[3661-3] 谷川うさ子 2015/02/03(火)12:26 修正時間切れ
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小川町子さんが自律神経の副交感神経を優位に働かせるようになったのは高校1年生の頃からでした。 「高校1年生になったばかりの4月に、同級生の男の子にとってもかっこいい人がいたのです。身長180センチ、体重63キロ、脚がすらっと長くて顔も見ているだけでうっとりするくらいカッコよかったのです。髪型も洗い立てのようにサラッとしていて、フランス製のせっけんの香りのするような人でした」 うっとりするくらい顔立ちのカッコいい男の子だったから、町子さんは交際を申し込みました。 名前は山田五郎さん(仮名)といいます。山田五郎さんも、ぜひ、付き合いたいという返事です。町子さんは、なんてすてきな高校生活が始まったんだろうと胸が爆発するくらいドキドキして嬉しくてたまりませんでした。 勉強も楽しいし、学校の行き道は、早く学校に行きたくて全力で走っていきたいくらいです。 「交際は始まりましたが、二人で会っても何も話せないんです。二人で歩いても、何を話していいのか分かりませんでした。五郎さんも黙っています。顔をチラと見ると優しげな表情なので、私は好かれているということは痛いくらいに分かりました。でも、何をどうすればいいか何も思い浮ばないのです」 町子さんは、毎日、メールを交換してメールでおしゃべりをしようと申し出ました。 五郎さんも、それはいいねと喜びました。毎日、メールを交換して、会っても自由に、思うとおりに話ができるようになりました。高校1年も半ばの頃です。 それからしばらくして町子さんと五郎さんは、性の関係になりました。 「高2の時は、もう雲の上を歩いているかのような最高に楽しい毎日でした。最高の彼は、最高にカッコいい。顔も、話し声も、そして性のことも。初めて好きになった人だから何もかも楽しくて、私は自分の全てをさらけ出しました」と町子さんは言います。
町子さんのこの五郎さんとの交際の話は、ふつうは恋愛の物語として聞きます。 じじつ、全くそのとおりの恋愛の中の出来事です。 どんな女性、そして男性の恋愛も、脳の中の自律神経の働き方の出来事と経験です。 女性は、性の行動を起こす視床下部の中枢神経はありません。視索前野が女性の中枢神経です。副交感神経の中枢です。恋愛という性をともなう性のための行動には、交感神経の働きが必要なのです。では町子さんはなぜ、五郎さんに交際を申し込んだのか?というと、学校の勉強とか人間関係とか、社会のこととか、どんなことでも学習するということが女性にとっての自律神経の交感神経の働かせ方になるのです。 この学習が日本の女性にとって大きな問題です。学習というのは長い間のつみかさねで学ぶことをいいます。 暗記とか、丸暗記のことではありません。学習とは「きまりごと」を認識することだからです。 小川町子さんは、学習がうまくいかない困難をかかえて高校生になったのです。 こういう場合、日本の多くの女性は、視床下部で交感神経を働かせようとします。それは、視索前野から腹内側核に働き方を変えることです。ちょっとダイエットをするとか、すこし食欲をガマンするとかでそれは可能です。 カッコいい男の子にうっとりする人は、自分だってカッコよくしようと思うでしょう。 たったこれだけで腹内側核が働いて、性の欲が発動します。 カッコいい男の子と交際すると、女性のありったけを出してステキに見せようとするでしょう。すると、男性と同じ性の中枢神経の背内側核が働いて、GnRHという性の欲の王様(男性には)のようなホルモンが分泌します。 女性は、GnRHが分泌して女王様になれるのです。 |
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