[3691-2] 谷川うさ子 2015/04/16(木)10:22 修正時間切れ
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日本の男性の多くは、「高倉健」の行動スタイルを目標にしています。「自分はこういう人間です。よろしく」という態度です。何に対しても、誰に対しても合わせるということはしません。認識の能力がないので、行動スタイルを完成させて、現実の中身とか、人間の内容を分かることができないのです。 父親としゃべらない四月雨降代さんは、父親のこういうワンマンスタイルを自分の行動の仕方として学習したのです。 だから仕事は、命じられたとおりの行動を現わせて「仕事ができる人だ」と評価されました。 すると仕事以外のことは全て副交感神経が優位となり、広い意味のアレルギー症状となり、不快、苦痛、辛い、痛いといったことをつくり出す生化学物質(ホルモン)が血液の中にあふれかえるようになったのです。 それが「吐くのがこわい」に代表されるいろんなことへの拒絶反応の原因です。
わたしは、職場の中で、誰ともふつうに話せる人を見て嫉妬するようになりました。 わたしは、二人だけで話すとたんに声が小さくなり、何を話したらいいかわからなくなるのです。 沈黙がこわいし、会話をして感動ということがなくなりました。 「あの人はこういう人だ」と欠点や欠陥ばかりに目を向けて自分を正当化するようになったのです。
ポルソナーレのアドバイスをいただきました。 「相手がどうだから」「相手の人の態度がああだから」ということを一切、不問にして自分勝手に一方的に明るく、楽しく話しかける、ということを、「まず、父親におこないましょう」と指導されました。 よくない状態とよい状態が想定されるとき、「よい状態の自分」を言葉や行動であらわす、というものです。それが心を開く、ということだと教えてもらいました。
今では、楽しく電車の中を過しています。 誰かと待ち合わせて、おしゃべりをしながら通勤しています。 会社では、「四月雨さんは仕事もできるけど、人望もある女性だ」と言われています。 |
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