谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

読むだけでは、情報の浪費になり、せっかくの情報を無価値にします。そこで、お読みいただいたら
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[3696] 読むだけで幸せになる手紙・めんどくさい、どうでもいいやと思う無気力の治し方 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/28(火)14:18
[3696-1] 読むだけで幸せになる手紙・めんどくさい、どうでもいいやと思う無気力の治し方 谷川うさ子 2015/04/28(火)14:18
          楽しいことがあれば生きる目標に
       なると思っている人は多い。
       その楽しさの中に浸ると
       自分という人間が分からなく
       なる。本当の楽しさが
       分かって幸せになった
       物語。


 卯月申子さん(36歳・仮名)は、5歳(男の子)と3歳(女の子)の母親です。
 夫(42歳)は、室内インテリアを販売する自営の経営者です。
 「結婚の当初は、夫の仕事を手伝うという約束でした。でも、わたしは何もしません。朝起きると、憂うつで、なにもかもがめんどうなのです。食事をつくるのも、そうじも、洗濯も嫌だ!と思います。しかたなしに、しぶしぶおこないます」


 卯月さんの長男は幼稚園に通っています。
 幼稚園では、ちょっとしたことですぐに泣きます。
 幼稚園の先生の指示に従えずに、ひとりでぽつんとお友だちから離れて遊びます。
 「長男は、わがままで、弱虫で、友だちの中に入っていけないようです。私もそうです。私も、人と話せません。何を話したらいいのか分からないのです。しゃべると、何か変なことを言わなかったか?と気になります。
 わたしは、そのあとすぐに、ま、どうでもいいやと思ってしまうのです」


 卯月さんの夫は、休日は仕事は休みです。家の中で家族4人がゴロゴロと寝ころがって過します。
 夫は、「休みの日は動くのも、人としゃべるのも好きじゃない」と言います。
 「これじゃ、子どもの成長にもよくないと思います。子どもたちが明るくなく、憂うつそうにしているのもわたしのせいだと頭では分かっています。子どもの教育はこうあるべきだと頭ではわかっているのですが、努力するのがめんどくさいと思います。わたしは、すぐにどうでもいいや、なるようにしかならないと思ってしまうのです」


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 物語の女性、卯月申子さんは、めんどくさい、どうでもいいや、家事も食事づくりも嫌だ、という気持ちの表現を態度、行動にあらわす女性です。卯月さんのこの態度は、夫も、子どもも同調しています。人間の身体は、自律神経で働いています。
 いったん身体を横にしたり、ゴロゴロさせると、必ず副交感神経が優位に働きます。そして、血液の中に血管拡張のホルモン(生化学物質)があふれかえります。この生化学物質(ホルモン)が「めんどくさい」「どうでもいいや」「嫌だ」と言わせるように、大脳辺縁系の中枢神経を刺激するのです。


◎生化学物質の例
セロトニン……なにもかも気分が悪い。努力なんかめんどくさい。
ヒスタミン……眠くなる。頭がボーッとする。自分が今、何を考えているのか、何を考えようとしているのか分からなくなる。スマホのアプリを見ると「これが自分が今知りたかったことだ」と思えて安心する。

[3696-2] 谷川うさ子 2015/04/28(火)14:18
    「わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 いつも交感神経を働かせることを一日の目的にしました。すると、そのときは辛いのですが、30分もすると、頭がスッキリするのです。子どもたちも、夫も家の中で活発になりました」。
 今では、夫の仕事を手伝って、一日、忙しく働いて充実して幸せです、と卯月申子さんはお話します。
>> スレッド[3696]に返信

[3695] 読むだけで幸せになる手紙・嫌われない結婚、恋愛の中の話し方 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/28(火)13:20
[3695-1] 読むだけで幸せになる手紙・嫌われない結婚、恋愛の中の話し方 谷川うさ子 2015/04/28(火)13:20
          好きになりさえすれば
       恋愛も結婚もうまくいく。
       こんなふうに思っている人は
       多い。
       離婚してみて、対話の能力が
       なければすぐに破綻すると
       気がついて幸せに
       なった物語。


 わたしは、37歳の女性です。
 実家で母親と二人で生活しています。不動産関係の会社で正社員で働いています。
 わたしは、会社に友だちがひとりもいません。
 だから、毎日、黙々と仕事をして誰とも話さずに家に帰ります。

 
 わたしは、会社に勤めて3年になります。女性社員は6人です。毎日、今日はこういうことを話そうと話題をいくつも用意して出社します。でも、会社に行くと話せないのです。
 女性社員が集まって休みをとる場所におしゃべりをしに行こうと思っています。
 そして実際に行ったこともあります。
 反応がない、嫌がっているように思えました。
 だから行きません。
 わたしは、誰からも孤立しています。
 ひとりでスマホを眺めながら過しています。
 帰り道もずっとスマホを友だち替わりにしています。
 
 
 わたしは、離婚の経験があります。結婚は31歳の時でした。紹介されてお見合いをしました。わたしは、相手の男性が嫌だったのです。
 当時、まだ健在だった父親がわたしを叱り、無理に結婚させたのです。わたしから見ると、その人は実の母親にベッタリでした。アダルトビデオ愛好の人で、実際の性は生々しいという人でした。
 結婚して一ヵ月で離婚しました。


 わたしにも会社に好きな男性がいます。会社では仕事を介して、たびたび接する機会があります。仕事の中で好意を向けていただくことがあります。わたしの気持ちの中には、好きな人という思いがあるので嬉しく思います。わたしの態度はソッポを向く、そして、その場、その席から逃げ出すのです。
 しかしわたしは、その男性をいつもじっと見ているのです。
 このわたしの態度を、結婚している女性の友人は「中学生か高校生の女の子の恋愛みたいね」と言います。
 バカにされたと感じたわたしは、女性の友人に相談することができなくなりました。
 こうして、わたしの前から好きな男性が何人も、何人も消えていきました。
 


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 多くの日本人は理解しませんが、人間には人間であることの本質があります。
 人間は、犬や猫とは違うよ、人間だけがもつ本質があるよ、という意味の本質です。それは、行動の秩序を学習すること、ものごとの正しい内容を学習する規範について分かる能力のことです。

[3695-2] 谷川うさ子 2015/04/28(火)13:20
    ところが、これもよく知られていませんが、日本語は、「文法」が「自分の欲、自分の好き・嫌いの感情にとって、いいか?わるいか?」をあらわすしくみになっています。

 
 だから、「自分の欲」に見合えば、「それは正しい」と考えます。「自分の好き・嫌いの感情」に一致すれば、「それは最高!素晴しい!!」と絶賛の対象になります。


 事例の物語の序絵師は、四月賀過郁子さん(37歳、仮名)です。
 日本語の「文法」の已然と未然の「内扱い」を防止する「待遇表現」(謙譲表現、尊敬表現)という行動の秩序と、相手の気持ちや考えを分かる規範を学習していなかった女性です。
 これが、離婚の原因です。そして恋愛がうまくいかない理由です。
 「自分の感情はこうだ」「自分の欲求はこうである」という已然と未然に収斂させる話し方のために会社では、一日、誰とも話せずに過しています。


 わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただいて、謙譲表現をマスターしました。家の中の人にはとうてい恥しくてできなかった「デス」「マス」調の丁寧語で答えることをガマンしてとりくみました。
 相手に質問するときは、すでに答えが分かっていることを「これはどう考えればいいのでしょうか?」「どのようにお考えでいらっしゃいますか?」と「待遇表現」で尋ねるように実行しました。


 今、新しい恋愛では、自分の「欲」「感情」ではなくて、相手の「欲」「感情」に待遇表現でかかわっていますので、とても喜んでもらえています。
 わたしも大切にしていただけているので幸せです。
>> スレッド[3695]に返信

[3694] 読むだけで幸せになる手紙・人が信じられないのは、内扱いのせいと気づいた私 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/28(火)10:43
[3694-1] 読むだけで幸せになる手紙・人が信じられないのは、内扱いのせいと気づいた私 谷川うさ子 2015/04/28(火)10:43
          自分へは親しく親切にして
       くれる人がいる。しかし、自分以外の
       人のことはウワサして笑い
       者にする。だからコワイし、
       信じられない。これは全部、
       内扱いがつくると分かって、
       幸せになった物語。


 四月藻末子さん(28歳・仮名)は、人が信じられないと思っています。会社の人から嫌われている、イジメられている、というのではありません。
 会社には、女性社員が10人くらいいます。化粧品を売るのが業務です。リーダーの女性は仕事の能力も高く、人望もあります。
 四月藻末子さんはリーダーの女性から好かれています。他の女性社員からも可愛がられています。
 「表では、どの人もいい子ぶっているんですよ。カゲでは、お互いの悪口を言っているんです。私のこともこんなふうに笑い者にしているのでは?」
 くやしい、許せないと思うと、話をしているとシラけてくる、怒りもこみあげてくるといいます。


 四月藻末子さんは、人が信じられないという思いを母親に話しました。
 「あなたは要領がわるい。
 もともと人とはそういうものなのよ。好きです、おかげで命を救われました、と言って恋愛関係になった人が、嫉妬したり、別の人を好きになって同じことを言うってことがあるのよね。
 キリスト教では、イスカリオテのユダといって聖書にも書かれているくらい、背信というのは人間事象のひとつなの。
 人間は信用できなくても、社会的な関係は信用できるって教えなのよ」。


 四月藻末子さんは、人と話すのがニガテです。人と話をするとき、話の初めの1分か2分はいいのですが、少し話が長くなると相手の人の顔を見ていられなくなります。目のやり場に困ります。だから、下を向いたり、横を向いたりします。同じ人間なのに、いつまでも会話をつづけられたり、どんどん話せる人を見ると、なぜ、そういうことができるんだろうと思います。
 「わたし、親と話しても苦しくなります。顔を見れないんです。だから、スマホを見ながら話を聞きます」


 四月藻末子さんは、いちばん困るのは、人と話をすると、だんだん目がひきつることと、顔が赤くなることです。とくに仕事のことなのに、営業担当の男性から話しかけられると、自分でもおかしいと思うくらい顔が赤くなるといいます。
 「お客様がおみえになったときに質問にお答えするだけなのに顔が赤くなります」
 人と話すことが恐くなってから、人がだんだん遠ざかっていくのがよく分かって、家に帰って泣くというのはしょっちゅうです、といいます。


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 四月藻末子さんが困っていることは、ひとくちにいうと「行動の止まり」という心と精神のトラブルです。多くの日本人は、この「行動の止まり」をいろいろな症状であらわしています。もともとの原因は、ひとり、ひとりの性格にあるのではなくて、日本語の「文法」の已然(いぜん)と未然(みぜん)というしくみにあります。古代の日本人は、この「行動の止まり」に気づいて、対策を立てました。

[3694-2] 谷川うさ子 2015/04/28(火)10:43
    「行動の止まり」を「内扱い」と名づけよう。内扱いはとっても気持ちのいいものだが、「行動が止まる」のは、身内殺しにもいきつくから危ない。対策は「外扱い」だ。「外扱い」は少々、心寂しさを感じるが、知的な能力づくりのためにはガマンしなくちゃいけない。
 こうして研究、開発されたのが「待遇表現」という謙譲表現と尊敬表現だったのです。
 現代は、とりわけ、インターネットの環境になって、頭の中でいったん考えてみるという思考の仕方がマトリックスにとって替えられたので、誰もが、「内扱いの行動の止まり」しか言い表わせなくなったのです。


 四月藻末子さんのお話です。
 「わたし、尊敬語と謙譲語(形)との区別もよく分かりませんでした。
 まわりの人は誰もそんな言い方はしていませんので、そんな言葉があることも知りませんでした。
 たまに目にすることがあっても、なんだか、自分を身分の低い者のように言い表すので、相手がイバり出すんじゃないかと思って嫌だったのです」。


 しかし、待遇表現の言い方を憶えて、努力して使ってみると、不思議なことにどんどん記憶力がよくなりました。仕事に自信がつきました。ガマンづよくなったのです。赤面症もなくなり、会話の能力もついて、幸せになりました。
>> スレッド[3694]に返信

[3693] 本当に頭の良い脳の働かせ方(4月2回目のポルソナーレのカウンセリング・ゼミ)1 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/24(金)13:54
[3693-1] 本当に頭の良い脳の働かせ方(4月2回目のポルソナーレのカウンセリング・ゼミ)1 谷川うさ子 2015/04/24(金)13:54
          世の中には頭のいい人がいる。
       それはお金持ちの人か?
       それともテレビに出てくる有名人のことか?
       大学の先生か?政治家なのか?
       本当に頭の良い人とは
       客観ということが分かり。
       ルール、規則、法則が
       分かる人のことです。

       そんな頭の良さのための
       脳の働かせ方をレクチュアします。


■「カウンセラー養成ゼミ」(平成27年4月25日(土)、平成27年4月28日(火))


 日本人の心身の病をひとことでいえば「行動が止まること」です。うつ病、強迫観念、痴呆、神経症と、名称はどうであれ、「行動が止まること」が共通しています。


 日本人は、なぜ「行動が止まる」のか?
 脳の働き方からしか理解されません。
 そして、日本語の「文法」のしくみを理解しないと全く不可解です。


 「行動が止まる」とは、「学校に行かない」「働きに行かない」「他者と話さない」「他者と交流しない」といったことです。
 「他者との交流が週に一回未満の高齢者」は要介護、認知症になる危険性が、「毎日、交流している人」と比べて1・4倍高くなる(日本福祉大学・斎藤雅茂准教授)といわれています。


 この「他者と交流しない」は、日常の会話の仕方から始まっています。
 「今日はずいぶん寒いですわね」という相手の話に対して「ええ、ほんとに。春だというのにいつまでも冷たいですね」と話すのが、日本語の正しい「内扱い」です。ここから「待遇表現」の「お寒うございます」「冷とうございます」という謙譲形(語)、尊敬語という「外扱い」のルール、決まりが実行されて「会話」という「行動」が成立します。


 「わっはっはっ、寒いの?」「マジで?ちょうどこれくらいがよい」「体でも悪いの?帰れば?」「きのうは暖かかったけどね」「夜になるともっと冷えるよ」…などなどと言えば、日本語の会話のルールから外れるので、「内扱い」となり、ここから「不登校」「ニート」「仕事に行かない」、そして「オンラインゲーム依存症」にも…という「行動の止まり」が起こります。

 日本人なら誰もがまぬがれない「内扱い」による「行動の止まり」の対策の実践実技をレクチュアします。

[3693-2] 本当に頭の良い脳の働かせ方(4月2回目のポルソナーレのカウンセリング・ゼミ)2 谷川うさ子 2015/04/24(金)13:54
   ■「ゼミ・イメージ切り替え法」(平成27年4月25日(土))


 「行動の止まり」でひそかに困っている問題がオンラインゲーム依存ではないでしょうか。
 これは、脳の働き方のしくみから理解しなければ、脳の中で何が起こっていて、だからこうなる、ということが分からない問題です。


 日本人と欧米人のオンラインゲームの依存による「行動の止まり方」は、脳の働き方からみると全く異なります。日本人の「行動の止まり」が深刻です。「自分の行動は止まっている」ということを自覚できないからです。欧米人は、「やりすぎかも」「なんとかしなければ」という内省が働きます。


 日本人の「行動の止まり」の対策はどうすることが対策になるのか?のしくみの説明から、実践実技につなげて分かりやすく、誰にも楽しく実行できるように役に立てていただくレクチュアが今回のゼミの学習の狙いと目的です。


◎関心がおありの方は、ぜひ、声をかけてください。わかりやすく説明します。
>> スレッド[3693]に返信

[3692] 読むだけで幸せになる手紙・話し方、聞き方のルールがわかってお人形さんでなくなった私 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/21(火)16:59
[3692-1] 読むだけで幸せになる手紙・話し方、聞き方のルールがわかってお人形さんでなくなった私 谷川うさ子 2015/04/21(火)16:58
          人と話して
       うまくいかない
       ニガテという人は多い。
       日本語のしくみを
       分かって幸せになった物語


 わたしは21歳で結婚しました。
 今、23歳です。
 なぜ結婚したかというと「お人形さんみたいな私」でもいい、気にしないから、と言われたからです。
 わたしは、高校を卒業していくつかの店で働きました。 
 どこの店でも「人間らしくない、ただ服を着て、ほかの人と同じようなしぐさをマネしているだけだ」と言われました。


 パンをつくって売る店で働いたことがあります。
 レジの仕事とか、出来たばかりのパンを次々に並べるとか、お客が来たらお客への対応を優先するとか、を教わりました。
 言われたことはよく分かります。だからいっしょうけんめいに実行します。
 ひとつも間違うことはありません。
 「あなたは、人間らしくないね。なんだか冷たい感じがする。ただ他の人と同じように動きをマネしているお人形さんのようだ」と責任者の女性から言われました。
 わたしは、パン屋も、魚屋も、服を売る店も三ヵ月もしないうちに辞めさせられます。
 「人手は足りないけど、あなたはお人形さんみたいだから」。


 夫とは、スキー場で知り合いました。誘ってくれる人がいたのです。5人くらいの集まりでした。
 ここでも、何人かの人に「お人形さんみたいね」と言われました。
 わたしは、どうやら目が動いていないようなのです。
 口元だけが動いて話す、自分が話すときはパッと別の方向を向いて話して、また顔を正面に戻す、ということをおこなっているようです。
 結婚前の時、夫がそう言いました。


 わたしはどうも、他の人とは違うようだと思うようになりました。道を歩いても、他の人の行動と自分の行動を比べるようになりました。誰もがわたしのことを「お人形さんみたい」と思っているのではないか?と思うと怖くなりました。
 だから、どこに行くにもスマホを見ながら歩いています。
 夫と話すときもスマホを見ながら話します。
 「こんなわたしとじゃ迷惑でしょ」と夫に言います。
 わたしは、家事をするときもスマホを見ながらおこないます。
 入浴するときも、トイレに入るときもスマホを見ています。
 夫は、わたしのこういう全てを分かったうえで一緒にいてくださいます。

[3692-2] 谷川うさ子 2015/04/21(火)16:59
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 事例の物語の女性は、四月野爪鯛子さん(仮名・23歳)です。
 日本人の脳の働き方は、日本語の「文法」が已然と未然であるために「自分自身にとって……だ」という主観を言い表すことを共通にしています。
 すると、仕事でも学校の勉強でも「行動成立」のために丸暗記します。
 すると、四月野爪鯛子さんのように「行動の目的」が分からないという人がいます。社会人になって職場にいるときは「何々をせよ」と「行動」の指示をする人がいるので、丸暗記による行動が成立します。


 しかし、日本人はプライベートな状況では、日本語の已然と未然の「自分自身にとって……だ」という脳の働き方になります。
 日本語の会話のルールは、「話し手中心」です。
 だから、いつまでも自分の言いたいことをしゃべるという会話の法則を無視した話し方になりがちです。これは「会話」という「行動」を壊すしゃべり方です。これが日本人の「内扱い」の典型になります。
 四月野爪鯛子さんは、「相手が話している」のに下を向いて行動面でルールを壊す、「自分が話すとき」は、パッと相手の言葉や顔から目をそらす、という「行動の壊し」をおこなっています。ルール一般、社会の秩序一般を壊すという「内扱い」を突出させているのです。


 わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 それは、日本語の会話のルール(規則)についてです。
 お礼を言うときは「御陰様で」と言う、感謝のときは「有り難うございます」と言う、「ごめんなさい」と言うときは「申し訳無く思っています」と言うというルール(規則)です。
 お客に食事をすすめるときは「御口汚し」、デザートをすすめるときは「御口直し」、箸は「御手許」と言います。
 これを謙譲語(形)というのだそうです。
 謙譲語(形)を言えないと、話すことが全部「イバリ」(尊大)になり、社会の秩序を壊す行動になるという説明でした。


 わたしは、今では精神科で鬱病の薬をもらうこともなくなり、不眠症も治まりました。人が悪く言っているように思える幻聴もなくなりました。
 近くのお弁当をつくって売るお店で、毎日、楽しく働いています。
>> スレッド[3692]に返信

[3691] 読むだけで幸せになる手紙・吐くことがこわいのは心を開かないからと気づいた私 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/16(木)10:22
[3691-1] 読むだけで幸せになる手紙・吐くことがこわいのは心を開かないからと気づいた私 谷川うさ子 2015/04/16(木)10:22
          会社の仕事はできる人だ、と
       高く評価されている。
       プライベートな場面には
       苦痛とニガテがいっぱい。
       心を開けないことが原因と気づいて幸せになった
       物語。


 わたしは、会社に入って2年目です。アパレル関係の会社の事務を担当しています。仕事はおもしろく、いっしょうけんめいにがんばっています。仕事ができる人だと上司からも評価されています。
 わたしは、通勤の電車がとても苦痛です。


 電車通勤は、1時間くらいです。この電車の中が苦痛が苦痛です。電車に乗ってスマホの画面をじっと見ていると、なぜか胃のあたりがムカムカしてきて吐きそうになるのです。吐いたことはありません。
 近くの電車の身体がフラフラ揺れていたり、わたしの身体にぶつかると、「この人は、吐くのではないか?」と思います。すると、とても恐くなるのです。
 吐くのではないか?と思える人が、毎日、目に入ります。だから、気分が悪くなって電車から降りたくなります。


 わたしにはお付き合いしている恋人がいます。わたしは、彼のちょっとした言葉とか態度を見たり聞いたりして、「もうわたしのことを嫌いになったかもしれない」と思ってしまいます。
 自分からは何もできないと思います。そしてわざわざいじけた態度や屈折した気持ちを彼に向けるのです。
 彼が困惑すると、そこでハッと気づいて自分のとった行動を後悔するのです。


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 女性の脳の働き方には認識の機能があります。男性の脳の機能には認知の能力があります。
 認識の能力は、非常にげんみつな言葉の能力のための学習が必要です。「…みたいなかんじ」とか「…っていうか」「…なんか、こう」というような日本語の使い方では認識の能力は身につきません。
 こういう曖昧な日本語の使い方しか学べなかった人は、事例の女性の四月雨降代さん(仮名・24歳)のように、ストレスにたいして拒否や否定のものの考え方をあらわします。
 四月雨降代さんは、もう長い間、父親と話していない女性です。
 日本の女性は、認識のための学習をしなければ、主に父親から「行動の仕方」(認知の能力のことです)を学ぶしかないのです。

[3691-2] 谷川うさ子 2015/04/16(木)10:22
    日本の男性の多くは、「高倉健」の行動スタイルを目標にしています。「自分はこういう人間です。よろしく」という態度です。何に対しても、誰に対しても合わせるということはしません。認識の能力がないので、行動スタイルを完成させて、現実の中身とか、人間の内容を分かることができないのです。
 父親としゃべらない四月雨降代さんは、父親のこういうワンマンスタイルを自分の行動の仕方として学習したのです。
 だから仕事は、命じられたとおりの行動を現わせて「仕事ができる人だ」と評価されました。
 すると仕事以外のことは全て副交感神経が優位となり、広い意味のアレルギー症状となり、不快、苦痛、辛い、痛いといったことをつくり出す生化学物質(ホルモン)が血液の中にあふれかえるようになったのです。
 それが「吐くのがこわい」に代表されるいろんなことへの拒絶反応の原因です。


 
 わたしは、職場の中で、誰ともふつうに話せる人を見て嫉妬するようになりました。
 わたしは、二人だけで話すとたんに声が小さくなり、何を話したらいいかわからなくなるのです。
 沈黙がこわいし、会話をして感動ということがなくなりました。
 「あの人はこういう人だ」と欠点や欠陥ばかりに目を向けて自分を正当化するようになったのです。


 ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 「相手がどうだから」「相手の人の態度がああだから」ということを一切、不問にして自分勝手に一方的に明るく、楽しく話しかける、ということを、「まず、父親におこないましょう」と指導されました。
 よくない状態とよい状態が想定されるとき、「よい状態の自分」を言葉や行動であらわす、というものです。それが心を開く、ということだと教えてもらいました。


 今では、楽しく電車の中を過しています。
 誰かと待ち合わせて、おしゃべりをしながら通勤しています。
 会社では、「四月雨さんは仕事もできるけど、人望もある女性だ」と言われています。
>> スレッド[3691]に返信

[3690] 読むだけで幸せになる手紙・頭の中の歌、人の声はこうすれば消せる 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/14(火)10:24
[3690-1] 読むだけで幸せになる手紙・頭の中の歌、人の声はこうすれば消せる 谷川うさ子 2015/04/14(火)10:24
          一つのことが気になる、
       それがずっと頭から離れない。
       誰かの声だったり、歌だったり。
       治し方は簡単、今は
       幸せ、という物語。


 わたしには、結婚の約束をしている彼がいます。中学2年生のときに同級生だった男性です。中学2年生から恋人関係になりました。
 わたしは、いま25歳です。
 ずっと恋人関係をつづけてきています。
 その彼にも言えないのが、頭の中に誰かが話している声が思い浮んで消えないことです。


 会社では営業の事務をしています。大学を卒業して入社しました。一年目は先輩の女性2人からひどくいじめられました。
 わたしはじぶんでいうのははばかられますが、とても可愛かったので男性上司からとても親切にされました。その2人の女性の先輩はそろって退社しました。
 新しく後輩になる女の子が入社してきました。
 四月野雪子さんです。相性がよく、楽しくお話できます。
 ひとつだけ困ることがあります。
 わたしの部屋に人形があります。その人形にわたしの魂が移って、寝返りをうつんです。わたしが動くと、目が動いて、わたしの姿を追うんですよ。


 わたしは、こういう話は大嫌いなのです。すぐに信じてしまうからです。
 「人形に魂が移るんですよ」。
 この日からこの言葉が頭の中にこびりついて離れなくなりました。わたしの部屋にも人形がたくさんあります。どれも大事にしています。部屋に入って人形を見るのが、なんとなく不安になりました。


 わたしの頭の中は、じぶんの頭じゃないみたい、勝手に動いている、とハッキリ自覚したのは中学3年生のときでした。
 受験勉強をしていると歌が流れるのです。
 「何をやってんの?」と思いました。勉強しているのに頭の中に歌とかメロディが思い浮ぶと集中できません。
 学校の先生に相談しました。
 「受験のストレスだ。病院など行く必要はない」と言われました。
 病気じゃないんだと安心すると、受験勉強にうちこむことができました。

[3690-2] 谷川うさ子 2015/04/14(火)10:24
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 「ものの考え方」というものがあることは誰でもよく知っています。
 人間は、「ものの考え方」を二種類もっています。
 ひとつは、言葉で考える「ものの考え方」です。もうひとつは、脳の働き方がおこなう「ものの考え方」です。
 ご紹介した手紙の遅咲桜子さん(仮名・25歳)は頭の中にひとりでに思い浮ぶ「人形に移った魂」や「歌、メロディ」を、言葉では「そんなの、変よ」と理性で考えています。その遅咲桜子さんの脳の中には、「魂が移った人形」という言葉や受験勉強中とか仕事の中で歌やメロディがひとりでに思い浮んでいます。これが二つめの「ものの考え方」です。


 脳の働き方がつくる「ものの考え方」にもきちんとした法則があります。法則のとおりに脳が働けば、「魂が移って寝がえりをうつ人形」といった言葉が思い浮ぶことはありません。
 脳の働き方のメカニズムは「長期記憶」か「短期記憶」かのうちどちらかです。「短期記憶」の働かせ方をする人の脳が「頭の中にひとりでに歌やメロディが思い浮ぶ」のです。

 
 わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 「長期記憶」のための脳の働き方を教えていただきました。
 それは、ふだんの生活の中で「物と物の関係」を法則と理解して実行するということでした。「机とイス」は、「使ったら机の下にイスを戻す」「コップなどの器は、使ったらそのつど洗って所定の位置に置く」などです。
 そのほかいくつかの例をあげて教えていただきました。
 今では、恋人に、「わたしって、こうだったのよ」と明るく笑って話せるくらい知的にものを考えられるようになりました。
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[3689] 四月一回め・ポルソナーレのゼミのご案内・日本の財政危機と孤独死 1 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/10(金)13:54
[3689-1] 四月一回め・ポルソナーレのゼミのご案内・日本の財政危機と孤独死 1 谷川うさ子 2015/04/10(金)13:54
          ポルソナーレの四月一回めのカウンセリング・ゼミのご案内。
       上野千鶴子の「死のプロデューサー」。
       吉本隆明の「共同幻想論」の中の「他界論」。
       伊藤隆敏の「日本財政・最後の選択」。
       現在のアベノミクスは超富裕者を
       生み出しているが、経済成長はカラ回り。
       吉本隆明の「他界論」から
       生き延び方をレクチュアします。


■「カウンセラー養成ゼミ」
◎4月11日(土曜日・1時00分より)
 4月14日(火曜日・午後7時00分より)


 上野千鶴子によれば、日本は、2020年をすぎると大量の孤独死をむかえる人が増えていく、ということです。
 この日本人の大量死を、吉本隆明の「共同幻想論」の中の「他界論」からとらえると、そこには動物一般と同じ自然死が本質であることが分かります。


 昔の日本には「デンデラ野」といって、共同体の端に現世の中に「他界」がつくられていました。60歳になると「デンデラ野」に捨てられました。しかし、老人らは、共同体の客観の能力をもっていたので、「他界」の中で作物を作り、生き延びていたのです。


 上野千鶴子のいう「2025年には47万人の孤独死」(予測)は、たしかに介護、ケアの問題ではあるけれども、吉本隆明のいう「自己幻想」も「対幻想」も無いとすれば、それは、今現在の生き方が「死」と直線でつながっているからです。


 「2020年」を分岐点としてハイパーインフレがシミュレーションされています。
 ハーレムンの笛吹きの話のように、いっせいに死に向かっていくのを本質にするのではない、とすると、今から、自分の脳の働きに見合う「共同幻想」を創り出す必要があります。
 これが、日本の財政赤字、危機の中にいる日本ひとりひとりが理解すべき対策です。

[3689-2] 四月一回め・ポルソナーレのゼミのご案内・日本の財政危機と孤独死 2 谷川うさ子 2015/04/10(金)13:54
   ■「ゼミ・イメージ切り替え法」
◎4月11日(土曜日・5時30分より)


 平成27年4月5日の日本経済新聞で、日本の財政危機をめぐっての論争が載っていました。
 東大の吉川洋と京大の藤井聡の論争です。
 吉川は「財政再建が急務」といいます。
 藤井はアベノミクスのブレーンなので「経済成長を優先させるべきである」といいます。


 伊藤隆敏のシミュレーション(日本財政・最後の選択)を読むと、経済成長は非現実的なくらい高く成長しないと財政破綻は必定、といいます。


 こういう議論は、どこまでが主観で、どこからが客観か?が真(しん)か偽(ぎ)かを判断します。命題が客観でなければ真(しん)の判断には至らない、というのが、哲学の教える判断の仕方です。


 アベノミクスは初めから「期待価値」を前提にしています。
 日銀の黒田総裁もこのことは発言しています。
 すると、伊藤隆敏のいう日本の財政危機は「消費税15%」を前提にして、無ければ「2020年半ばあたりから」と認識して、現代版の「高い」の樹上葬(野ざらしで死ぬこと)に直進していかないことを、今から対策とすべきです。


◎くわしいことを知りたい方は、お声をかけてください。ナットクのいくように、ご説明します。
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[3688] 読むだけで幸せになる手紙・丸暗記もできないのが社会不適応と気づいたわたし 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/07(火)10:56
[3688-1] 読むだけで幸せになる手紙・丸暗記もできないのが社会不適応と気づいたわたし 谷川うさ子 2015/04/07(火)10:55
          日本語は、自分の気持ちを言い表すしくみになっている。
       誰もが、自分の気持ちをしゃべっていると思い込んでいる。
       これが認知バイアスという社会不適応と分かって幸せになった物語


 わたしは、縫製の仕事をしています。何かを作るというのが好きです。6年もつづけています。
 わたしは、この仕事しかできないとおもっています。
 友だちもいないし、職場で話す人もいないからです。
 人と何を話していいのか分からないので、じっと、もくもくと縫製の仕事をして生きていくしかないのかなとおもっています。
 

 わたしも、いろんな人とたくさんおしゃべりをしたいのです。
 次から次へと、思いつくままにどんどん話せば、きっとおもしろいだろうね、とおもいます。
 わたしも、初めて会う人とは、変な人だと思われないように気を遣って、笑顔もあらわしてスラスラとしゃべれるのです。
 だんだんしゃべるのがめんどうになります。
 話をしないことに慣れているので、何を話せばいいの?とおもいはじめます。
 そして、話をしようとしなくなります。


 わたしの家族は、母親と弟の3人です。父親は小学2年生のときに、脳に出血が起こって亡くなりました。ずっと3人で暮らしてきました。地方の田舎なので、まわりに家らしい家もなく、遊び友だちもいませんでした。親戚の付き合いも少なかったので、家に訪ねてくる人もいませんでした。
 家の中でずっと過して、外に出ることもなかったのです。
 人と話をする経験が少なかったので、人と話をしないことに慣れていったのだと思います。


 NHK・TVドラマで、失語症になった医師の物語をやっていました。天才外科医の男性が、ある日、脳出血で倒れます。一命をとりとめてみると、失語症になっていました。
 言語機能回復の訓練士の女性が、リハビリをおこないます。
 話し手の言うことはよく分かっている、でも、話すことができないだけ。
 「あ、あ」とか、「これは」という発語がやっと、です。
 同僚の外科医たちがCTスキャンで脳内を診ると、右脳の言語野がひどく損傷しています。
 「これじゃ、カムバックどころか、社会復帰もムリだね。話せないんじゃ社会不適応だ」。


 わたしは、脳出血を起こしたのではありません。
 「レビー小体型の認知症」でもありません。手足が震えることもなく、うつ病になることもないからです。「レビー小体」があれば、脳の細胞に「レビー小体」という丸い物質が出来るので、幻覚や幻聴も起こるといいます。
 そういう症状もありません。
 「レビー小体」タイプの認知症は、老齢期に入ると発症するといいます。わたしはまだ20代です。

[3688-2] 谷川うさ子 2015/04/07(火)10:56
    ふつう人は、何か話しかけられると返事をします。「はい」とか。
 質問されると「いいえ」か「はい」かの返事をします。
 わたしは、これができません。動作、顔の動き、手ぶりで返事をするのです。
 頭を左右に大きく振ると「いいえ」です。
 ありがとうは、大きくうなづきます。
 相手の目をしっかり見るのでメッセージは伝わります。わたしは言葉に出して表すことをしないのです。めんどうなのです。
 動作が遅いせいかもしれません。
 仕事を命じられると、すごく嫌な表情をします。顔をしかめて歯をくいしばって辛そうにするのです。


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 アメリカの発達心理学者が見つけた不適応の脳の働き方に「確認バイアス」という概念があります。
 ご紹介した物語の女性の目黙畑楽子さん(仮名・22歳)は、父親が不在であったために「行動する」という認知の能力が正しく完成されなかったのです。
 女性の脳には、認識の機能はあります。だから「対象は?」か「この行動の仕方は?」のいずれか、もしくは両方を知的に学習しなければ、「何について話せばいいのか?」という言葉の不全がつくられるのです。
 すると、今、自分の目についたことをパッとしゃべるという「確認バイアス」の脳の働き方になります。
 この「確認バイアス」には、丸暗記が必要です。
 目黙畑楽子さんは、父親不在のために、丸暗記もできなかったので「しゃべらない」という確認バイアスをつくりました。


 わたしは、ポルソナーレから、失語症ではないけれども「失語状態」の改善のアドバイスをいただきました。日本語には、「コソアドことば」があります。
 これ、それ、あれ、どれ、のことです。「それは」と「は」(助詞)を正しく言うことが回復のさせ方です。
 「これは何ですか?」「それは、クマです」。
 「それは、何ですか?」「これは、谷川うさ子さんです」。
 助詞の省略と不適切な使い方の改善の学習が社会不適応を改善しました。
 今では、定期的に電話で個人指導をうけて、話されていることの要点をメモに書きとることができています。
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[3687] 読むだけで幸せになる手紙・子どもの脳は破壊されない、と父親から教えてもらった私 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/07(火)10:54
[3687-1] 読むだけで幸せになる手紙・子どもの脳は破壊されない、と父親から教えてもらった私 谷川うさ子 2015/04/07(火)10:53
          日本人の心と精神の病は、分裂病か鬱病といわれています。
       父親が病の人なら、仕事には不利、とも。
       でも、子どもの脳は破壊されないと分かって、自信満々の物語。


 わたしは、地方の公務員です。高校を卒業してすぐに公務員になりました。6年目です。
 わたしは、明るいと暗いのが交互にあらわれる性格です。
 明るいときは、上司にもふつうに話せます。そういうときのわたしは、魅力に輝いて見違えます。
 暗くなると誰と話す気力もなくなります。辛くて、舌がもつれます。顔もひきつります。声が別人のように老けて、しわがれて、うめき声がしぼり出るように発語されるのです。


 高校を卒業するころ、このままでは仕事にも行けないと思い、精神科に行きました。医者は、躁と欝の両方がくりかえされていると言いました。
 躁のときは、気が大きくなり、自信満々になります。まわりも明るく、活気にあふれます。
 こういうときは、自分が頼もしくて、嬉しくなります。
 なんだ、仕事も人間関係も簡単じゃないか!!
 こういう日は三日しか続きません。

 
 わたしの父親は、気がついた時には精神分裂病でした。学校の教師だったので、辞めさせることはなかったようです。
 父親の病気の症状は、暴力をふるうとか暴言を吐くということはありませんでした。性格はおだやかでおとなしく、いつもにこにこしていました。
 時々、長い間入院しては帰宅してきました。どこか南の島へレジャーで遊びに行って、リフレッシュして戻って来たようです。
 「ただいま」と言います。
 「いい子にしてた?はい、おみやげだよ」。
 いつも小さなクマのぬいぐるみがおみやけです。
 小さなクマは「こんにちは」とかわいい声で言ってくれます。
 「こんにちは」
 わたしもにっこり笑顔でごあいさつをします。
 父親が退院して帰宅する日は、いつもきまって夜です。
 空にはまるい月が赤く輝いていました。あずき色とも赤とも、黒ともいえないような色の月がありました。


 父親は、調子がおもわしくないときは、ひとりでブツブツと話しています。頭の中にある誰か、ひょっとして何かに怒っているということがよく分かります。不機嫌で、うつむいて、手の指はこまかく動いて何かの作業をしているふうです。
 わたしは、そんな父親がとても恐かったのです。
 キライと思って反発心もおこります。恐いと思うときは、体が震えるくらいびくびくして息が詰まりました。
 母親の精神状態も、父親の影響をうけて、ひどく不安定でした。
 躁と欝のバイオリズムは3日か4日おきだったのが、1週間おきになりました。
 欝のときは、沈黙がこわいのです。いったん沈黙すると、この沈黙のカベを自分で破る勇気がなくなります。
 もうひとりの自分がふわりと空中に浮いていて、一歩も動けない自分を冷たく見ています。
 なぜ?どういう理由で?動く理由をいっしょうけんめいに探しつづけて一歩も動けない自分がいます。ひとりだけ別世界に閉じこもっているのです。
 人の目を意識して、ひどく視野が狭くなった中に寒さに震えながら泣きたくなるのをこらえている自分が見えます。
 「こわいよー、寒いよー、誰か暖かくしてよー」。

[3687-2] 谷川うさ子 2015/04/07(火)10:54
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 ハンナ・アーレントの『人間の条件』(ちくま学芸文庫、ポルソナーレの特設ゼミの『谷川うさ子哲学入門』のテクストをご参照ください)とか、吉本隆明さんの「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』徳間書店)の哲学を勉強した人にはよく理解できることですが、人間の脳には、強固で強力な共同体、共生の記憶がつくられています。
 現実のものごとのどんなことも、哲学の知性を判断の基準にすると、真か偽(ぎ)か?の区別がつきます。


 0歳8ヵ月までに完成される乳・幼児の脳の中の驚異の共同体、共生の記憶が壊れないかぎり、人間は、つねに正常な知性や精神、心を志向して生きようとします。
 

 ご紹介した物語の赤井月三田子さん(仮名・25歳)は、父親が精神分裂病でも、社会的な行動力は身につけています。脳の中の共同体、共生のメカニズムの効果であるとは、誰も気づかないでしょう。女性の脳の働きのしくみの認識力が行動する力を手に入れています。
 不足しているのは、日本語のもつ言葉の曖昧さを正しく共同体、共生に見合わせることです。
 女性なら誰でも、洋服を買うとき、自分の体のサイズに合わせますね。
 そんなふうに合わせると躁も欝も正しく回復の道をたどるのです。


 わたしは、ポルソナーレから、人間関係に自信がつくアドバイスをいただきました。
 それは、「人は人」「言葉は言葉」という分け方をする、ということです。
 家に帰って、父親の話を聞いてみました。
 「人が自分をどう思っているのか分からない」と言います。
 わたしは父親の言葉を自分にむすびつけていました。
 「人が」は、「わたし、赤井月三田子が」と短絡させていたことに気づきました。
 わたしは、父親がひとり言を言っていたので、自分から話しかけてもいいのやら、どうなのやら、と分からなかっただけなのです。
 「わたし、お父さんのこといつも心配していました」と言いました。
 「そうだったんですよ」
 母親も言いました。
 「そうだったのか!」
 父親は、わたしと母親の気持ちの輪の中に入って、温泉に肩まで浸かったような晴々とした表情になりました。
 その日は、夜の空の月はレモン色に輝いて、しゃぼん玉のように浮んでいました。
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[2025/11/19 05:10] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子