。わたしの手はまだ早い春の夜風に吹かれて冷たくなりました。
 今も、おねえさんって呼んでいいのかな?もちろんいいに決まっています。でも、おねえさん、手をつないで、と言えませんでした。言えばよかったのに。そうすれば、優しい姉だから、ごめんね、おうちまで仲よく手をつないで歩こうね。桜、とってもきれいだったよね、と言ってくれたにちがいありませんよね。
 姉の顔を見て、桜、きれいだったねーと言えなかったから姉の目が見れなくなったのでしょうか。

●目と顔が見れなくなるのはなぜ?

 義父は、頭がよくて、みんなのことを考えるいい人です。地域の選手にも立候補します。
 残念なことにまだ一度も当選したことがありません。自分と意見の違う人と話をすると、目の色が変わって、つよい口調で言い負かそうとします。賛成してくれる人が増えなかったのでしょう。
 わたしにも、きつい言い方をします。
 「お前は、出て行った鬼のような母親の子だ。やること、なすこと、そっくりだ」
 わたしは、義父の顔も目も見れません。
 遠くから耳に聞こえてくる父親の言葉はほめ言葉に聞こえました。
 わたし、お母さんの子どもだ。お母さんによく似ているって。
 嬉しいなあ。やること、なすことお母さんにそっくりだって。ほんとに?いつの間にか同じになったんだろう。
 お母さんによく似てますねえと言われて、嬉しくない女の子っていませんよね。
 
 父には、実の娘が二人います。長女は司法試験に合格して、東京で法律関係のお仕事をしています。毎月、お金を父親に仕送りしてくれています。時々、実家に帰ってきます。
 中学生になったわたしは、お母さん似なので、食事の仕度も手伝います。次女は近くの会社に勤めているので忙しいのです。お母さん似らしくわたしは、ほとんど毎日、食事の支度をします。
 「出ていったお母さんとそっくりだ」とまたホメてくれるかなあ。
 長姉が帰省した時は、三つ葉とか若々しい野菜の葉とか、香りのいい葉や芽をたくさん採ってきて、レシピの本を見ながら調理をします。
 長姉は、「これ、おいしい」「この味、ステキ」と喜んで食べてくれます。
 おいしいねと言う相手は次女です。私は、台所でくだものを切ったり、紅茶を入れたり、手作りのデザートを作って、そっと運んでいきます。
 長姉は、やっぱり次姉に、「おいしいよ」と言います。次姉も、義父も嬉しそうです。みんなが幸せそうです。
 「こんなにおいしくて、帰ってきてよかった」
 「よかった、よかった。またリフレッシュに帰っておいで」。
 わたしは、隣の部屋でひとりで、よかった、よかったと心の中で言います。
 誰の目も見れないのでひとりで、遠くの人の話すことを聞いています。わたしには、ますますお母さんに似てくるねえという絶賛の言葉に聞こえます。
 お母さん、ありがとうと心の中でつぶやきます。
 お母さんの顔が思い浮んで涙が出てきます。お母さんからもホメてほしいなと思います。いつか、きっといつの日か。

[3665-3] 谷川うさ子 2015/02/24(火)13:34
   ●聴覚と視覚と触覚

 わたしは、高校生になりました。
 長姉が月謝を出してくれたからです。次姉も、長姉が月謝を出してくれたので高校に行けました。
 高校生になったわたしには友だちがひとりもいなくなりました。
 「あなたの目が嫌だ」
 最後の友だちのひとりが言いました。
 わたしは、人の目を見ると目や顔が急に大きく見えるのです。迫って来る感じがします。
 映画やテレビで、危機が迫ってくるときに効果音が鳴り響きます。
 ジャン、ジャン、ジャン、ジャンジャン、ジャジャーンという効果音です。画面がクローズアップになります。人と向い合って話すとこんなふうに、言葉や声よりも、目が異様に大きく見えます。
 相手の人の目ばかりを見つめるので不安がられます。相手の人は、目をそらします。だからわたしも、ふいっと横の方を見てしまいます。

●再会して、言葉を聞き、目を見る

 結婚してくれた今の夫は、「目なんか見なくてもいいよ、いつか笑い合って話せる日がくるよ」と言ってくれました。
 長男が生まれました。
 小学生になったころです。
 玄関先で長男に話しかけると、聞いていないフリをして学校に行くことがありました。
 ああ、わたしの言葉や声が遠くに聞こえるんだなあと思いました。
 これではいけないと思ったのです。

 探して、家を出て行った母親と会いました。家を出ていくときにお腹にいた子どもは女の子でした。
 すっかり成人してステキな女性になっています。
 母親と会うとき、妹もいっしょに会いました。
 「お姉さん」と言ってくれました。目を見て顔も見て、「お幸せそうですね」と言ってくれました。
 わたしは、胸の中が熱く高鳴りました。
 「はい。おかげさまで。東子ちゃんもお元気?」と話します。もちろん目を見て、にこにこ笑顔で、妹と母親の顔も見ます。声も言葉が、耳に心地よく春のそよ風のようです。口笛を聞くようです。

■ポルソナーレのコメント

 日本人の脳の働き方は、聴覚が弱いのです。人間がものごとを分かるときは、視覚が40%、聴覚が30%、触覚が17%です。しかし人間の心、気持ちは、聴覚をとおして脳の中に入ってきます。
 人の心、気持ちを分かるには、聴覚のための学習が必要です。
 日本語は、どうしても聴覚を低く扱います。
 ポルソナーレのゼミでは聴覚のための学習を重要視しています。
 楽しい会話、心を通い合わせる対話のために学習をおすすめします。
>> スレッド[3665]に返信

[3664] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんから、2月1回めのポルソナーレのカウンセリング・ゼミの日程と、主な内容をご案内します。1 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/02/13(金)16:20
[3664-1] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんから、2月1回めのポルソナーレのカウンセリング・ゼミの日程と、主な内容をご案内します。1 谷川うさ子 2015/02/13(金)16:19
   みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんから、2月1回めのポルソナーレのカウンセリング・ゼミの日程と、主な内容をご案内します。

 みなさま、こんにちは。ポルソナーレの2月1回めのカウンセリング・ゼミの日程と、おもな内容をご案内します。

■「カウンセラー養成ゼミ」…2月14日(土曜日)・午後1時00分より
              2月17日(火曜日)・午後7時00分より
◎おもな内容……………全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
◎…………………………吉本隆明「心的現象論序説」による日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方
◎…………………………名古屋大学理学部・女子大生(19歳)の丸暗記と内扱いは何を破壊したか?
◎…………………………《傍証・16歳女性の相談の事例》
 「わたし、家で勉強に集中できません。女子校なので男の先生が好きで、その人のことを考えていつまでも鏡を見てしまいます」(16歳・高1女子)
◎ケーススタディ………『心的現象論序説』(吉本隆明)
◎エクササイズ…………抽象名詞文のイメージ療法
◎テクスト………………『初期ノート』(吉本隆明)
〈人々がやつとの思ひで手に入れた自由は屢々誇りを持つた人間にとつては、何
とも我慢の成らないやうな奴隷状態に、云ひかへれば愚昩にして残虐な愚民群の
支配に転化したのであつた。(ランケ)〉このランケの口振り。我慢のならない
出来具合である。こんなことを言つたとてそれが人間の幸福に何を加へるといふ
のか。
(エリアンの感想の断片 42ページ)

■「ゼミ・イメージ切り替え法」…2月14日(土曜日)・午後5時30分より
◎おもな内容……………全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
◎…………………………吉本隆明「心的現象論序説」による日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方
◎…………………………「5人に1人」の日本人の認知症(痴呆)は男性の認知が作用する!名古屋大学理学部・女子大生の「人を殺してみたかった」事件にみる父親の内扱いと丸暗記の脳の働き方を明らかにする!
◎…………………………《傍証・男性の相談の事例》
 「わたしは税理事務所の職員です。見まいと決心しても周囲の誰かれかまわず人の目をじっと見て、不快にさせます。この迷惑行為は治りますか」(36歳・男性)
◎ケーススタディ………『心的現象論序説』(吉本隆明)
◎エクササイズ…………抽象名詞文を身につけるイメージ療法
◎テクスト・Ⅰ…………『初期ノート』(吉本隆明)
僕は少数者の支配による圧政に抗して生起した大革命を、暴徒を信ずる。その動
機の現実性を信ずる。誰が結果のために行動するだらうか。実践はいつも動機だ
けに関与される。そして人間史は、ランケの言ふやうに又ヘーゲルのいふように
理念なるものによつて動かされたのではない。それは無数の動機の、しかも悲哀
ある動機の連続である。
(エリアンの感想の断片 42ページ)
◎テクスト・Ⅱ…………『人間の条件』・111(ハンナ・アーレント)
《 ウルの人アブラハムは、なぜ、神と約束し、その約束は契約となったのか?
 悪徳の都ソドムとゴモラは「10人の正しい人」がいなかったために焼かれ、滅
びた。それでも、アブラハムと神の約束の「10人の人がいれば滅ぼさない」が契
約として共同体に残った!!
 日本人は客観のbe動詞、sein動詞をもたない。すると、約束は禁制(タブー)
になり、合意は黙契(言葉なき行動のルール)となって幻聴と幻覚の共同幻想を
表象する!!
 言論なき活動の苦境を語るアーレント哲学をあなたに贈る!!》
第五章 活動
第三十四節 不可予言性と約束の力 1回目

●許しは宗教的な文脈で発見されたために、政治の領域では一度もまじめに取り上げられたことはなかった。それに対し、約束をしそれを守る力は、政治の理論と実践において、伝統的に並外れた役割を果たしてきた。この伝統は、ローマ法が基づいている「契約と条約の不可侵」、およびウルの人アブラハムに遡る。アブラハムは協定の力で人間世界のカオスに秩序をもたらした。
●不可予言性は、「反抗的で弱気」である人間の心を究明できないことから生じる。その根源は、人が明日はどうなるか分からないという人間存在の基本的な当てにならなさにある。また、活動自体が動く複数性という媒介物のために生じる。一つの行為の結果はそれが起る関係の網の目から生じるためである。人間が自分自身を完全に当てにすることはできないということは人間が自由であることへ支払う代償である。人間が自分の行為の主人でありえないことは、人間が自分と同じような他者とこの世界に住んでいること、この生がただの夢以上であることの喜びへ支払う代償である。

[3664-2] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんから、2月1回めのポルソナーレのカウンセリング・ゼミの日程と、主な内容をご案内します。2 谷川うさ子 2015/02/13(金)16:20
   ●「カウンセラー養成ゼミ」をご案内いたします
 名古屋大学理学部1年生の女子大生(A子)は、「誰でもいいから人を殺してみたかった」と中学生のころから考えていました。そして本当に、79歳の女性を手オノとマフラーで殺害しました。「森外さんには申し訳ないけど、殺したことは悪いとは思っていません」というのがA子の発言です。このような「人を殺してみたい」という思考は、日本人の脳の働き方というものが分からなければ、全く不可解です。ごく普通に成長して思春期になったことを考えると、日本人の誰にも共通する思考、脳の働き方があると考えるのが正しいといえるでしょう。両親が、「人を殺しなさい」と教えて育てたはずもないからです。ごく普通に考えられている育ち方、育てられ方の何が「人を殺してみたい」という思考をつくるのか?と考えると、日常の中に、「人」でなくても「社会的に意味のあること」を壊す、ということがあって、それが「人を殺す」に向かったと考えなければなりません。

 日本語の「文法」は、内扱い、外扱いということを奈良時代につくっています。日本人は、今も、この内扱い、外扱いのものの考え方をかかえて、そのとおりに実行しています。
 内扱いは、相手を不在にする(目的となる対象を分からなくさせる)、自分はこう思う、自分はこうしたという自分の「欲」だけを基準にして話し、そして行動する、それが内扱いのものの考え方です。すると、学校に行けない、仕事に行けない、毎日、遊び暮らす、貧乏でも平気、ということが起きるでしょう。

 外扱いとは、「○○恐怖」のことです。「恐怖」とは「こわい」ではありません。近づかない、かかわらない、無視する、学ばない、知りたくもない、ということです。日本人は、この「恐い」という言い方での「外扱い」で「何も学ばない」(何も学べない)、学ぶことを一切、放棄する、ということをやってきました。この中に、脳内ドーパミンだの不快の生化学物質だのをつくるので、人でなければ自分の脳も、身体も壊すことをおこなっています。

 こういうことのしくみを物語にしてわかりやすく、対策とともにレクチュアするのが、今年のポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。興味のある方は声をかけてください。わかりやすく説明します。

●「ゼミ・イメージ切り替え法」をご案内します
 ポルソナーレの脳の働き方の研究と開発では、人間は、脳の中のどこで、何を憶えているのか?が基礎の説明です。すると欧米人と日本人では脳の言語野で、つかっているところが全く違います。もちろん、日本人も欧米人と同じように思考することはできます。これにはちゃんとした学習と訓練が必要です。日本人でもこの学習と訓練に成功した人はいます。何を訓練したのか?を別問題とすると、その他の多くの日本人は日本人だけに特有の狭い、限られたことしか考えられない脳の働き方をしています。決して誰もが同じ脳の働き方ではないのです。
 それは、認知症になる人、ならない人の違いです。
 そして、それは、日本人にかぎっていうと、ほとんど男性の脳の働き方が土台になっています。その影響が、長崎県佐世保市事件、名古屋大学の女子大生の事件、和歌山県紀の川市の男子殺害事件です。
 今年のポルソナーレは、こういうことを「物語」にして分かりやすく説明しています。ぜひ、話を聞きに来てください。
 
◎お問い合わせは…TEL東京03(3496)6645
>> スレッド[3664]に返信

[3663] ポルソナーレから、日本の女性のとびきりすばらしい脳の働き方、日本語の学習の仕方の最新の研究成果をお知らせします!! 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/02/10(火)14:05
[3663-1] ポルソナーレから、日本の女性のとびきりすばらしい脳の働き方、日本語の学習の仕方の最新の研究成果をお知らせします!! 谷川うさ子 2015/02/10(火)13:44
   全日本カウンセラー協会・ポルソナーレから女性のあなたへ真実の愛のメッセージ!

ポルソナーレから、日本の女性のとびきりすばらしい脳の働き方、日本語の学習の仕方の最新の研究成果をお知らせします!!

 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、脳の言語野の心的領域といわれているところの脳の働き方を研究しています。そして、おもに日本の女性の最も望ましい脳の働かせ方を開発しています。
 現在、成果があがっているいくつかのお役に立つことで、関心をもっていただけそうなことをお知らせして、ポルソナーレの最新のカウンセリング・ゼミをご案内いたします。

 「男の人は自信満々に行動しているのに、しかし女性の自分は、生活の中のごく普通のことなのにひとつひとつのことを説明されなければ決められない、自信をもって取り組めない」
 「人が話している言葉を聞いていると、会話の最中なのになぜか、どうしてか、どういうわけか、自分の本当の気持ちが湧き起こり、どうしても言わずにはいられない言葉が頭の中にいっぱい、いっぱいになる」
 これは、日本の女性なら誰もがおこなっている脳の働かせ方です。
 人間の脳で言葉を憶えたり、思考する言語野は、ブローカー言語野でも「客観」を記憶する言語野です。英語やドイツ語の「文法」が記憶されているところです。
 日本語には「文法」はなく「構文」があるだけなので、気持ちや欲求や感覚をつくり出す原始的な領域で憶えたり、思考しています。

 女性は、目で見たり、耳で聞いたりしたことをそのまま分かるという脳の機能がありません。誰からか、何かからか学習しないと、話せないし、行動できません。
 多くの女性は、丸暗記の仕方を学習しています。
 日本人の丸暗記は「内扱い」といって、行動の対象が気に入れば気に入るほど壊すというしくみをもっています。

 人間の心身の安心と健康は、ものごとという対象を正しく認識する思考が保証します。
 これが人間の世界の永遠の法則です。そのためにポルソナーレのゼミがお役立ちです。
 女性のあなたのよりよい健康のために、ぜひとも学習をおすすめします。

[3663-2] ポルソナーレから、日本の男性へ今年いちばんの耳よりのニュース!!脳の働き方と日本語の学習の仕方の最新の得する果実をお届けします!! 谷川うさ子 2015/02/10(火)14:05
   全日本カウンセラー協会・ポルソナーレから男性のあなたへとびきりすばらしい真実の愛のメッセージ!!

ポルソナーレから、日本の男性へ今年いちばんの耳よりのニュース!!脳の働き方と日本語の学習の仕方の最新の得する果実をお届けします!!

 日本語の「文法」の已然形と未然形でものを考える、これがごく当り前の日本の男性の脳の働かせ方です。
 「これをしてください、あれをしてくださいと言われれば行動できます。しかし、仕事でも、人間関係でも、こうしてください、こんなふうにおこなってくださいと言われないことは、自信をもって行動できません」
 これが多くの日本の男性の脳の働かせ方です。
 理由があります。
 ひとつは、日本語のしくみが自然に成り立つことを良しとするからです。
 頭で考えてこうしたらいいんじゃないか、もっとこうすればいいのでは?と知的に工夫して、自然じゃなく人工的に作り上げることを人間的じゃない、と思考させるのが日本語の思想です。
 だから、何でも成り行きまかせになりがち。明日は明日の風が吹くと考える男性は多いのです。

 困ることは、恋愛や結婚の女性との人間関係です。
 「好きです。付き合ってください」(あなたは私と付き合わなければなりません)と一言一句はっきり言ってくれれば「はい、私もそのようにしたいと思っていました」と行動できて、関係が成立します。

 日本の女性は、「この男性はどういう男性か?」を認識する力はあるけど、その人の気持ちとかものの考え方を認知する脳の機能と能力はないのです。
 男性が話せば「ひとり言ふう」、行動すれば「無口、職人ふう」のどちらかの行動成立を「これで良し」とすると、歌の『東京ラブ・ストーリー』じゃないけど、スレ違い、見知らぬ他人のままの日々を今年も流されます。
 ここをちょっと分かれば脳の働き方が変わってとびきりすてきな関係をつくれます、とレクチュアするのがポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。
 もうすぐ青春の季節の春。
 あなたもポルソナーレの学習にとりくんでみませんか?
>> スレッド[3663]に返信

[3662] 「私は機械を修理する技術者。仕事には自信らしきものはあるけど、職場の人間関係は諦めています。女性にも結婚にも興味ありませんと平気な顔をしています」(42歳・男性) 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/02/06(金)15:52
[3662-1] 「私は機械を修理する技術者。仕事には自信らしきものはあるけど、職場の人間関係は諦めています。女性にも結婚にも興味ありませんと平気な顔をしています」(42歳・男性) 谷川うさ子 2015/02/06(金)15:51
   全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
相談の事例・ファイル7・男性の脳の働きの内扱いの物語

「私は機械を修理する技術者。仕事には自信らしきものはあるけど、職場の人間関係は諦めています。女性にも結婚にも興味ありませんと平気な顔をしています」(42歳・男性)

●あまりにもごく普通のことなので、誰も気がつかない日本の男性の「内扱い」の脳の働きの物語です。内扱いの到達点が、長崎・佐世保事件の女子高生と名古屋大・女子大生(19歳)の森外茂子さん(77歳)殺害(平成26年12月7日)です。
 秋葉原無差別殺傷事件の加害者加藤智大は憧れの人でした。
 女性が学ぶ男性の内扱いは何を諦めて、何を壊すのか?が明らかになる真実の愛の物語。

 日本の男性の脳の働き方は「認知」の能力はある、しかし「認識」の能力はない、ということが特徴。だから、男性は、認識の機能をもつ女性が怖い。女性との会話を諦めた男性は「認知症」になるっていうけど、女性への影響はどうなの?をレクチュアするのがポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。

 昨年(平成26年)の12月、名古屋大学も冬休みに入ろうという7日のお昼ご飯のころ、19歳の名古屋大の理学部一年生の女子が、77歳の女性を手オノとマフラーで殺害しました。
 なぜ?どうして?心の闇?といわれています。動機は何もなく、単なる「内扱い」という脳の働き方の到達点です。
 「内扱い」って何?と問われるほど珍しいものではありません。男性は「内扱い」で仕事や勉強をします。
 女性にはこの「内扱い」の認知はありません。誰からか、何からか学習して「認知バイアス」という脳の働き方でしゃべり、行動するだけ。
 こんな女性にどう関わればいいのか?苦悩する男性のリアルな脳の働き方の物語です。
          (ルポ・熊野クマ江)

 12月は楽しいクリスマスのシーズンです。お店の心休まるクリスマスツリーを見るともう一年も終わりだ、来年もいい年になりますようにと、心が晴々とします。
 こんな12月の始め7日のお昼のご飯どきのことです。
 誰もが名古屋名物のとんかつソース串カツか、温かいきしめんを食べて幸せな師走の風の中を歩いていました。
 名古屋市の昭和区にある学生向けのアパート二階建ての一階の一室で殺人事件が起こりました。1Kの部屋です。
 旧帝大の名門、名古屋大学の理学部一年生の女子学生(A子・19歳)が、知人の77歳の女性、森外茂子さんを殺害したのです。
 二人はこの秋ごろ宗教の勧誘を通じて知り合いました。
 その日は、宗教の集会に二人そろって参加しました。
 「お昼を食べましょう」と誘い合って集まりから脱け出して、女子大生A子のアパートの部屋に入ったのでした。
 A子は、手オノで殴り、マフラーで首を絞めて森外さんを殺害しました。そして次の日に宮城県仙台市の実家に帰りました。
 誰かが「森外さんがいません」と警察に届けたのでしょう。A子は、「森外さんを知りませんか?」と訪問した警察官から尋ねられました。
 「いいえ知りません。森外さんとは、昨日、玄関先でお別れしましたよ」。
 愛知県警は、森外さんを探しました。
 年が明けた平成27年1月26日になって、仙台の警察署がA子の自宅を訪問しました。「愛知県警が事情をおうかがいしたいと言っています」。
 A子は愛知県警の事情聴取を受けました。
 A子の許可を得てアパートの室内に立ち入ったところ、浴室に森外茂子さんの遺体が見つかりました。

[3662-2] 谷川うさ子 2015/02/06(金)15:51
    名古屋大のA子は、昨年起きた長崎県・佐世保市の同級生殺害事件の加害者A子によく似ている、そっくり、と報道されています。「人を殺してみたかった。誰でもよかったんです」という発言が同じだからです。自分のことを「僕」と自称することも同じです。
 猫やハムスターなどの小さい動物を殺すとか、人が飲むと害のある薬品に関心をもって同級生にこっそり飲ませることをおこなったことも「そっくり」の内容にあげられています。
 なぜ高校生の女子や女子大生がこんなことを考えるのだろう?しかも小学生のころから人の死に興味をもっていた、生き物を殺すことを考えてきたというのはなぜなんだろう?と誰もが思います。女の子というと、いずれは母親になり、恋愛や結婚をして、相手の人に優しくする天使のような存在ということを思い浮べます。思っていない人もいるかもしれないけど。子どもを産んで育ててくれるというのが女性についての変わらない共通認識です。
 それなのに、思春期の頃になって人を殺してしまった。この問題を分かるには、吉本隆明さんのいう心的領域ということを分かるといいのです。心的領域というのは、脳の言語野のことです。
 脳の言語野は、大きく分けて二つあります。ブローカー言語野の客観の言語野と主観の言語野です。
 ウェルニッケ言語野は主観の言語野に含まれます。
 日本人は、主観の言語領域で日本語を使ってものごとを考えます。
 主観の言語領域で、日本語を使って何を考えると人を殺すのでしょうか。
 それは「内扱い」という考え方です。「内扱い」とは、家の中の家族とか性的な関係のある「身内の人と同じように関わる」ということです。「外扱い」の人とは話さない、話してもすぐに終わる、というのが「内扱い」の考え方です。
 日本人は、この「内扱い」でしかものごととの関わり方を知らない人は、人を殺します。
 一部、修正します。「内扱い」で関わり、その上、ものごとを丸暗記する人は、人を殺すかもしれない、殺さなくても、いろんなものを壊します。
 名古屋大学・理学部の女子大生A子は、丸暗記、そして「内扱い」で人にも勉強にも関わったので森外さんを殺害することになったのです。
 証明のために説明します。
 A子は、自分のことを「僕」と言っていたそうです。女の子は、ふつう「わたし」とか「うち」(関西の女性)と自分のことを言います。
 女子が自分のことを「僕」と自称するのは、男性の行動を学んだからです。
 名古屋大・女子大生のA子はどういう男性の行動を学んだのかというと、「宮崎勉」「加藤智大」「麻原彰晃」「酒鬼薔薇聖斗」といった男性です。大学入学と同時にツイッターに書き込みをおこなっています。
 日本の女性は、A子に限らず、誰でも、他者のマネをします。模倣します。
 マンガの主人公のマネをして行動する人もいます。
 クラスに人気の女の子がいると、その人のクセとかしゃべり方、笑い方をマネします。『ベルサイユのばら』の女の主人公のオスカルが気に入った人はその日からジーパン、スカートは絶対にはかない、髪の毛はバッサリとショートにして「僕は」と言うでしょう。
 女性の欲の脳の視床下部の「視索前野」には認知のための機能がありません。この視索前野は副交感神経の中枢ですので、「左脳の客観の言語野」も働かせる「認識」の機能はあるのです。
 「認識」とは何か?というと似たようなものごとを比べて、違いや特徴を説明する知性です。これは客観ということです。
 日本人の女性は、ブローカー言語野・3分の1の「主観」で日本語の文法を使って学習します。ごく少数の女性しか「認識」のために知的に学習する人はいません。

 「大学に行こう」と決めた女性は、受験に備えて丸暗記で憶えます。
 丸暗記は、言葉の意味は無視して、問われたら答える、質問されたら正解を答えるということをいいます。「なぜ?」「どうして?」という問いには答えなくてもいいのが丸暗記です。
 行動だけが成り立つ。それが丸暗記です。主観の脳の働きの丸暗記は、体で覚えることと同じです。
 こういう行動の仕方が「内扱い」です。
 名大女子学生・A子は丸暗記と内扱いのセットで脳を働かせました。
 「内扱い」は、なぜ人を殺すのか?というと、かくべつ人を殺さなくても「内扱い」は、しょっちゅうものごとを壊すというしくみをもっています。
 「お前」と言うと内扱いです。
 もともとは「御前」で「神様の前」です。内扱いは神様の前を壊してイバり、尊大の言い方に変えます。「神様の前」を壊すのだから何でも壊します。
 「貴様」は「殿様」への呼び方でした。「キサマ!!」といえば罵(ののし)り、罵倒(ばとう)の言葉です。「キサマ!!」と言われた目の前の人が破壊されているのではありません。「殿様」という身分の高い人の地位が破壊されているのです。
 「内扱い」とは、日常的に何かを壊します。
 「対人恐怖」といえば「人が怖いことだ」と誰もが思っています。「外扱いの人」を「内扱い」で壊しています、というのが脳の働き方から見た真実です。
 名古屋大学・理学部の女子大生A子(19歳)は、どんな男性からどんな「内扱い」を学習したのでしょうか。

[3662-3] 谷川うさ子 2015/02/06(金)15:51
    松山健一さん(38歳・仮名)は、大学院で宇宙物理学を学びました。大手のテクノロジー制御システム部で、メンテナンスや不具合の修理を担当している技術者です。
 大学院ではよい研究をして、将来を嘱望されてきました。高収入を提示されたので現在の会社にお世話になると決めたのです。
 「機械のコンピューターの修理とか不具合の改善は、プログラムや作動の電気系統を即座にイメージして、発生した問題の原因をとらえることが重要です。わたしはひとりで問題の個所を見つけたり、解決に当るのは落ちついて取り組めます。入社してからずっと、研究感覚で仕事をしてきました。
 ところが、周りの人がいると、焦ってきて非常な重圧を感じます。周りの人の目がとても気になります。そんな筈はないのに自分が何かミスをしたのではないか?何かを指摘されるのではないか?と、オドオドして、やがて頭の中がまっ白になるのです」
 松山健一さんは、大学院時代には、二人の優れた先輩から気に入られて有益な助言をもらえました。先輩の山田八郎さんからは研究資料の見つけ方やインターネットでの検索の仕方を学びました。
 「この分野では、今、誰が最も優れているのかを見つける、その人の研究を初めから読んでたどってみるといいですよ」と言います。その人が見ている位置から研究対象が見えます。その人が気づいた課題も学べます」。
 このアドバイスは松山さんに大いなる自信と明るい勇気を与えてくれました。
 先輩の阿部秀一さんは、英文でのプレゼンテーションをどうおこなうか?の書き方やアピールの仕方をアドバイスしてくれました。「一方的に良い点だけを強調すると、飾りすぎて出来過ぎだと見られます。自分の研究の利点と不足点を明確にして、不足点の改善のメリットや解決の仕方も提示すると公平性、合理性をアピールできます」。
 松山健一さんはこの二人の先輩を師として研究をつづけました。自分でも意外なことにいくつかの企業から高給の提示を受けるほどに高く評価されて熱心に入社を誘われたのです。
 「お客さんの話をしっかり聞かなければならない、後輩が見ている中で仕事をする、上司にも報告の説明をしなければならない、これらのことにとても緊張するのです。
 人が見ているところで質問されると、話されている言葉を次々に忘れます。
 話し言葉のところどころしか記憶できないのです」
 松山健一さんは、仕事の中の会話では何か大事なことを記憶できていないのではないか?次々に消えていく話し言葉を、脈絡とか、物語の筋立てを思い浮べるように聞けない、頭の中のイメージにはいくつもの空白が生じて泡が浮んではじけるようだと言っています。相手の話す言葉の音声はたしかに耳に入ってきます。
 話されている言葉の一つ一つが、花、実、葉、枝というように形が鮮明なイメージとして思い浮ばないのです。
 電波の届き具合のよくない場所で携帯電話で話すときに、相手の人の言葉はとぎれとぎれに聞こえます。同じように人の言葉が曖昧で、はっきりしなくなります。
 松山さんは、日本人の男性の多くがそうであるように、丸暗記と内扱いの脳の働き方の体験を説明しています。
 日本人の男性は、日本語が已然と未然の文法であるために、ブローカー言語野・3分の1のゾーンの主観の領域で勉強をします。仕事もします。
 男性の欲の脳の視床下部の「背内側核」は性の欲の中枢です。
 GnRHという性欲の王者のようなホルモンを分泌します。
 この性欲は「空間認知」の機能をもっています。性欲の対象は女性です。
 対象は女性だと分かるように、どんなことでも行動の対象を目、耳、手の五官の知覚で「認知」します。
 ですが、「認識」するわけではないのです。性の欲の助成を認知しても、A子さんとB子さんの違いとは?を分かる認識の機能はありません。
 だからひたすら丸暗記して自分の行動を立ち上げるしかありません。対象は、女性にしろ、勉強の知識であるにせよ、仕事の知識も何でも、行動することです。行動すれば対象と自分がつながります。
 男性の丸暗記の仕方は二通りです。一つは、職人のように技術を丸暗記する。知識を丸暗記して行動を可能にするタイプ。
 もう一つは、人にしゃべる話し方を丸暗記する。行動は二の次。おしゃべりという行動を可能にして人に命じたり説明をするタイプ。

[3662-4] 谷川うさ子 2015/02/06(金)15:52
    松山健一さんは職人のように体の行動だけを可能にするタイプでした。
 これは、人間関係を外扱いにします。人間関係ならどんな関係も内扱いの関わりしかできません。
 丸暗記とは、内扱いそのものです。
 「職場には女性がいます。わたしは女性と話すと頭がまっ白になり、体が震えるくらい緊張するのです。なんで、他の男には彼女がいて、自分にはいないのか、と思うと心の中が苦しくなります。女性を憎む気持ちになります」
 松山さんの女性についてのイメージは、日本の男性の多くが一度ならずとも何度も思い浮べています。憎む、苦しくなるのは、内扱いがつくります。「お前」「貴様」と同じ破壊のイメージです。日本人の父親が、自分の娘に辛く当るのは内扱いの破壊のためです。
 男性が女性を内扱いすると破壊するイメージが思い浮びます。認知バイアスになって「誰でもいい」と壊すイメージが広がるとバッド・イメージといいます。
 宮崎勉や加藤智大などはこの内扱いを認知バイアスにした男性です。行動が止まると認知バイアスは殺害に変わります。
 女性は、男性の認知バイアスの認知の仕方を学習します。内扱いで暗記するのです。長崎・佐世保事件の同級生殺害の加害者A子(16歳)は、父親から学びました。

 名古屋大学・理学部の女子大生A子(19歳)は、松山健一さんと同じタイプの「男性の認知」のバイアスを学習したのです。
 「わたしは、歌を歌うのが好きです。一人で家にいる時も、歌を口ずさみます。歌を歌わないときは、ひとり言でしゃべります。もうひとりの自分がいて、対話するように質問したり、返事をするのです。会社の仕事中にも頭の中で歌か、ひとり言の言葉を思い浮かべつづけているのです。
 私の父親も、よく一人で歌を歌っていました。
 父親は、母親に怒鳴るような言い方で頭ごなしにきめつけて一方的に話す人でした」
 松山健一さんの父親の認知の仕方は、自分がこう思ったらそうに決まっている(認知バイアス)、自分の好きなことは肯定して不快なことは否定する(肯定性バイアス)、です。内扱いがつくり出す日本の男性だけのバイアス思考です。
 松山健一さんは、大学院生時代に先輩にあたる女性から誘われてデートしたことがありました。一年くらいのお付き合いでした。
 「交際はやめましょう」と女性から切り出しました。
 「あなたは、わたしと話をするとき、目も顔も見ていただけないので心細くなりました。右の上か、左の上かのはるか遠くを見ながら話しますね。わたしのことを見ていないのが分かります。話題は、誰かの批難かアラ探しのことが多かったと思います。わたしは自分のことを言われているように罪人のような気持ちになりました」。
 内扱いの認知バイアスは対象について正しく分かることができないことが理由でつくられる思考です。
 長崎・佐世保市事件のA子(16歳)は、このような認知バイアスを弁護士であった父親から学びました。女性の視床下部の視索前野には「認知」の機能が無いので、父親から認知の仕方を学習します。
 もし母親から学んだ女子(男の子も)は、行動が不安定な認知を学ぶことになります。すると、このタイプの思春期の女の子のほとんどが性の対象としての自己をつくって交感神経を働かせます。男性の認知を学ぶために性のつくるロマンスに胸を高鳴らせてダイエットやお化粧づくりやファッションに気を配るのです。
 長崎・佐世保市の女子高校生は、「ぼく」と言い、父親を金属バットで殴り、重傷を負わせました。
 父親が嫌いだったのではなくて、内扱いで親しく思い、父親のしゃべることが分からないので父親の話すことや行動をヨソ者扱いにしたのです。殴り、重傷を負わせたのは内扱いの中のヨソ者だからです。
 名古屋大学・理学部の女子大生A子(19歳)も、父親の認知バイアスのおしゃべりと行動の仕方の「認知」を学習しました。
 それは、松山健一さんが一年間だけ交際した女性がお別れの理由にしたように一人でクスクス笑い、ひとり言のように怒り、いつまでもノンストップでしゃべりつづける父親だっただろうと推察されます。
 女性は、子どもの頃に松本健一さんが話すような他者の批難を聞くと、これを「認識」として記憶します。丸暗記で憶えること以外のことを全部バッド・イメージの対象として、内扱いで壊すのです。

 名古屋大学の女子学生A子は警察の事情聴取で「なぜ殺したんですか?」と尋ねられました。
 「森外さんが部屋に入ってきたからです」が答えです。そんなことで?と不思議に思うかもしれませんが、これが本当の殺害の理由です。家の中は自分の「内」です。大学受験の丸暗記の勉強も終わったし、あとは壊すだけの毎日になりました。A子は12月になって、大学に休学届けを出していました。
 大学で勉強することを壊したし、次は、親しく内扱いの関係になった森外さんを殺害して壊すしかないなあと思っていたのでした。

 松山健一さんは、女性と話をしてよりよいコミュニケーションをおこなえる前に、職場の中で、どんな人にも正しく伝わる話し方、説明の仕方を学習することが大切だと思い至りました。
 「いつも5W1Hにもとづいて話す。山下秀雄の教えるように相手の列車に乗り、相手が見ている車窓から同じ光景を見て話す。こういうことを真剣に取り組んでみようと思います」。
 日本人の多くの男性は、「自分はこうした」「自分はこう思う」という認知だけを話します。松山健一さんは、認知だけのディレンマに気がついて、こんなに嬉しいことはありませんと語ります。
>> スレッド[3662]に返信

[3661] 私は主婦。高校時代の恋愛で彼に裏切られても忘れられず、その後、男性にも女性にも自信がなくなっています(39歳・女性) 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/02/03(火)12:26
[3661-1] 私は主婦。高校時代の恋愛で彼に裏切られても忘れられず、その後、男性にも女性にも自信がなくなっています(39歳・女性) 谷川うさ子 2015/02/03(火)12:25
   全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
相談の事例・ファイル6、女性の脳の働きの物語

私は主婦。高校時代の恋愛で彼に裏切られても忘れられず、その後、男性にも女性にも自信がなくなっています(39歳・女性)

●誰も知らない脳の働き方から見た女性の物語。何も知らない、何も憶えられない、何も分からない女性の心と体の心象風景。生きられる光の道とどう出会い、どう見つけられたのでしょうか。

日本人の女性と男性の脳の働き方は、吉本隆明のいう心的領域では全く違います。
女性と男性が一致するのは脳の言語領域の言葉だけ。ここが分からないとどんなに仲が良くても孤立の冷たい風で心が震えますと、レクチュアするポルソナーレのカウンセリング・ゼミ

 高校生の頃は、恋愛で充実した学校生活を送った小川町子さん(39歳・女性・仮名)の物語です。
 今は、2人の男の子を育てている主婦です。夫は、金融工学を学んで投資会社で働いています。温厚で、人当りがいい男性です。
 でも、小川町子さんがかつて恋愛した中のどの男性でもありません。
 週に3日パートで働いている町子さんは、職場の噂が気になります。
 職場に行くと腰が痛み、頭痛が起こるのも辛く思っています。
 高校の3年間の恋愛で対人のエネルギーを使い果してしまったのでしょうか?
          (ルポ・熊野クマ江)

《相談の事例・ファイル6、小川町子さん(39歳・女性・仮名)の脳の働きの物語》

 小川町子さん(仮名)は、茨城県でも大きな街に住んでいます。納豆の生産で有名な県です。納豆の好きな人は、ここに住めば健康まちがいなしと嬉しくなる地方都市です。ひところは原発の影響で納豆づくりも減りました。今は、インフルエンザの予防にも役立つという説にも支えられて納豆づくりは活発です。
 小川町子さんと会ってお話を聞いたのは、城下町の水戸偕楽園から梅の花が咲いたという便りが聞こえてくる季節でした。
 空は青く、雲はひとつもなく、陽がさんさんと照って暖かく感じられるはずですが、風は冷たい日でした。
 日本海側は、雪が降りつづいているとテレビのアナウンサーが、気圧配置の地図を説明しています。

 「私、結婚して男の子が2人います。中学2年生と小学5年生です。家計のためというよりは、家にいると無気力になって、ほんとうに何もする気がなくなるので、週に3日ほど近くのコンビニエンスストアでパートで働いています」
 小川町子さんの話は、パートに働きに行くと、腰が痛くなるということから始まりました。
 腰が痛くなる話なら、病院に行って診察してもらうのが普通の筋道立った考え方です。小川町子さんは、日曜日とか、家にいるときは腰が痛いと気にはなりません。職場に行くと腰がどんよりと重くなり、イスから立ち上がるとき、机から離れて動く瞬間にズンと痛みを感じます。
 職場のスタッフの人たちの話し声のさざめくような笑い声が聞こえてくると、顔のこめかみのあたりから目の方向に向かって痛くなります。こめかみは、耳の上の辺りから目尻の顔の部分です。
 「職場で、じっと考えごとをして、辛い気持ちをガマンするために歯をつよく噛んではいませんか?」
 小川町子さんの顔は、暗くくもって悲しげな表情になります。頭の中に思い浮んだイメージのとおりがそのままの気持ちになって目にあらわれてくる女性のようです。嬉しい時はバラの花が咲いたようにパッと満面の笑顔になるのでしょう。小川町子さんはいつの日か、いつの頃からか、心から晴々と笑ったことがないと話します。
 家では、2人の男の子も夫も胸の痛むような思いをしているにちがいありません。

[3661-2] 谷川うさ子 2015/02/03(火)12:25
    「職場に行くと、職場の人たちの言っていることが、私の噂をしているように思えるんです」
 町子さんは、人が自分のことについて何か言っているのではないか?とどうしても考えてしまうのですと話します。もちろん職場は誰にとっても与えられた作業をルーティーンの環の中でおこなう場所ですから、噂話をしながら一日を過す人はいないことは、町子さんにもよく分かっています。
 人は、自分のことをどう思っているのか?という不安をもつ人は、自分について何か関係のあることを話すのではないかということに注意を向けます。
 命じられた仕事はおこなわなければなりません。それとは別に、この人たちは私のことをどう思っているのだろうか?と考えれば、いつしか知らず知らず奥歯をつよく噛みしめます。こめかみは痛くなるでしょう。

 「家では、腰やこめかみの痛みはどうなのでしょう?」
 「家では、腰もこめかみも、顔の目の周辺の痛みもありません。何もする気がなくなり、だらだらと過してしまいます。食事も買ってきたものとか、レトルト食品だとかで間に合わせます。心の中はいつも寂しくて、哀しい気持ちがどんよりして何かをやらなければという気になれないんです。頭の中にモヤか霧がたちこめているのが、ここ何年もつづいているんです」
 小川町子さんは、自律神経の話をしています。
 書店に並んでいる自律神経にかんする書物は人間の首から下の内臓や血管や筋肉と自律神経の説明が書いてあります。自律神経は、人間の脳にも中枢神経があります。脳を働かせる自律神経が、首から下の内臓や血管や筋肉を動かしています。
 小川町子さんは女性です。
 女性は、脳の「左脳」の言語能力を働かせる交感神経の以外は、全部、副交感神経が支配しています。
 脳の「左脳」のような言語能力も、ブローカー言語野の「3分の2」の言語野が交感神経で動くだけで、言語能力をつくり出すのは副交感神経です。
 日本の女性は、身体の運動をして交感神経を働かせるか、欧米人の女性のように英語やドイツ語の文法を完全に習得しない場合は副交感神経中心の脳と身体の働きになります。
 小川町子さんにこの話をしました。
 「副交感神経が優位に働くと、腰が痛くなるとか、こめかみが痛くなるんですか?」
 副交感神経がもっともハッキリした形で働くのは血液を送る血管です。
 副交感神経は血管を広げてゆるめます。すると血管を収縮させるために生化学物質がどんどん分泌されます。生化学物質の一つにアセチルコリンがあります。このアセチルコリンが皮膚、関節、筋肉につよい痛みをつくります。セロトニンが不快な気分をつくり出します。

[3661-3] 谷川うさ子 2015/02/03(火)12:26
    小川町子さんが自律神経の副交感神経を優位に働かせるようになったのは高校1年生の頃からでした。
 「高校1年生になったばかりの4月に、同級生の男の子にとってもかっこいい人がいたのです。身長180センチ、体重63キロ、脚がすらっと長くて顔も見ているだけでうっとりするくらいカッコよかったのです。髪型も洗い立てのようにサラッとしていて、フランス製のせっけんの香りのするような人でした」
 うっとりするくらい顔立ちのカッコいい男の子だったから、町子さんは交際を申し込みました。
 名前は山田五郎さん(仮名)といいます。山田五郎さんも、ぜひ、付き合いたいという返事です。町子さんは、なんてすてきな高校生活が始まったんだろうと胸が爆発するくらいドキドキして嬉しくてたまりませんでした。
 勉強も楽しいし、学校の行き道は、早く学校に行きたくて全力で走っていきたいくらいです。
 「交際は始まりましたが、二人で会っても何も話せないんです。二人で歩いても、何を話していいのか分かりませんでした。五郎さんも黙っています。顔をチラと見ると優しげな表情なので、私は好かれているということは痛いくらいに分かりました。でも、何をどうすればいいか何も思い浮ばないのです」
 町子さんは、毎日、メールを交換してメールでおしゃべりをしようと申し出ました。
 五郎さんも、それはいいねと喜びました。毎日、メールを交換して、会っても自由に、思うとおりに話ができるようになりました。高校1年も半ばの頃です。
 それからしばらくして町子さんと五郎さんは、性の関係になりました。
 「高2の時は、もう雲の上を歩いているかのような最高に楽しい毎日でした。最高の彼は、最高にカッコいい。顔も、話し声も、そして性のことも。初めて好きになった人だから何もかも楽しくて、私は自分の全てをさらけ出しました」と町子さんは言います。

 町子さんのこの五郎さんとの交際の話は、ふつうは恋愛の物語として聞きます。
 じじつ、全くそのとおりの恋愛の中の出来事です。
 どんな女性、そして男性の恋愛も、脳の中の自律神経の働き方の出来事と経験です。
 女性は、性の行動を起こす視床下部の中枢神経はありません。視索前野が女性の中枢神経です。副交感神経の中枢です。恋愛という性をともなう性のための行動には、交感神経の働きが必要なのです。では町子さんはなぜ、五郎さんに交際を申し込んだのか?というと、学校の勉強とか人間関係とか、社会のこととか、どんなことでも学習するということが女性にとっての自律神経の交感神経の働かせ方になるのです。
 この学習が日本の女性にとって大きな問題です。学習というのは長い間のつみかさねで学ぶことをいいます。
 暗記とか、丸暗記のことではありません。学習とは「きまりごと」を認識することだからです。
 小川町子さんは、学習がうまくいかない困難をかかえて高校生になったのです。
 こういう場合、日本の多くの女性は、視床下部で交感神経を働かせようとします。それは、視索前野から腹内側核に働き方を変えることです。ちょっとダイエットをするとか、すこし食欲をガマンするとかでそれは可能です。
 カッコいい男の子にうっとりする人は、自分だってカッコよくしようと思うでしょう。
 たったこれだけで腹内側核が働いて、性の欲が発動します。
 カッコいい男の子と交際すると、女性のありったけを出してステキに見せようとするでしょう。すると、男性と同じ性の中枢神経の背内側核が働いて、GnRHという性の欲の王様(男性には)のようなホルモンが分泌します。
 女性は、GnRHが分泌して女王様になれるのです。

[3661-4] 谷川うさ子 2015/02/03(火)12:26
    「楽しい日々がつづいたのは、3年間だけでした。
 五郎さんは180度ガラッと変わったのです。
 私よりも、男の友だちと付き合うことを優先しはじめました。
 高校を卒業したら結婚しようと言ってくれていたのです。
 それが、突然、大学に行かなくっちゃと言い始めました。私は、結婚するものとばかり思っていたので、勉強はしていなくてトリ残されたのです」
 日本人の多くの男性は、視床下部の背内側核に空間認知の機能をもっています。だから、性の欲の対象に向かってダイナミックに行動できます。行動できるのですが、行動するとは限りません。
 認知の機能はもっていますが、認識の機能はないからです。
 話をするとか、説明するとかの能力が認識です。「自分はこうした」「自分はこう思う」というのは説明ではありません。
 「なぜならば」と言えるのが認識です。五郎さんは、この「なぜならば」と言える男性にならなければ、と考えたのかもしれません。
 町子さんは、性の関係をとおして男性のこのようなものの考え方の世界の入口を少しだけ見たのです。だから、「五郎さんの気持ちって何だったのだろう?」とずっと気になりつづけてきたのでした。
 「でも、まだ分からない」というのが町子さんの「人は自分のことをどう思っているのか?」という不安だったのです。

 「そういえば」と町子さんは言います。
 「我が家には男性が3人もいます。昔の五郎さんのことばっかりを思い出しては気にしつづけていました。
 本当は、男性の夫、男性の2人の子どもたちとお話をすればよかったんですね。あなたはどうしたのか?ではなくて、このものごとについてどう考えますか?っていう会話をすべきでした」
 町子さんはこんなふうに話します。
 日本の女性も、脳に認識の機能をもっています。しっかりお話をすると、どんなことでも「これは正しい」「これはちょっと変だね」と判断するために脳は働きます。
 がんばれ、がんばれ町子さん。町子さんの表情はバラの花が咲いたようにものすごく豪華に見えました。
>> スレッド[3661]に返信

[3660] ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、この平成27年1月度のゼミで、『カウンセラー養成ゼミ』『ゼミ・イメージ切り替え法』ともに、第16期が終了します。 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/02/02(月)13:56
[3660-1] ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、この平成27年1月度のゼミで、『カウンセラー養成ゼミ』『ゼミ・イメージ切り替え法』ともに、第16期が終了します。 谷川うさ子 2015/02/02(月)13:55
    ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、この平成27年1月度のゼミで、『カウンセラー養成ゼミ』『ゼミ・イメージ切り替え法』ともに、第16期が終了します。一年間の厚い御支持をいただきましたことに心よりの御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
 平成27年2月度よりは、第17期のゼミを展開いたします。ひきつづき、変わらない御支持をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 平成27年2月度よりの第17期のポルソナーレのカウンセリング講座(カウンセリング・ゼミ)は、『カウンセラー養成ゼミ』(プロ「教育者」対応カウンセリング・ゼミ)、『ゼミ・イメージ切り替え法』(女性のためのカウンセリング・ゼミ)とも、次のようなことをレクチュアの方針にします。
 分かりやすい事例をあげてご説明いたします。

 大嶋利佳(株式会社スピーキングエッセイ取締役講師代表、一般社団法人日本経営協会専任講師。女性受講者が7割を占める「代官山カラテスクール」の指導員・おおしまりか)は、『なぜあの女(ひと)の話し方は、強くて美しいのか?』(三笠書房)の中で次のように書いています。
 (リライト・再構成)

 仕事をしていると自分自身を励まし、力づけることが必要な場面も多くある。「今日もがんばろう」と自分に気合を入れることもあるだろう。
 でも「がんばる」という言葉には気をつけたい部分がある。
 それは、自分で自分を励ますために言うならともかく、他人には言わないほうがいいということだ。
 上司とこんな会話をしたことがないだろうか。

 「この仕事、明日までにできるかな?」
 「はい、がんばります」
 「昨日頼んだ資料、午後までにできるよね?」
 「はい、がんばっていますから」

 もちろん、真面目に取り組んでいる姿勢をアピールするのは悪いことではない。
 だが、わざわざ「がんばります」という返事をするのは相手にも自分にもあまり良い効果を生まない。
 相手に、「私はがんばっているんですよ、認めてください」と暗に要求していることになるからだ。
 それは、仕事の予定や進捗状況を知りたいだけの上司からすれば余計なことである。
 また、自分にとっても「がんばっているのに認めてもらえない」という不満の種をまく行為だともいえる。

 「明日までにできる?」と尋ねられて「がんばります」の言葉で応じた場合、あなたにとっても上司にとっても意味はない。
 むしろ上司は「大丈夫か?がんばったけどできませんでしたという結果にならないか?」と不安になる。
 答えるとしたら「明日までにやります」と期日を約束したり、「もう半分できていますから、明日の午前中には全てできる予定です」と進捗状況に加え、これからの見通しを伝えたりしてこそ上司も安心できる。
 そのように具体的に応じれば上司も「彼女はよくがんばってくれている」という気持ちをもってくれるだろう。

[3660-2] 谷川うさ子 2015/02/02(月)13:56
    また、自分自身の励ましのために「がんばる」を使うときももう少しひと工夫してみよう。
 たとえば「今年こそ英語をマスターするようがんばろう」「ダイエット、がんばろう」では、何をがんばるかが具体的ではない。
 そこで「欠かさずラジオ講座を聞くようにがんばろう」「一日一万歩、必ず歩くようにがんばろう」と具体的に言うようにしよう。
 そうすれば、行動に結びつく。そして、それができるようになったら「がんばろう」はやめる。「する」と言いきろう。
 「欠かさずにラジオ講座を聞く」「一日、一万歩歩く」。
 こう言い切ることで目標達成へ近づくことができる。
 なにより、やったかやらなかったかがはっきりとわかる。
 
 「がんばろう」の困ったところは、「がんばったか、がんばらなかったか」に客観的な基準がないことだ。
 ウォーキングならば、「一万歩を目標にがんばったけど、5000歩しか歩けなかった。でも、がんばったからいいよね」とつい自分に甘くなる。
 「一万歩、必ず歩く」なら、「5000歩だった。一万歩には足りなかった」と認めざるをえない。「がんばったからいいや」という甘えが入る余地がない。

■ポルソナーレからのメッセージと、カウンセリングの見地からお伝えすることについて

 大嶋利佳の『なぜ、あの女(ひと)の話し方は「強くて美しい」のか?』の中の「がんばりますをやめてみよう」の一節をご紹介しました。
 大嶋利佳は、「がんばります」「がんばる」という言い方は、自分を励ますための言い方なら有効であると説明します。
 他人にたいしては「がんばります」とは言わない方がいいとアドバイスします。
 「明日までにおこなう」とか「明日の午前中に完成します」などの客観的な基準が話されていないからだ、が「やめた方がいい」理由です。
 何をがんばるのか?と具体的に言うことが大事だと言うと美しい言い方になります、といいます。そして、「がんばる」という言い方をやめて、「する」(おこなう)と言うと、実行しないことの甘えがなくなるといいます。
 「がんばります」と言うと、実行できなくても、指示された仕事が完成しなくても、「私はこんなにもがんばった。私のがんばった姿勢は認めてほしい」という甘えが出てくる、というのが「する」と言おうの理由です。
 「よくがんばった」ともし上司が言わなければ「がんばった」姿勢を認めてくれなかった不満を抱えることになる。「する」(おこなう)と言えば、実行できなかった結果を認めざるをえなくなる。次の行動では、「いつまでに、何を、どのように実行するか」という取り組み方の言葉を言えるだろうといっています。

■ポルソナーレは、この「がんばります」をどのように見るのか?どのように理解するのか?をお伝えします。大嶋利佳のあげている事例を物語ふうに構成してみます。

 山田順子さん(仮名・35歳)は、小売り店のグループ会社の本社に勤めています。
 仕事は、小売りのグループの各店に、売り上げを伸ばすための営業戦略担当者に営業戦略上の提案をおこなうことです。
 日本の経済社会は、長い間物価が下がるというデフレ不況がつづいてきました。働く人の賃金は上がらない、しかし円高で輸入物価は高いので、小売りの経営はコスト削減を強いられて苦しい経営がつづいていました。
 そこへアベノミクスとか日銀の異次元金融緩和が始まりました。
 小売り業は「安く売る」という売り方だけでは商品を売りにくくなりました。円安になり、輸入物価が高くなって、商品の原材料費が高くなったからです。
 山田順子さんは、上司の山口部長から、販売会議の資料の製作を頼まれました。

[3660-3] 谷川うさ子 2015/02/02(月)13:56
    「この仕事、明日までにできるかな?」
 「はい、がんばります」

 大嶋利佳は、山田順子さんの「がんばります」の言葉がよくないと言っています。「明日までに完成します」か「明日の午前中に完成の予定です」と言うべきであるとアドバイスをします。
 しかし、ポルソナーレが上司の山口部長と山田順子さんの会話を検討すると大嶋利佳とは違った理解になります。
 上司の山口部長は「この仕事、明日までにできるかな?」と尋ねています。「できるかな?」と問いかけています。
 この「できますか?」の問いにたいして「がんばります」と山田順子さんは答えています。
 山口部長は山田順子さんに「できるかどうか?」という作業の行動について質問をしています。
 日本人の脳の働き方は、ブローカー言語野・3分の1の主観の言語野で成り立っています。ここは吉本隆明が『心的現象論序説』(角川文庫)で説明している心的領域です。吉本隆明が「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』昭和42年11月・東京医科歯科大学お茶の水祭講演)でのべている「人間の本質」の共同体を表象させる領域の「言語」「概念」「文法をつくる規範」をつくる言語領域ではありません。
 「客観」ということを認識してこれを言葉にする、会話する、お互いに了解し合う、複数の人々と合意し合うという言語領域ではないということです。
 欧米人は、この言語領域(ブローカー言語野・3分の2のゾーン)で、be動詞やsein動詞を成り立たせています。原則として客観についての思考ができる人が多いのです。

 山口部長が、山田順子さんに「この仕事、明日までにできるかな?」といえば、身体を使った行動が可能かどうか?を質問しています。
 日本の男性の脳の働き方は、大脳辺縁系(動物の脳)にある視床下部(欲の脳)の中枢神経は「背内側核」(はいないそくかく)です。
 背内側核は「性の欲」の中枢です。GnRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン・ペプチド10個)という性欲のホルモンを分泌します。
 男性は、「空間認知」の認知の脳の働きの機能と能力をもちます。
 欧米人は、ブローカー言語野・3分の2の客観の言語領域で「空間認知」の働き方を「認識」のための脳の働き方に変えています。
 山口部長は、山田順子さんに「この仕事」(は)という対象について尋ねていません。「できるかな?」と行動の可能を問題にしています。
 山田順子さんは山口部長から「できる?」(実行は可能ですか?)と問われました。「できるかどうかは確約できません。しかし、完成できるように、最善を尽します」とお返事をしたのです。

 「昨日頼んだ資料、午後までにできるよね?」と山口部長が尋ねています。
 「はい、今、がんばっていますから」と山田順子さんは答えています。

[3660-4] 谷川うさ子 2015/02/02(月)13:56
    ここで山口部長は「できるよね?」と尋ねています。ここでは「資料」という言葉が言い表わされています。資料というのは、販売をどう伸ばすか?についての販売を促進する責任者への提案の資料です。山田順子さんは、マーケティング改革のための資料を作成しています。
 小売店の売り場を商品の品目別につくるのではなくて、お客様のライフスタイルを基準にした売り場づくりを企画しています。企画の内容を分かりやすく説明するための資料を作成しています。山田順子さんは、いくつもある小売店の地域のお客様の年齢層や性別の傾向、一日のご来客数の動向のおおよそを調査しています。
 参考にしているのは、バブル全盛期の頃の糸井重里のキャッチコピー「おいしい生活」「不思議大好き」です。
 「見守りできずな生活」というキャッチコピーを考えました。高齢者のライフスタイルのイメージです。入浴用品と健康食品で小さなブロックのコーナーを構成しました。やはり、高齢といっても女性と男性は健康のライフワークが違います。
 山口部長は「昨日頼んだ資料は?」と尋ねました。「どういう資料を企画していますか?」とは尋ねません。
 「内容によっては、会議日延べしてもいいですよ」とは言いません。日本の男性は、行動のことには関心をもっても対象のことについては認知の能力がないのです。
 よっぽどの少数の男性しか「資料の作成の進み具合はどうでしょうか?何か手伝うことがありますか?」とは尋ねません。
 山田順子さんは、山口部長と販売担当の皆さんに喜んでもらえて、会社の小売業界の低迷状況にある中で、なんとか経営改革によって営業利益を伸ばそうといっしょうけんめいに考えているのです。

 日本の女性は、脳の働き方は主観の言語領域で日本語を話し、言い表します。
 視床下部の女性の中枢神経は「視索前野」(しさくぜんや)です。副交感神経の中枢です。
 すると、交感神経の「認知」の働きはありません。
 だkら、男性が「できるかな?」「できるよね?」と認知の言葉を言うと、内心で、あれ?この質問ってちょっと変だなとは思っても、「はい、がんばります」と言うよりほかはないのです。
 山田順子さんのようによい企画を考える力をもっている人でも、「はい、今、がんばっていますから」と内心、いまいましく思いながらも答えざるをえないのです。
 
 女性が、内心、ちょっと変だなと思うのは、視索前野が左脳の言葉の神経伝達のA6神経といつながっているからです。A6神経は言語能力のための神経伝達です。女性は、認識の能力と機能をもつのです。だから山田順子さんのように日頃から論理思考の学習をしている女性は、小売りのライフスタイルの企画を考えることができます。
 『人間の条件』(ちくま学芸文庫)を書いた哲学者のハンナ・アーレントも女性です。
 『グローバル・スーパーリッチ・超格差の時代』(早川書房)を書いたクリスティア・フリーランドも女性です。女性は、日本人でも、本当の知性を求めて思考しているので、社会がどんなに不安でいっぱいになっても、ちゃんと希望はあります。

■ポルソナーレは、この第17期からは、この山田順子さんの物語のような方式でカウンセリング・ゼミをお伝えします。そして、「認知バイアス」を中心につくり出される病理を解消し、より楽しい生活をおくれるような脳の働き方を発達させていただきます。
 ぜひ、どうぞ楽しみにご期待ください。
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[3659] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんから、一月二回めのカウンセリング・ゼミの日程と、おもな内容をご案内いたします。1 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/01/23(金)14:01
[3659-1] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんから、一月二回めのカウンセリング・ゼミの日程と、おもな内容をご案内いたします。1 谷川うさ子 2015/01/23(金)14:00
    みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんです。一月二回めのカウンセリング・ゼミの日程とおもな内容をご案内いたします。

■「カウンセラー養成ゼミ」…1月24日(土曜日)・午後1時00分より。
              1月27日(火曜日)・午後7時00分より。
◎おもな内容……………全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
◎…………………………吉本隆明「心的現象論序説」による日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方
◎…………………………《女性の相談の事例》女性が認知する男性、男性が認知する女性
◎…………………………「私は子どもが3人います。夫は不動産の経営者です。私は、結婚生活がつまらなく、朝が来るのがこわいのです」(35歳・女性)
◎ケーススタディ………『心的現象論序説』(吉本隆明)
◎…………………………『ライアーズ・ポーカー』(マイケル・ルイス)
◎エクササイズ…………抽象名詞文の練習のイメージ療法
◎テクスト………………『初期ノート』(吉本隆明)
そして秘やかな夜が来た。勿論、三月の外気は少し荒いけれど、それはあたかも
精神の外の出来事のやうだ。夜は精神の内側を滑つてくる。甍(いらか)のつづ
き。白いモルタルの色。あゝ病ひははやく癒えないだらうか。
僕は言ひきかせる。〈精神を仕事に従はせること〉。
(夕ぐれと夜との独白 28ページ)

■「ゼミ・イメージ切り替え法」…1月24日(土曜日)・午後5時30分より。
◎おもな内容……………全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
◎…………………………吉本隆明「心的現象論序説」による日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方
◎…………………………《女性の相談の事例》女性の父親から受け取る認知と認識の仕方
◎…………………………「私は、父親が嫌いです。食事のときに人のことを悪く言い、私のこともけなし、性格が悪いと言うからです」(20歳・女性)
◎ケーススタディ………『心的現象論序説』(吉本隆明)
◎…………………………『ライアーズ・ポーカー』(マイケル・ルイス)
◎エクササイズ…………抽象名詞文を身につける練習のイメージ療法
◎テクスト・Ⅰ…………『初期ノート』(吉本隆明)
この世は仕事より高級なことも、仕事より低級なことも、そして複雑ささへ、そ
れ以上でも以下でもないのだから。
(夕ぐれと夜との独白 28ページ)

◎テクスト・Ⅱ…………『人間の条件』・110(ハンナ・アーレント)
《マグダラのマリアは、なぜ「多くを愛し、そして、多くを許した」のか?
 女性には認識の能力がある、しかし男性には認知の能力しかない!!
 ここから愛の根源悪の萌芽の救出激が始まった。
 これは人間の人格をめぐる大いなる物語である!
 「汝、姦淫するなかれ」とは、心的な現象の活動のことである。
 この心的な活動の中に「愛」があるのはなぜか? アイヒマンに見るように心的領域で発声した根源悪は、人間事象に浮上する!!
 「愛」は許し、そして闘うと説くアーレント哲学をあなたに贈る!!》
第五章 活動
第三十三節 不可逆性と許しの力 6回目
●許しの中心にあるのは罪ではなく許される人自身である。イエスは許しのこの人格的な要素を罪の女のエピソードにおいて愛との関連へと持ち込んでいる(「この女は多く愛したからその罪の多くは許される」)。愛が許しの力をもつのは、「その人が誰であるか」への比類なきまなざしが特有のものだからである。愛の鋭いまなざしは、私たちを他者と結びつける「間の空間」を全て無くしてしまう。それ故愛だけが許しの力をもつとすれば、許しの力は私たちの考察の外に留まるであろう。
●愛に対応するのは、より広い人間事象の人間関係の「尊敬」である。尊敬は距離の遠い位置から見られる「その人が誰であるか」への敬意である。愛および尊敬において、私たちが活動と言論の中で暴露する「その人が誰であるか」がまた許しの対象でもあるということは、なぜ誰も自分自身を許すことができないかの深い理由でもある。もし他者(同時代人)がいなければ、私たちは自分自身に閉じ込められてしまい、許しの対象である当の人物がそこには存在しないからである。

[3659-2] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんから、一月二回めのカウンセリング・ゼミの日程と、おもな内容をご案内いたします。2 谷川うさ子 2015/01/23(金)14:01
   ■「カウンセラー養成ゼミ」をご案内します
 日本人の脳の働き方は「主観」を思考し、しゃべり、話します。
 それでなぜ悪い?と思う人は多いでしょう。主観とはふつうに思われている、自分の個人的な考えというのとは違います。雨の水、雪、空の雲のように方向も形も姿もハッキリしない、すぐになくなることをいいます。客観とは、ながもちして、ずっとつづいていつまでも在りつづけるもの(こと)をいいます。この日本人の主観の思考の仕方は、今、市場のエサになっています。
 そういうことをくわしく書いているのがマイケル・ルイスの『フラッシュ・ボーイズ』(文藝春秋)です。この本を読んで、エサにならないためには客観のものの考え方を習得してもらおうと思い、そのためのテクストを新しく開発しました。それが、この1月からのポルソナーレのカウンセリング・ゼミです。

 マイケル・ルイスの『マネー・ゲーム』(早川書房)を読むと、いくらいいことを言っても、伝わらなくっちゃいいも悪いもないということに気づかされます。そこで『マネー・ボール』のドキュメント(取材によるノンフィクション)をテクストにして、ポルソナーレも「物語」によって、日本人の脳の働き方とか、のりこえ方とかをお伝えすることにしました。明るく、軽く、楽しく、しかもハッピーエンドで、安心して読める、そんな脳の働きの物語です。読めば、これは私の心の中の物語と同じだと思っていただける人もいるかもしれません。ぜひ、どんどん遊びにおいでください。

■「ゼミ・イメージ切り替え法」をご案内します
 若い女性の脳の中の物語です。「認知」ということと「認識」ということの物語が語られます。この「認知」「認識」という言葉を見ただけで、パッと頭の中の思考が止まり、目も耳もシャッターがおりてしまう人は多かったでしょう。

「自己」…しゃべらない自分、食べたい、寝たい、おもしろいことをいつも欲しがる自分、そんなあなたとして紹介されます。
「自我」…しゃべる自分。性格をつくる自分。悲しくなる自分。喜ぶ自分。そんなあなたとしてご紹介します。

 同じ女性でも(男性でも)、ある人はなぜ、社会の中でうまくやれて、ある人はなぜ、もっと活躍できるのか。それは、「愛着」ということの中で、AとかBとかの「自我」がつくられるからです。この自我は、AとBではまったくタイプがちがいます。Aタイプの人は、「見ザル・聞かザル・言わザル」になるのです。猿です。Bタイプの人は「見るサル、聞くサル、言うサル」(猿)になるのです。その物語をご紹介します。

 なるほど、私の女の自我ってこうだったのか、こうすれば安心する自我になるのか?のサクセス・ストーリーをお楽しみいただけます。

 どういう物語か?を読みたい、聞きたいという方はご連絡してください。くわしく説明します。

◎連絡先はこちらです。
東京03(3496)6645
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[3657] ■相談の事例・脳の働き方の対策とマスターカウンセリング・ファイル・5、女性・28歳 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/01/19(月)19:58
[3657-1] ■相談の事例・脳の働き方の対策とマスターカウンセリング・ファイル・5、女性・28歳 谷川うさ子 2015/01/19(月)19:58
   ●日本の女性は(男性も)、脳の働き方が「見ているのに見ていない」「聞いているのに聞いていない」という視覚や聴覚の問題を抱えています。自分でも、何か変だな?と思っていますが、何が変なのか?が分からないので、見ることや聞くことが限られています!!

◎日本の女性の「見ていない」「聞いていない」という脳の働き方の分かりやすい事例

■相談の事例・脳の働き方の対策とマスターカウンセリング・ファイル・5、女性・28歳

《相談の事例》
 (中田美津子(仮名)、千葉県市原市能満。ルポ・熊野クマ江)

 私は、子どものころから思いこみがつよい子でした。3歳のころは、公園までバケツとスコップを持ってお出かけができるようになります。玄関でクツをはくとき、左右のクツを逆にはいてしまうのです。右の足に左のクツを入れ、左の足に右のクツを入れます。
 お母さんはすぐに気がついて、「あらあら、反対ね」と言って、はき直させてくれます。
 次の日になると、左のクツにはクマさんの顔、右のクツにはウサギさんの顔が布地に描いてあって、糸でぬいつけてありました。
 「左のクツはクマさん、左の足もクマさん。右のクツはウサギさん、右の足もウサギさんよ」
 お母さんは、「左の手の指で触ってごらん」と言います。
 私は、にっこり笑顔のクマさんを左指でそっと触ります。そして左足をクマさんの顔のついているクツの中に入れます。右足は、ウサギさんです。
 私は、左右のクツを逆にはくということはなくなりました。
 
 私のような思い込み方を内向的というのだそうです。クツにしても、公園でお友だちと遊ぶにも、「遊ぼう」と声をかけてくるまで、「早く、遊ぼう」と言ってくれないかなと心待ちにするのが内向的です。

 4歳の頃は、絵本などの文字も文も、スラスラと読めるようになっていました。お母さんが「赤ずきんちゃん」の話も読んでくれたので、絵本は大好きでした。お母さんが、「もう寝る時間よ」と言うときは、「赤ずきんちゃん」におつかいを頼むお母さんの声と同じだと思いました。
 お父さんが、日曜日に遊んでくれる時の声は、赤ずきんちゃんに優しそうな声で語りかけるオオカミさんと声のように、ほんとかな?と思わせるところがあります。
 私は、ひらがなの文字が書けるようになりました。でも、「も」と「は」の字が鏡文字になるのです。鏡に写したように、左右が逆で、正反対になりました。

 「順番ということをおぼえなくっちゃね」とお母さんが言いました。
 文字を書くには、書く順序があるということです。筆順というのだそうです。ヒツジュン?カキジュン?

 お母さんは、白い紙にクマさん、ウサギさん、キリンさんと顔を描いて旗をつくりました。
 1つ年上のお兄ちゃんとお父さんと私、お母さんの4人で公園に行きました。
 お母さんは、スベリ台の下に立っています。私、お父さん、お兄ちゃんは、はしごを登ってスベリ台の上に立ちます。
 お母さんが「1」と描いた旗をサッと上げて「いちばんさんはだれですか?」と言います。
 スベリ台の上でお兄ちゃんが、クマさんの顔を描いた旗を上げて「はーい、クマさんでーす」と言います。
 お母さんは、笛をピーッと鳴らして「1」の旗をパッと横に倒して「いちばん、クマさん、どうぞ!」と言います。お兄ちゃんは、クマさんの旗をまっすぐに上げて、サーッと滑りおりました。
 「2」は「うさぎさんの旗」のお父さん、「3」は「キリンさんの旗」の私。
 いち、に、さん、という順番と、次々に合図で滑る順序が分かりました。

[3657-2] 谷川うさ子 2015/01/19(月)19:58
    お母さんは、私に「1」「2」「3」の旗を持たせました。私のまわりにお兄ちゃん、お父さんがいます。
 お母さんが笛をピッと鳴らして「いち」と言います。
 私は、「1」の旗をかっこよくまっすぐに上げます。すると、お兄ちゃんとお父さんは、私の側から離れます。私1人になります。
 お母さんは、笛を鳴らして「さん」と言います。お兄ちゃんとお父さんがササッとかけよって私のまわりに集まります。
 お母さんが、「に」と言うと、お父さんがサッと離れて、私とお兄ちゃんだけになりました。

 私は、こうして順番ということと、「1のかず」「2のかたまり」「3のかたまりのかず」が分かったのです。
 私の内向的な性格は、すこしずつなくなりました。内向的というのはいいかたを変えると頑固ということです。だから夜の駅前でバラの花束を背中に乗せて若い女性の好奇心を集める「花売りローザ」(ロバ)も内向的です。じっと正面を向いたままで、女性たちが首に触ろうが、頭をなで回そうが、ちらとも見ません。頑固な態度です。ロバの性格も内向的というのかは分かりません。

 私の内向的な性格は、中学1年生の時に、再び現われました。社会科の授業でグループごとの班に分かれて、日本史の教科書を一人ずつ読むことになりました。私は日本史は好きだったので、日本の昔の女性とか、恋愛で苦労した生活にちょっと胸を高鳴らせていました。
 次の人、どうぞ、という声にうながされて、私は席を立ちました。両手で教科書を持って読み始めました。
 自分でも、声が震えているのが分かりました。
 あれ?なんだか声が震えているぞと思うとちょっと恥しく、みんな気がついているよな?と思い、悲しく、泣きたい気持ちでした。歌手が歌うときに歌声にバイブレーションをかけます。それと同じように声が震えるのです。歌だったらかっこよく聞こえます。私も、名調子を聞かせるように思い、みんなうっとりしているかな?と思えばよかったのかもしれません。
 読み終わったとき、胸がドキドキしていました。
 ランニングをした後のときのように、脚に疲れを感じて力が入りませんでした。
 次の週、国語の授業の時、教科書を読むことになりました。この時は、教科書を読む前から胸がドキドキしはじめたのです。声が裏声のように上ずり、完全に震えているのが分かります。
 クスクスという笑い声が耳に入ってきます。目がかすんで、足元がフワフワした頼りない感じになります。雲の上を歩いているような、そんな自分の姿が思い浮びました。
 読み終わったとき、これで国語の時間が怖くなるなと泣きそうな気持ちになりました。

 話を聞いてくれたのは、お兄ちゃんのお友だちのお姉さんです。
 ポルソナーレで勉強したことが役に立ちましたと言います。
 「私の友人に、ひどく恥しがりの女の子がいてね」と言います。人が自分の顔を見るのが嫌なので、前髪をカーテンのように長くして目を隠していたそうです。
 道を歩くときは、両手の手の平を立てて、顔の両側に立て、びょうぶのように顔を隠していました。

 「そのお友だちの家に遊びにいくとね、おいしい紅茶を出してくれるのよ。ビスケットもね」
 紅茶を出すときは、顔を両手で隠しません。
 にっこり笑って、どうぞと言ってくれます。目はとてもすずやかで、清らかに澄んでいます。
 あ、こんなにきれいな目をしているんだ、とお兄ちゃんとお友だちのお姉さんは、あまりのきれいな目なので、心の中にお花が咲いたような気持ちになって、しみじみとそのお友だちの顔を見ておいしく紅茶をいただいたといいます。
 
 ポルソナーレで学習したことを思い出したと言います。
 「赤ずきんちゃんの絵本を二人で読みました」とお兄ちゃんのお友だちのお姉さんはいいます。
 「オオカミさんがね、赤ずきんちゃんをだますところがあるよね。そのオオカミのせりふと声を、その、人がニガテという女の子に絵本を読んで、そっくりに優しく、すっかり信じこんでしまうような甘い語りかけで読んでもらいました」
――おばあちゃんの目は、どうしてそんなにギョロッと大きいの?
――おまえがあんまりかわいいので、よく見るために。
 「うっそー」とその女の子は笑いました。
 顔を見ればオオカミだもん。いくら声だけ優しくしてもだめだもーん。

 大学生で、卒業したら学校の先生になりますというお兄ちゃんのお友だちのお姉さんは言いました。
 「声とか、音を聞いてね、その人のことが思い浮べられれば、人が怖いとか、見られると嫌だっていうのはなくなるのよ」
 「赤ずきんちゃん」のオオカミの声と言葉と、ここにちゃんとあるオオカミの考えが分かったその女性は、だんだんに対人恐怖ではなくなり、中退した大学にやり直しで入り直したそうです。幼稚園の先生になって子どもたちに「赤ずきんちゃん」のお話を聞かせたいと言っています。

[3657-3] 谷川うさ子 2015/01/19(月)19:58
    私はといえば、国語の授業で教科書を読むのがちっとも辛くなくなりました。教科書の中にも、「赤ずきんちゃん」と同じような物語があります。オオカミはになりきったつもりで、狂言回しのように、お話のもう一人の主人公のように読むと、クラスのみんなは拍手してくれました。
 私はもし本当に神というものがいるとすれば、祝福ってこういうものだろうなと思い、涙があふれました。
 私は、こうして、毎日、学校に楽しく通うようになったのです。

◎ポルソナーレのマスターカウンセリングのプレビュー

 第6ヵ月めの『谷川うさ子王国物語』(Ⅳ)でレクチュアしていることは、とくに日本の女性の脳の働き方の五官の知覚の支障です。
 日本の女性は、脳に目で見るというときの目の知覚の認知の機能がないので、ちゃんと学習として教えられないと、相談の事例の女性のように、ものごとの内容を勝手にとりちがえて、誤解してしまうのです。
 しかし、正しい説明を聞くと、男性よりもよく分かるという「認識の機能」を脳にもっています。

 誰からも学習として教えてもらえなかった女性や男性が「花売りローザ」のロバのように頑固で、内向的な性格になるのです。仕事では「認識の能力をこんなふうに伸ばしましょう」と学習するのが今回の6ヵ月めのテキストの学習テーマです。
>> スレッド[3657]に返信

[3655] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんです。1月1回目のポルソナーレのカウンセリング・ゼミの日程と、おもな内容をご案内いたします。1 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/01/12(月)15:55
[3655-1] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんです。1月1回目のポルソナーレのカウンセリング・ゼミの日程と、おもな内容をご案内いたします。1 谷川うさ子 2015/01/12(月)15:54
   ■「カウンセラー養成ゼミ」…1月10日(土曜日)・午後1時00分より。
              1月13日(火曜日)・午後7時00分より。
◎おもな内容……………全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
◎…………………………吉本隆明『心的現象論序説』による日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方
◎…………………………《男性の相談の事例》男性の認知の仕方
◎…………………………「私は、家族に対して辛くなり、ひとりでいると女性のことを考えて楽しくなります。自分のことを思うと辛くなり、女性のことを考えると怒りたくなります」(22歳・男性)
◎ケーススタディ………『心的現象論序説』(吉本隆明)
◎…………………………『マネー・ボール』(マイケル・ルイス)
◎エクササイズ…………抽象名詞文の練習のイメージ療法
◎テクスト………………『初期ノート』(吉本隆明)
公式的解釈以外の方法でこの国の現実的な社会構造が明晰にせられたことは且て
ない。正しく思想家や政治哲学者によつて解かれるべき問題に、非力な僕が当ら
ねばならないとは!
本質的な意味で、この国の社会構造はヨーロツパにおける中世から近世への推移
をたどつてゐるように思はれる。社会思想が積極的な役割を果すものとすればそ
れは次の三点に要約せられる。(Ⅰ)政治及び立法府を占める者の封建的民衆軽
蔑の思想及び手段を絶滅せしめること。(Ⅱ)民衆に社会的啓蒙をうながすこ
と。(Ⅲ)経済的手段を独占してゐる者への啓蒙。その搾取心理の排除。又その
ための立法的処置。
(中世との共在 100ページ)

■「ゼミ・イメージ切り替え法」…1月10日(土曜日)・午後5時30分より。
◎おもな内容……………全日本カウンセラー協会・ポルソナーレのマスターカウンセリング
◎…………………………吉本隆明『心的現象論序説』による日本の女性と男性の心的異常の克服の仕方
◎…………………………《女性の相談の事例》日本の女性の認知の能力
◎…………………………「私は子どもと戯れるのは好きです。そうじや洗濯もちゃんと実行できます(あいさつはまあまあかな)。ですが、勉強と会話ができず、女の人生の困難にぶつかっています」(18歳・女性)
◎ケーススタディ………『心的現象論序説』(吉本隆明)
◎…………………………『マネー・ボール』(マイケル・ルイス)
◎エクササイズ…………抽象名詞文を身につけるイメージ療法
◎テクスト・Ⅰ…………『初期ノート』(吉本隆明)
何れにせよ世界における最も貧しき資源の国であるといふ特殊事情への考察が基
本的なものとならざるを得ない。
(中世との共在 100ページ)
◎テクスト・Ⅱ…………『人間の条件』(ハンナ・アーレント)
《「許し」「復讐」「罰」とはこのように理解する!!のアーレント哲学佳境!!
 「根源悪」というものがある!!
カント哲学とアーレント哲学の比較から初めて明かされる人間の悪の真実!!
 『イェルサレムのアイヒマン』にみる人間世界に浮上してきた「根源悪の人」は、何故に「根源悪」と定義されるのか?
 許しの必然と人間にとっての意義を説くアーレント哲学をあなたに贈る!!》
第五章 活動
第三十三節 不可逆性と許しの力 5回目 要旨
●過ちとそして過去の行いに関して言えば、許しに対する自然な反対物は復讐である。それは反動の形で行なわれ、そこで全ての参加者はたった一つの行為の鎖につなぎとめられ、もはや活動することはできない。自然な自動的反応としての復讐とは異なり、許しは新しい始まりを表現しており、計算できず、起源としての初めの活動に匹敵する唯一の反応である。そして許す者と許される者を解放することができる。復讐は自ずからは決して終局に達することはない。
●許しの唯一の真の代替物は罰であり、永久に続いていくであろうあるものを終わらせる。私たちは許すことができないものは罰することはできないが、これはカント以来「根源悪」と呼んでいるものである。根源悪とは、人間間の力の領域を破壊するというものであり、次の行為を不可能にする反行為である。これについてはイエスと共に「石臼をその人の首につけて海に投げ入れる方がましである」と言うしかない。言い換えれば、彼は生まれて来なかった方がましだったであろうということだ。

[3655-2] みなさま、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子さんです。1月1回目のポルソナーレのカウンセリング・ゼミの日程と、おもな内容をご案内いたします。2 谷川うさ子 2015/01/12(月)15:55
   ●「カウンセラー養成ゼミ」をご案内いたします
 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、平成26年の昨年まで、日本と世界の「経済状況」の大いなる変化と、この中で進行している格差と、テクノロジーの高度化による格差の中の不幸な事態を説明してきました。
 合わせて、日本人はもちろん、世界の人々の「脳の働き方」が市場にされていて、圧倒的多くの人々がこのテクノロジーによる「脳の働き方の市場化」にからみとられて、独力では一歩も脱け出せない状況にあることを明らかにして、基本的な対策もレクチュアしてきました。
 参考文献は、マイケル・ルイス『フラッシュ・ボーイズ』(文藝春秋)、デイミアン・トンプソン『』The Fix・依存症ビジネス、「廃人」製造社会』(ダイヤモンド社)です。
 人間は、脳でものごとを考え判断し、行動することは、誰も疑いません。現代の超高速の「テクノロジー」は、この人間の脳の働き方そのものを市場にしています。それはかくべつ難しいことではなく、脳に錯覚の認知を超スピードで供給しつづけるというものです。
 「オレオレ詐欺」というものがあります。これは電話を聞いている人の耳の知覚に「認知バイアス」を与えることで成立します。お分りのように「認知」という知覚の能力にバイアスという歪みを与えて、このバイアスのとおりに思考し、そして行動するというのが「オレオレ詐欺」です。これが犯罪だとすると、現代のテクノロジーは、合法か非合法かのグレーゾーンで商品やサーヴィスを供給しています。これが脳の働き(ハードウェアです)を市場にしているという意味です。
 昔から「火の気の無いところに煙は立たない」といいます。「オレオレ詐欺」も「依存症ビジネス」も、「火の気」がある、だから「煙」が立ちこめています。
 この「火の気」にあたる脳の働き方を変えるというのがポルソナーレの今年のカウンセリング・ゼミです。昨年までの徹底した脳の働き方のしくみや言葉の生成の仕方の解明を終了し、「どのように有利に脳を働かせるか?」を分かりやすく、誰にも伝わるように説明します。楽しみにご期待ください。

●「ゼミ・イメージ切り替え法」をご案内いたします
 今回の「カウンセラー養成ゼミ」では男性の相談の事例を「物語ふう」に再構成して、心の動きとともに、脳の働き方がよく分かるように描写しています。『ゼミ・イメージ切り替え法』では、「女性」(18歳、高校生)の女性の相談の事例を「物語ふう」に再構成しています。高校1年、2年、3年と、母親の『カウンセリング・シミュレーション』を手がかりに対人不安という脳の働き方をどのように克服していくのか?のサクセスストーリーをご紹介します。
 これにより、女性の皆さまは、自分の脳の働き方とはどういうもので、これをどう変えて変革できるのか?が楽しく、明るく、愉快に分かるという展開になっています。
 今年は、このような戦略で、誰にもすぐパッと問題点が分かって、実践の仕方も分かる、そして、この格差社会でどう収益を上げていくのか?も分かるというゼミになっています。
 どういう考え方なのか?を、掲示板でも分かりやすくお知らせし、ご案内する予定です。関心のある方はぜひ、お声をかけてください。わかりやすくご説明します。
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[2025/11/19 09:39] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子