谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

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[3711] 読むだけで幸せになる手紙・やるぞ!と燃えてもその時だけなのは、学習の仕方に問題があると気づいた私 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/18(月)16:57
[3711-1] 読むだけで幸せになる手紙・やるぞ!と燃えてもその時だけなのは、学習の仕方に問題があると気づいた私 谷川うさ子 2015/05/18(月)16:56
          知的学習を体の運動の
       学習と同じだと思って
       いる人は多い。
       脳の働きは、全く別のものと
       学んで幸せになった物語。


 わたしは、人から良く思われたいという思いが誰よりもつよい性格です。何をするにしても、このことをやると人はどう見ているか?を反射的に意識します。
 今、会社で仕事をしています。会社に来客がある時は、お茶を出します。わたしが一人でお客さまにお茶をお出しするのはいいのです。もう一人の女性がいて、その人と一緒にお茶を出すときには、変な出し方をしているなあと思われないか?と気になります。
 お客さまにお茶を出すときのマナーは知っているつもりです。接遇とか待遇とかの本を読んで憶えました。
 憶えていても忘れているのではないかと不安になります。誰かが側にいると態度がぎこちなくなります。


 わたしは、会社でお客さまにお茶をお出しするときに、手が震えるとか、声が震えるということはありません。お客さまにも良く思われたい気持ちがありますので、マナーを忘れていることがあっても、気を遣って礼儀正しくおもてなしをします。でも、心の中では、ビクビクして、おどおどしているのを見られているにちがいないと不安になります。お客さまの目が気になります。


 わたしは、高校生の時、ソフトボール部に入っていました。2年生まではレギュラーの選手だったのです。
 2年生の半ばごろ、試合を前にした練習のとき、急に不安になりました。
 ボールを落したらどうしよう、ボールを投げたとき、とんでもない方向に投げたらどうしよう?みんなが見ているのにわたしのせいで試合に負けたらどうしよう?
 そんなことにならないように、毎日しっかり練習しよう!!と思いました。でも、家に帰って練習した日は一日もありません。家に帰って部屋に入るときは、さてやるぞ!!と燃えています。燃えよドラゴン!!あなたはつよい!!とアドレナリンがかけめぐっています。
 ちょっとだけ休もうと思います。イスに座ってスマホを眺めると、気がつくと食事や入浴の時間もなくなっているのです。
 わたしは、ソフトボールの選手をやめました。
 ボールを落したらどうしようと心配で、不安だったからです。
 
 
 このままでは、好きな人ができても積極的にいい関係をつくれないとおもいました。
 宅建の試験を受けて資格を取ろうとおもいました。実家が不動産業を営んでいるので役に立ちたい、力になって喜ばれたいとおもいました。すると、むくむくとファイトが出てきてやる気があふれました。わたしは燃えました。燃えよドラゴン!!
 あなたはやれる!あなたは成功する!!念のためにスマホで占いを見ました。あなたは「てんびん座」。
 勝利か失敗か。天使か悪女か。
 宅建の学校に通い始めました。授業中、スマホをこっそり見ていると先生から、他の生徒さんのてまえ、今日はお帰りくださいと言われました。
 一週間で熱が冷めました。初めにあった夢も希望も灰色の煙になって跡形もなくなりました。

[3711-2] 谷川うさ子 2015/05/18(月)16:57
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 事例の物語の女性は、夕月菊子さん(29歳・仮名)です。
 人間の脳は、人間の本質をつくり出しています。観念とか、人間的意識といわれています。
 この人間の本質をつくり出すのは脳の「言語野」です。この「言語野」はチンパンジーにもゴリラにも猿にもありません。
 チンパンジーや猿と人間に共通しているのは「言語野」ではなくて『右脳・実像』という部位です。
 「目や耳は、感覚器官」。「感覚器官は知覚の働きをもつ」。「知覚は、了解するという認知の機能をもつ」。「この認知の了解過程が人間の記憶の土台になる」。
 (吉本隆明『個体・家族・共同性としての人間』より)


 スマホ、パソコン、ケータイ、デバイスのテクノロジーの通信技術(マトリックス)は、人間の五官の知覚のプロセスを「結果」だけの「視覚の像」(画像)としてディスプレー(画面)に表示します。
 人間は、この「画像」を好みと快感によって選択して、表示されているとおりに行動します。
 快感の程度を強くしてディスプレー(画面)のバーチャル(仮想空間)に閉じ込めるのがゲームです。
 依存症とは、「言語野」が全部止まることです。思考能力や判断能力がなくなることです。
 仕事、勉強、社会の中のルールにもとづく行動のいっさいが止まる人もいます。


 わたしは、ポルソナーレのカウンセリングのアドバイスをいただきました。
 わたしは、一年前にパブで知り合った男性と意気投合してその日の夜に、ホテルに行ったのです。初めての性の相手でした。その男性とは、スマホでしか連絡がとれません。名前も住所jも、年齢も職業も知りません。
 わたしは、自分も名前も年齢も職業もウソを言っていたことに気がつきました。
 それは社会性のある人間関係というものではないとアドバイスをいただいたのです。
 このことに気づきました。
 彼に謝罪して、許していただきました。
 今は、遠距離の関係ですが、月に一回は会って対話ができるお付き合いをつづけています。
>> スレッド[3711]に返信

[3710] 読むだけで幸せになる手紙・現代人のヒステリー症状は、手で文章を書けなくなった脳の暴走とわかった物語 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/15(金)15:48
[3710-1] 読むだけで幸せになる手紙・現代人のヒステリー症状は、手で文章を書けなくなった脳の暴走とわかった物語 谷川うさ子 2015/05/15(金)15:48
          擬似てんかん症という症状がある。
       思い通りにならないと泣き叫ぶ、の大人版だ。
       進行すると擬似てんかん症になる。
       手で文章を書けなくなった脳の働き方のことと分かって
       幸せになった物語


 任尽召子さん(27歳・仮名)は、とても品のいい女性だというので評判でした。お友だちもたくさんいました。大学生のころは、「うっふっふ」とにっこり笑うので、「育ちのいいお嬢さま」と思われて、誰からも好かれていました。
 大学4年の卒業も近いある日、突然、学校に来なくなりました。
 お友だちがメールを出しても、スマホに電話をかけても返信がありません。


 「昼間に家庭教師のアルバイトをして、夜まで学校の図書館で勉強した帰宅の途中でした。信号待ちの交差点の人混みの中に立っていました。
 体がフラッとして意識がなくなりかけたのです。このとき、頭の中にてんかんという言葉と友人の女性の顔が思い浮びました」。
 思い浮んだ女性の友人とは、10年来のお友だちでした。
 浦内好子さんです。
 ある日の学校の帰り道、浦内好子さんは、駅前の歩道で突然、ばったりと倒れたのです。
 任尽召子さんと話しながら歩いている最中でした。
 任尽召子さんが「うっふっふ」と笑って話しているその横で何も言わずどさっとあおむけに倒れたのです。こきざみに体をふるわせて、両手をつよくにぎりしめて、両手を空に突き上げて、水の中を泳いでいるようにもがくのです。
 顔は白目をむき出しにして、歯をムキ出しにして口からせっけんの泡のような泡をぶくぶくと吹き出しています。
 ヒェーッヒッヒッ、 キェーッ、 キーッキッキッキューッゥゥ…と、これまで聞いたことのない奇声を出して叫んでいます。スカートはまくれ上がり、脚を出してバッタバッタ、ガンガンと全身を波打たせています。
 わたしは、怯えました。

 
 「もし、わたしが人混みの中でこんなふうな発作が起きたらどうしよう。恥しくて生きていけない、もう人生はお終いだと思いました。やっとの思いで家にたどりついて、ベッドの中に倒れこんだのです」。
 この日から任尽召子さんは、自室から一歩も出れなくなったのです。
 「死への恐怖」さえ感じながら約一年間、ただ怯えながら泣き暮らしました。
 なんどか友人と会うために家の外に出ました。勇気をふりしぼって「うっふっふ」と笑いました。
 友人と話をしているとわーっと泣き出したり恐怖心と息苦しさ、焦燥感を感じます。ムリに「うっふっふ」と笑って泣きたい気持ちでその場を逃げ出しました。
 任尽召子さんは、両親とも話せない、人と口をきくことも恐くなって家から一歩も出れなくなったのです。
 病院に連れられて行きました。脳波は正常で何の異常もありませんでした。

[3710-2] 谷川うさ子 2015/05/15(金)15:48
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 脳の言語野が全く働かなくなる、ということがあります。典型はピック病です。
 事例の女性2人は、ピック病ではありません。ピック病は、前頭葉とか側頭葉の脳細胞が死滅して起こるからです。


 事例の2人の女性のように、行動が止まる、しかも急に、突然に止まる、ことがなぜ起こるのか?を理解するには、脳の働きの基本を分かることが必要です。


◎左脳のブローカー言語野……言葉、記号、数字、法則を学習して憶える。
◎右脳のブローカー言語野……言葉の意味、ものごとの意味、行動の意味をイメージする。(左脳の言葉と対応している。独立してもイメージを思い浮べる。)
◎右脳の『実像』……目、耳、手、指、舌、鼻、皮膚などの感覚の器官が知覚した「認知」を「視覚のイメージ」として思い浮べる(このイメージが右脳へ行く。右脳で思い浮んだイメージを「左脳」が言葉に変えて憶える)。

 結婚できない、恋愛ができない、仕事に行けない、という「行動の止まり」と同じ脳の働き方の異常が「擬似てんかん症」です。鬱病のカテゴリーの心的異常です。
 左脳、右脳の言語野が全く働かなくなると、脳の中の交感神経が過緊張となり、血流が止まります。すると思考するということができなくなります。
 心臓の心拍が高くなって息苦しくなります。
 心臓が止まるのではないか?という恐怖心が起こって、息を詰めると動けなくなるのです。
 人混みや電車の中、狭い場所で失神状態(ヒステリー現象)になって倒れることも起こります。


 実際に死ぬということも起こります。乳・幼児や働き盛りの男性が、寝ているときに死ぬのが突然死症候群です。
 脳の言語野が、全く働かない(凍り付き)が原因です。


 事例の2人の女性は、いつもスマホのディスプレイ(画面)を見ながら会話をしていました。学校の授業中も、スマホを机の上に置いていました。
 これは、脳の言語野が働かない、『右脳の実像』だけが働いているという状態です。
 アルバイト、学校の勉強のために図書館で集中したので、スマホを見る時間が無くなったのです。
 意味不明の文、文章、言葉、論理というものを目で見て、耳でも聞いたとき、脳の言語野が全く働かず、凍り付き(ピック病の現象)が起こって「擬似てんかん症状」となり、バッタリと倒れた(浦内好子さん)のです。そして任尽召子さんは、ベッドの中でスマホを握りしめ、ディスプレー(画面)を見る以外の脳の働き方(右脳の実像のみが働く)はできなくなったのです。

[3710-3] 谷川うさ子 2015/05/15(金)15:48
   「わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 対策は、脳の言語野のプレグナンツを働かせることが目的です。
 手で字を書くという脳のしくみは筆順です。
 推移律の全体と部分の実技のやり方を教わりました」。
 任尽召子さんは、学校に復学しました。無事に卒業して、働いています。
 「うっふっふ。わたし、小学校の教諭をしておりますのよ」。
>> スレッド[3710]に返信

[3708] 読むだけで幸せになる手紙・字を書かなくなったら性欲も忘れる不思議 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/14(木)13:39
[3708-1] 読むだけで幸せになる手紙・字を書かなくなったら性欲も忘れる不思議 谷川うさ子 2015/05/14(木)13:39
          性欲は、思春期のころは自我とよばれる。
       自我は人間関係の能力のことだ。
       対人の能力がなくなれば性の欲も消える。
       人間関係の能力は手で字を書くことと気づいて幸せになった物語。


 新茶美味子さん(29歳・仮名)は幼稚園の先生です。もうすぐ10年のベテランです。
 「園の方針に不満はありません。じぶんの思うとおりにやらせていただいているので、充実してのびのびと保育の仕事をしています」。
 新茶美味子さんは、たいてい一人で保育の仕事をしています。
 「助けてもらうのが嫌なのです。仕事のことを説明したり、頼んだりするのが嫌なのです。こんなことを頼むとバカにされるんじゃないか、嫌がれるんじゃないか、迷惑がられるんじゃないかと考えてしまいます」
 新茶先生は自信があるのねえ、と言われます。
 でも、新茶美味子さんは、自信がある反面、自信がなくて、ひとりなら安心とハラハラ、ドキドキしながら保育の仕事をしています。


 新茶美味子さんは、気になることがあります。道路を歩いているとき、歩く男性二人が笑いながら話していました。ちらっと自分の方を見たといいます。自分のことを笑っているんだと思ってしまうのです。気にしない、気にしないと思います。
 職場で同僚の保母さんたちが二人、三人とかたまってヒソヒソと話をしているのを見ます。あ、自分のことを話しているんだなと思います。
 「わたし、ぜんぜん気にしません。だから、話している人たちを避けて近づきません。ぐるっと遠回りして通りすぎます」。


 新茶美味子さんが「ひとりが気楽だ」と思えるようになったのは中学生のころからです。
 「年下の好きな男の子がいました。好きになったので家に遊びに行って連れ出しました。そして告白しました。でも、断られました」。
 可愛くない、太っている、ニラミつけながら話す、と言われました。これがコンプレックスになりました。
 「高校生から大学生にかけて、男嫌いと思われました。恋人が欲しいとは思っていたのです。キズつくのが怖く、プライドがジャマしました」。
 好きだと言ってくれた男性もいました。その好きだという言葉が信じられません。そこでナットクのいく言葉を求めてしつっこく追求します。男の子はここで逃げ出します。
 逃げると追いかけていじいじ、ねちねちと追求しました。男性が「会おうよ」と迫ってくると信用できなくなって冷たい目で突き放しました。
 


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 女性も男性も、人間関係の能力の土台は「性の欲」です。女性はTRHというホルモンが性の欲をつくります。女性は、認識の能力をもっています。だから、女性の性の欲のTRHは、相手が喜ぶから自分も喜ぶという心情の能力を習得します。


 男性は、性の欲はGnRHです。男性は認知の能力しかもちません。だから心情の能力はごく少数の限られた男性しか習得しません。
 このことは、手で字を書く、筆順通りに字を書く、抽象の言葉を正しく書きあらわせる、という脳の言語野を働かせなければ、性の欲は消滅します。性の欲の消滅は、性にかんする妄想のイメージが歪んだ形になって思い浮ぶようになるのですぐに分かります。
 虐待、イジメ、無視などのイメージです。

[3708-2] 谷川うさ子 2015/05/14(木)13:39
    女性は、手で文字を書かない、筆順が分からない、抽象の言葉の意味を忘れて思い出せない(手で書けない)という脳の働き方になると、性の欲が消えてなくなります。心情の能力もなくなります。
 すると新茶美味子さんのように、男性との関係は、関係を壊すことでドーパミンを分泌させるという脳の働き方になるのです。


 「わたしは、ポルソナーレからアドバイスをいただきました。
 職場でも、いつも服のポケットにスマートフォンを入れていました。ほんのちょっとのわずかな時間でもスマホを眺めていました。
 食事中も、トイレの中でもスマホを眺めれば、安心しました。そのかわり、職場の中で文を書くとか、説明の手書きの文章を読むということができなくなったのです」。
 思考力というものがどんどん働かなくなってきて若年性の痴呆症に似た記憶の困難に気づきましたと言います。
 筆順どおりに字を書く、筆順どおりの字で文と文章を手で書く、ということを取り組みました。仕事の能力がすばらしく伸びました。 
 

 職場の男性と、仕事の計画や企画について楽しく話ができるようになりました。その男性は会えば、必ず笑顔で親しく挨拶をしてくれます。
 「ツツジの花が咲いていましたよ。赤、白、紫、橙色の花がきれいです。すてきなそよ風に揺れるツツジの花を見に行くというのはいかがですか?」。
>> スレッド[3708]に返信

[3707] 読むだけで幸せになる手紙・見るだけ、聴くだけ、触るだけでは能力が退化すると気づいた私 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/11(月)16:13
[3707-1] 読むだけで幸せになる手紙・見るだけ、聴くだけ、触るだけでは能力が退化すると気づいた私 谷川うさ子 2015/05/11(月)16:13
          ピアノでも英語でも毎日、練習すれば
       うまくなるとおもっている人はおおい。
       人に説明すると教える言葉が
       出て来ないので怒り出す。
       説明する能力は別のものと
       気づいて幸せになった物語。


 五月野風子さん(22歳・仮名)は、音楽大学の学生です。
 地方から上京して、アパートで生活しながら学校に通っています。ピアノを演奏するのが専門です。
 「学校に行くかたわら、ピアノの先生の教室でアルバイトをしています。中学生や高校生の生徒にピアノを教えるアルバイトです」。
 五月野風子さんは、生徒にピアノを教えるとき、どんなふうに教えたらいいのかが分かりません。どう説明していいのか、どう指示すればいいのか?が分からないのです。そこで、五月野風子さんは、自分でピアノを弾いてみせます。
 「このとおりにやってごらん」といいます。
 生徒が中学生の女の子のときは、「できません」と言います。五月野風子さんはここで困ります。
 ピアノの前でじっと身体を固くしている女の子の顔を見て、心の中で、じゃあ、あんた何しにここに来たの?と思います。すこし、怒りの気持ちもこみあげてきます。
 

 生徒が高校生の女子の時は少し様子がちがいます。
 高校生の女子は、もう何年もここの教室に通ってきているので、楽譜を見ながら楽曲を弾けます。ちゃんと譜面も読めます。
 「弾いている曲を聴くとどこまでこの曲を理解しているのか?が分からないのです」
 長音階と短音階の意味を分かっているのかしら?とおもいます。
 思うだけで、尋ねてみるとか、質問してみるということができません。
 そこで自分でピアノを弾いてみせます。
 「このとおりにやってごらん」といいます。
 その生徒も「できません」と言います。
 そして、練習のためにとか、習いにくるとかのために教室に来なくなるのです。


 五月野風子さんは、小さいころからピアノを弾く練習をしていました。家にはピアノがありました。
 母親が買い与えたのです。
 母親は「ピアノの練習をしなさい」と言いました。
 「やったよ」と言います。
 「それじゃ練習したことにならない」と母親が言います。母親がいいと言うまで練習をさせられました。
 「母親が違う、いい、と言います。自分なりの判断の基準というものがもてなくなったのです」。


 「親もとから離れてひとりで生活するようになりました。ひとりで人間関係をつくるようになってみると、わたしは、人から何か頼まれると嫌だと言えないのです。こころの中では怒りながら頼まれたことをひきうけます」。
 五月野風子さんは、実家でピアノの練習をしていたころ、母親からいわれたとおりに練習すると、「やったよ!」とつよい口調で言いました。お母さんが言ったからピアノを弾いてあげた、やってあげた、という気持ちでした。
 ひとりで生活する中で、人から何か頼まれると「やってあげたよ」という気持ちになります。
 言葉では言えません。

[3707-2] 谷川うさ子 2015/05/11(月)16:13
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 本を読むだけではほんとうの勉強にはならないといったのはニーチェです。
 吉本隆明さんは、歌手とか、ピアノの演奏とか、踊りとかの練習は、10年くらいつづけるとだいたいうまくなる、といいました。
 これは、脳の働きでいうと感覚を働かせる部位の『実像』だけが働くことの説明です。
 脳の中には、言語野があります。
 脳の中の言語野が働いて、習いごとは、どんなことでも正しく上達するのです。
 台所で料理するための包丁の扱いがうまくなっても、お客に喜ばれる料理人になれるわけではないことと同じです。


 五月野風子さんは、大学生ののこりの学年を、楽譜を手で書いてすごしました。ピアノの練習のかわりに、楽譜を書いたのです。この楽譜の中に、言葉で、光景とか場面とか、状況のコメントも書きました。
 言葉で楽譜の表現するイメージをつくる練習をしたのです。
 「ピアノを教える生徒さんに、演奏の目的を説明して、その手段としてピアノを弾く、ことを伝えられるようになりました」
 生徒さんに喜ばれるようになって、決まっている就職にも自信をもって出立できると、五月野風子さんは自信満々です。
>> スレッド[3707]に返信

[3706] ポルソナーレの五月一回目のゼミ・日本人の脳の働き方を正しく働かせる方法 1 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/08(金)15:17
[3706-1] ポルソナーレの五月一回目のゼミ・日本人の脳の働き方を正しく働かせる方法 1 谷川うさ子 2015/05/08(金)15:17
          ポルソナーレの五月一回めのゼミは、
       パソコン、スマホ、ケータイを
       使う脳の働き方のメカニズムの
       説明と対策です。
       現代のテクノロジー(マトリックス)は
       依存症をつくるといわれています。
       そこで、脳の働きも発達させて。
       同時に、テクノロジーとも、
       どう適正に付き合うか?
       をレクチュアします。


■「カウンセラー養成ゼミ」は「テクノロジーは脳の実像で働く」です。


 現代は、誰もがあたりまえに「スマホ」や「ケータイ」を扱っています。機械が先に売り出されて、同時に、ビジネス優先でアプリが開発されています。


 オンラインゲーム、オンラインポルノの依存症が指摘されています。しかし、脳の働き方からみると、ノートに文章を書いたことがない人が、ディスプレーではよく書き、よくしゃべり、よく読むことが「なぜ?」の不思議の一つです。


 吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』、徳間書店)をテクストにして解明すると、「スマホ」「ケータイ」「パソコン」のディスプレーは、人間の目、耳の知覚の了解過程の一切を省略して表示します。
 すると、「筆順」など分からなくても「文」が書けると思いこんでいるし、「主語・述語」など「どうでもいいじゃん」「マジ、くっだらねえよ」という非共同幻想の表現が成立するのです。


 これは、人間の本質の「思考」「知性」「理性」「社会」「共同体」「共生」といったものを全て喪失します。恋愛はムリ、結婚はムリ、子育てはもちろんムリ、仕事だってマジ、ムリ!!となるのです。

 決定的な対策は、遠山啓による「推移律」の練習です。
 オンラインゲーム、オンラインポルノなどでお困りの方はぜひ、おすすめします。

[3706-2] ポルソナーレの五月一回目のゼミ・日本人の脳の働き方を正しく働かせる方法 2 谷川うさ子 2015/05/08(金)15:17
   ■「ゼミ・イメージ切り替え法」は「スマホ、ケータイ、パソコンは脳の言語野の働きが低下する」です。


 テクノロジー(スマホ、ケータイ、パソコン)の「ディスプレー」に表示させる「文字」「文」「文章」「画像」は、脳の「実像」という部位に表象します。「言語野ではない」ことに注目する必要があります。そして理解する必要があります。すると「脳の言語野」は、全く使わない状態がつづきます。使われないものは細胞が死滅します。すると、ディスプレー(画面)は「読める」「入力できる」ことはできても、リアルの現実の中で「自分の目、耳、口、手を使って、ものごとと関わる」ことが、だんだんむずかしくなります。


 使わない脳、身体の部分が劣化していくことを「廃用萎縮」といいます。「スマホ」「端末機」「ケータイ」は、「なんとしても長く使わせる」ために高い給料をもらっている人とその集団が毎日、巨額のコストをかけて調べて、製品をデザインしています。依存する人が増えているので、業界も会社も豊かになっています。それは、学校に行かない、仕事に行かない、そしてオンラインゲームにはまっているあまたの人々から吸い上げたお金で豊かになっています。


 もうちょっとマシな人生を生きたかった、と思う人には、対策とアドバイスを提供しています。
 なんとかしたいという方は、ご連絡してください。
 まず、くわしく説明いたします。


◎連絡先はこちらです。
 TEL・東京03(3496)6645
>> スレッド[3706]に返信

[3705] 読むだけで幸せになる手紙・痴呆症になった姑と楽しく会話しています 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:57
[3705-1] 読むだけで幸せになる手紙・痴呆症になった姑と楽しく会話しています 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:57
          「2025年問題」ということがある。一人暮らしの認知症、孤独死の人が47万人、という問題だ。
       認知症を防いで、対話の能力を回復させて幸せになった物語


 わたしは、結婚している45歳の主婦です。同居している姑が脚の骨を折って入院しました。夜、眠れないので薬を服用して眠っていました。すると、すっかり鬱病になったのです。
 病院に見舞いに行くと、ノート型式の画用紙に、孫の名前をひらがなで、くりかえし、くりかえし何ページにもわたってひたすら書いています。
 「早く帰りたいよ」「葬式に行かねば」「豆の取り入れを、雨の降る前に」などとも書いています。


 脚の骨折が治って自宅に戻ってきました。
 しかし、身体の健康にすっかり自信をなくして寝て起きないという状態になったのです。
 そしてまた、孫の名前を呼びます。目の前にその孫の本人がいるのに、「はるき」「さとし」「まみ」と呼びつづけるのです。
 孫、すなわちわたしの子どもたちは、すっかりこわがり、怯えて近づかなくなりました。


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 吉本隆明さんが「人間の本質とは」と「個体・家族・共同性としての人間」の中で説明しています。脳の中に、人間の本質が形成されているという説明です。
 日本人の使う日本語は、脳の働き方のメカニズムに照らしてみると、人間の本質とは異なる「主観」(心的領域といいます)の領域で働いています。
 人間の本質は、自律神経の交感神経の働きによります。日本人は、常に副交感神経を優位に働かせるので、ほんの少しでも交感神経が止まると痴呆(認知症)になります。脳細胞が死滅する廃用萎縮のままに生きるのを「自然だ」と肯定します。


 事例の物語の女性は五月野風子さんです。
 脳の交感神経を働かせる基本は、「朝は陽の光を目に感じる」「脳の松果体の時計が働く」、話し手中心の日本語の話し方を回復させる、目で遠くにある物を見る、などです。
 姑との関係の中に取り入れるようにアドバイスをしました。


 ポルソナーレのアドバイスをいただいて、「おかあさん、おはようございます」とご挨拶をして窓のカーテンを開け、窓も開けて陽の光と風を入れるようにしました。
 姑が話すときは、録音テープを回し、笑顔でうなづきながら話す言葉をノートに書き取ります。
 今では、食事の仕度はひとりでできるまでに回復しています。
>> スレッド[3705]に返信

[3704] 読むだけで幸せになる手紙・親しい人と仲良くなれないのは、親しくなり方が分からないから 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:56
[3704-1] 読むだけで幸せになる手紙・親しい人と仲良くなれないのは、親しくなり方が分からないから 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:55
          せっかく親しくなったのにひとりになればせいせいすると思っている人は多い。
       親しくなるには、実は、親しくしてはいけないと気づいて幸せになった物語


 わたしは、大学のデザイン科を卒業してデザイン事務所に勤めています。仕事には自信があります。10年もこの仕事をしているので、どんな仕事もだいたいの要領が分かっています。おもに企業のサイトとかブログとか、メルマガのデザインを担当しています。
 職場では誰とも話しません。昼食はいつもひとりで食べています。
 お弁当は、一緒に生活している彼がつくります。


 わたしが会社で人と話をしないのは、毎日のように顔を見ている人なのにスイスイと話ができないからです。話をしても、話の受け答えがスムースにできないのです。
 わたしは、人によっては言いたいことが言えます。話しているときも、余裕しゃくしゃくで、自分の考えに筋道を立てて気持ちをこめて話せます。
 どういう人になら話せるのかというと、気の弱いオドオドしている人、下を向いて緊張している人です。女性、男性にかかわりはありません。そして、自分から見てこの人はつまらない人だと見下げた人です。
 わたしは、道を歩いていてもちょっとしたことにすごく腹が立ちます。殴りたいような衝動にかられるのでこれは治したいと思っています。


 わたしは、ふだんは彼のアパートに行きます。寝ることも、食事も、風呂に入ることも、彼のアパートですませます。彼にたいしてはすぐに感情のボルテージが高まります。話し方の口調は押しつけがましく自分勝手な言い方になります。彼が、私の好みに合わない食材を出したり、味が合わないと殴りつけたくなります。
 もちろん、殴ることはしません。彼が、オドオドと卑屈な目つきや声になると少し気が晴れます。
 この気分転換ができにくい、ちっとも大らかでない感情障害は、なんとかならないものかとおもっています。


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 事例の物語の序例は、夏賀喜多子さん(35歳・仮名)です。
 会社の中などの親しい人とは話せない、しかし、自分が見下した人には堂々と思いのままに話せる、というのがお手紙の主旨です。対人緊張がご本人の悩みです。


 人間が生きていく世界は、社会性の世界と決まっています。だから、社会性の能力を身につけます。昔の日本人は、「世間が笑う」「世間が許さない」という言い方で社会性の能力の学習の必要を自覚していました。


 いつの時代でも、「社会性」とか「社会性の知性」「社会性の能力」といったこととは無縁の人間関係をつくる人はいます。不良グループといわれたり、不登校といわれたり、非行少女といわれたり、の人たちのことです。
 日本人の脳の働き方は誰もが「主観」なので、主観の度を強くしていくと、それが自己主張のように見えます。昔は「ツッパリ君」とか「ツッパリ少女」といわれました。「動物の脳」の大脳辺縁系の中枢神経の「扁桃核」が表象する「好き」「嫌い」の感情と社会不適応は一致するので、「社会性」ということを身につけられなかった人の目にはまぶしく輝いている人に見えたのです。

[3704-2] 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:56
    夏賀喜多子さんは、社会性の能力の乏しい男性のアパートで、その男性を彼にして社会性の無い関係を深めています。自分の住むアパートはちゃんと別にあって、毎日、彼のアパートでトカゲの脳(中隔核)と内扱いの脳(扁桃核)のつくるイメージのままに暮らしています。仕事の能力といった知性とは無縁の「別世界」をつくっています。社会に背を向けて、見下す行動と態度、姿勢を主観で現わしています。


 「わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 衝動的に怒る、するとヒステリー症状が起こる、お腹の中は、怒りがグツグツと煮えたぎっているのが、対人緊張の内容と分かりました。
 彼に、風呂、食事、わたしの下着の洗濯まで尊大な態度でやらせていたことを深く反省しました。彼に両手をついて謝罪すると、泣いて喜んでくれました」。
 今では、それぞれ自分のアパートで生活して、会うときは社会のルールのあるレストランやホテルのラウンジで会っています。
 「待遇表現」を用いて話しているので、職場の人間関係も友好的になりました。
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[3703] 読むだけで幸せになる手紙・男の人とうまくやれないのは、内扱いだからと深く反省した私 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:54
[3703-1] 読むだけで幸せになる手紙・男の人とうまくやれないのは、内扱いだからと深く反省した私 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:53
          女性は男性と仲良くしたいと思っている。
       男性は女性と仲良くしたいとおもっている。
       諦めてしまうのは、内扱いに原因があると、深く反省して幸せになった物語。


 五月鯉子さん(仮名・29歳)は、自分には「男の人がいないと世の中が終わってしまうような気がする」と思っています。
 いま、どんな男の人ともお付き合いがないので、仕事にも無気力、毎日の生活もつまらなくて無感動の日々をおくっています。
 「人と話しても、自然な自分が分からないから自分からしゃべれません。自分から話せないので、自分というものがなくなっています。とくに、男の人にたいしてひどく憶病になっています」。


 五月鯉子さんは、中学生のころは、男の人との付き合いがなくても、とても活発でした。
 お友だちは10人くらいいました。いつも4人か5人くらいのグループでわっはっは、あっはっはと笑って過していました。だから勉強も、クラスでもがんばりました。
 毎日、エネルギーがあふれてさっそうと登下校の校門を歩きました。
 生徒会長もがんばりました。
 クラブのテニスのマネージャーもがんばりました。
 中学の3年間は、春になればタンポポにステキと思い、夏になればひまわりにステキと思いました。
 「生きているって感じでいっぱいだったんです」。
 「高校生になったら、人に対して心を開けなくなりました。人に打ちとけるってことができなくなったのです」。
 交際していた男性と別れたことが原因だったと言います。
 高校生になってすぐに、先輩の男の子から交際を申し込まれました。二ヵ月間、付き合いました。
 「別れよう」と言われました。とても好きだったので、ショックでした。気持ちが安定せず、勉強にも手がつきません。月曜日はとくに憂うつです。
 「みんな楽しくやっているやろなあ」と思うとさみしくて、辛くて涙が出てきました。


 「学校に行くと、好きな男の子を見つけて付き合うようになりました。
 付き合っている男の人がいると、毎日が楽しくなります。家にいても、生活の中のことなど、やるべきことをきちんとできるようになりました」。
 ところが、交際している男の人と別れると、自分を見失って何もできなくなります。
 男の人と付き合い、また別れるというサイクルの中で高校を卒業して、大学生になりました。


 「わたし、男の人がいいひんと世の中がみんな終わったような気持ちになるのです。大学生のころは幸せなことに、素直に自分を出せる男の人がいました。心が落ちつく場所があるので毎日が楽しく、落ち着いて勉強もできました」。
 五月鯛子さんは、大学の卒業の年に、男の人に頼ることができなくなりました。男の人から「別れよう」と言われました。
 心の拠り所がない、自分を支えるものがなくなったので「自分が終わった」という思いの中で就職しました。小学校の教師になったのです。


 「毎日、身体異常が気になります。仕事が終わると頭がボーッとして自分の身体ではない感じがします。人の話が聞けません。
 聞こうと思って息を詰めて集中しないと全く耳に入ってきません。今、話されていることも忘れます。何をしゃべったらいいのか?子どもたちにも気を遣って、死んだ方が楽なんとちがうかなあとか思うようになりました」。
 テレビも観れない、マンガもじっと見ていられない、と言います。
 神経科に通って、安定剤を飲みながらやっと、スマホの画面をじーっと眺めている毎日になりました。

[3703-2] 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:54
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 物語の事例の五月鯉子さんは、お付き合いしている男性がいないとヤル気も意欲も出て来ないと悩んでいます。
 人間の脳の働きの原始的な働きは、男性も女性も、「性の欲」は社会や人間関係と関わる「行動の能力」をつくり出します。
 これは、とくに、男性の行動の能力の土台になっています。男性は、視床下部(欲の脳)の中枢は背内側核です。GnRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン・ペプチド10個)という「性の欲の権化」といわれるホルモンを分泌して、欲の対象に向かって行動を成立させます。


 女性は、 GnRHではなく、TRH(ペプチド3個。甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)を分泌します。
 女性は、視床下部の「視索前野」を中枢神経にしています。
 副交感神経の中枢です。


 男性は、欲の対象に向かって直進的に行動をあらわす、というのが脳の働き方の特質です。
 女性は、「相手が喜ぶから自分も喜ぶ」という「認識の能力」をあらわす、というのが脳の働き方の特質です。女性は、子ども、恋人、夫を社会化していく責任をになっているので、「認識」という知的能力の学習を優先させることを無意識に考えています。


 男性は、欲の対象の理解(認識すること)はよほどの学習能力がないかぎり、たいていは「理解」(認識)の努力はしません。
 自分の欲のイメージが思い浮べば直進的に行動して、その結果、欲の対象を主観で「認識」します。これを「認知バイアス」といいます。


 女性は、父親から「行動の仕方」を学習して、その上で「認識の能力」のための学習にとりくみます。
 「行動の仕方」とは、「手段の学習」のことです。
 行動の対象の「完成形」をイメージする、そして目的にたいする「手段」の行動の学習を教えてくれるのが「父親」です。


 ところが、多くの日本人の男性は「行動の仕方」を教えません。丸暗記で憶えるので、言葉で説明できないのです。
 すると、女性は、父親の欲の対象に向かって直進するという行動の仕方だけを学習します。
 「欲の対象の内容はどういうものか?」という説明の仕方は学べません。言葉による表現の仕方は学べないのです。
 五月鯉子さんは、欲の対象に向かって直線的にかかわるということだけをおこないました。男性の一般がそうであるように、五月鯉子さん自身も男性の一人一人の性格の違いは分かりませんでした。
 知的に訓練された男性の話す言葉は「性の欲の対象ではない」ので関わりの対象にはしません。
 すると、当然のこととして社会的なこと、自分の人生にとって有益なことの言葉は分からない(行動が止まる)ということが起こったのです。

[3703-3] 谷川うさ子 2015/05/04(月)13:54
    「わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 女性と男性の関係は、橋渡しとなる媒介がなければ、関係に永続性というものがないということを初めて知りました。わたしは、愛があればいい、両思いで好きになればいいと思っていたのです。
 橋渡し(媒介)の第一位は思想・哲学、第二位は倫理だそうです」。
 五月鯉子さんは、「法則」ということの学習にとりくんでいます。それは、「間違い探し」というものです。二つの同じような絵がある、一方の絵を全体としたとき、片方の絵には、いくつの間違いがあるか?をすばやく見つける、というものです。
 五月鯉子さんは、「同じ」「違う」「多い」「少ない」「余り」ということが人間にとって「法則」「規則」の始まりであることが分かりました。
 今は、こういう「法則」の言葉を日常生活でも大切にする男性と恋人関係になって、幸せに暮らしています。
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[3699] 読むだけで幸せになる手紙・人と話せないからブリッ子しているのは本当に話せないからと気づいた私 谷川うさ子 - 最新投稿 げらげらちゃん 2015/05/03(日)13:36
[3699-1] 読むだけで幸せになる手紙・人と話せないからブリッ子しているのは本当に話せないからと気づいた私 谷川うさ子 2015/04/30(木)13:51
          多くの人は、自分には
       本当の自分がある、と
       信じている。想像の中の
       大活躍している自分を
       信じている。それは仮想の
       自分と気づいて
       幸せになった物語。


 わたしは、ひとりっ子で育ちました。母親の言うことによると、幼稚園生の頃から何もひとりではできなかった子だったといいます。
 服をひとりで着れない、服のボタンをひとりではめられない、といったふうです。小学校のころは給食を食べるのが遅く、食べ終わるまで遊ばせてもらえませんでした。
 わたしは、給食が嫌いになりました。


 小学校のころには、授業の体育がニガテでした。
 どうしても人と同じような行動ができないのです。身体の動きも、動作も、じぶんだけが人と全く違ってしまうのです。先生がわたしだけ注意します。わたしは、体育のある授業のときは、いつもトイレに隠れていました。
 わたしは、学校の先生の紹介で児童相談所に入れられたのです。


 登校拒否は中学2年生で治りました。児童相談所に行くよりは、学校の方がマシだと思えたからです。
 高校生のころは、いじめられたり、悪口を言われたりしました。でもわたしは仮面をかぶることにしたのです。仮面といっても「心の仮面」です。バカにされ、無視されても「あれはわたしのことじゃない。本当のわたしのことじゃない。だから平気。何を言われても、本当の自分が仮面の自分を上から見下ろしているって思えば平気、平気」と思うことにしたのです。
 友だちとは表面だけ、仮面の自分に付き合わせて気持ちや感情は、外に出さないようにしました。


 高校を卒業してコンピューターのソフトを勉強する専門学校に入りました。そしてコンピューターのソフトをつくる会社で働いています。
 先輩といっしょにユーザーの会社に行きソフトを開発して提供するという仕事です。
 この会社で、わたしは「愛想が悪い。ガンコだ。すごく表面的で、ブリッ子だ」とウワサされています。何にたいしても無関心、どんな話にも喜ばないので無感動、仕事が遅くなろうが、ミスが起ころうが反省しないし、謝らないので無責任という性格だと思われています。
 これは、いくら本当のわたしじゃないと思っても、無愛想、無口は治りません。口が動かないし、表情も動きません。


 会社では、2人でチームを組むことが多いので、「なんとか話をしないと…」と思うのですが、焦って、一言、二言だけを話すのがやっとなのです。相手の人が話しても、トンチンカンな受け答えになります。会話にならないのです。
 3人とか4人とかの人の中に入ると、「こういうことを言うとバカだと思われるのじゃないか」と心配になります。思っていることの半分も言えないので、話す気力もなくなるのです。

[3699-2] 谷川うさ子 2015/04/30(木)13:51
    ポルソナーレのカウンセリングです。
 事例の物語の女性は、味才崎子さん(27歳、仮名)です。
 悩みの主旨は、「初対面で話しやすそうな人には愛想よくする」「初対面ではない人には、相手が話しかけてくるまでは自分から話しかけることはしない」ということです。
 もともとの始まりは、「嫌いなことは何もしない」「イヤだと思ったことには近づかない、放置する」ということでした。
 味才崎子さんの悩みの核心は、「こんなふうに人と話せない自分は本当の自分ではない」とひそかに思っていることです。なんでもスイスイできて、好きなことならエネルギッシュにとりくめて、輝かしい自分というものがあると思っていることです。
 多くの人は、こういう自分の輝きを「自己実現」というようにイメージしています。
 「自己実現」という言葉では言いあらわさなくても、仕事や人間関係はうまくいくにこしたことはないけれども、うまくいかなくてもそれでべつに困ることは何もない、「自己実現の自己は、毎日、満足している」と思っています。


 脳の働き方から見ると、「バーチャル」(仮想空間)の中の自分の行動は完成している、という脳の働き方になっています。必ずしもスマホとか端末機、パソコンでオンラインゲームに依存している、ツイッターやSNSをお友だち代わりにしているからというのではありません。


 日本人の脳の働き方は、日本語の「文法」の已然(いぜん)と未然(みぜん)がつくる「内扱い」を本質にしています。
 これは、動物の脳といわれる大脳辺縁系の「欲」や「好き・嫌いの感情」に、「ものごと」を結びつけるというものの考え方のことです。
 こういう「行動の止まり」(学習の止まり、記憶の止まり)を防ぐために、古代の日本人は「待遇表現」(謙譲表現、尊敬表現のことです)を開発しました。
 平安朝のころの女性たちは、差別と虐待を防ぐために「女房言葉」という「待遇表現」を開発して、社会的な貧困や人身売買の対象にされることを防いできたのです。
 

 事例の味才崎子さんは、「待遇表現」という知性のルートづくり、社会的な評価のルートづくりの仕方を知らなかったのです。このような女性は、奈良時代も平安時代も、室町時代も、社会の底辺に落ちていきました。上野千鶴子は、そういう惨めな女性の境遇を研究して東京大学の教授になりました。


 わたしは、ポルソナーレのアドバイスをいただきました。
 頭の中で白日夢のようにストーリーをつくって浸るのも、オンラインゲームに浸るのも、脳の働き方は、「右脳・実像」の部位しか働かせていないので同じであることを学習しました。
 目の前の人だけに正しく待遇表現をおこなうという法則を教わりました。これができれば会話の能力も、学習の能力も目ざましく向上するということを教えていただきました。
 今では、会社では「味才崎子さんは、仕事もできるけど、人望も厚い」とホメられています。
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[3697] 読むだけで幸せになる手紙・自分はダメだと卑下するのはイバリの行動スタイル 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/04/28(火)19:24
[3697-1] 読むだけで幸せになる手紙・自分はダメだと卑下するのはイバリの行動スタイル 谷川うさ子 2015/04/28(火)19:24
          日本語のルールに謙譲形が
       ある。自分を低い者と
       言い表す法則だ。
       相手不在で謙譲するとイバリになると気づいて
       幸せになった物語。


 津々地咲子さん(40歳・仮名)は、結婚して子どもが生まれました。男の子です。
 まだ0歳8ヵ月です。子どもを乳児施設に預けて働いています。働くことが結婚の条件でした。夫は、何も言いません。
 「ほんとうは、働くのは止めろと言ってほしかったのです。仕事、育児、家事の全部に自信がありません。
 

  津々地咲子さんは、出版社の経理事務をしています。上司の女性から仕事を指示されてとりくみます。
 「わたし、上司の言っていることがすぐに分からないのです。理解するまでに、長い時間がかかります。
 質問すればいいのですが、何を聞けばいいのかが分かりません。だから分かったようなフリをして、仕事にとりくむのです」
  津々地咲子さんは、仕事で指示されたこと、説明されたことがよく分からないのは、いつか、誰か助けてくれると思っているからです、と言います。


 津々地咲子さんは、出産の時は、実家の母親にお世話になりました。4ヵ月ほど実家にいました。
 「母親は、どんなことでも自分で判断してサッと動きます。会社の先輩も人から言われなくても目的をちゃんと分かって仕事にとりくんでいます。
 わたしは自分ではこうしたいとか、自分の考えはこうだということを言えません。言いたいことが心の中で重く固まって、ナマリのようにはりついています。
 息が苦しくなり、全身が疲れきってしまうのです」
 津々地咲子さんは、実家の母親には気持ちのままに大声を出し、叫び、怒鳴ったと言います。
 「会社では、自信がない、人にどう思われているかばかりを気にする、思っていることを言うと先輩の女性は自分の考えを言う、ここで自分の考えを捨てるので苦しくなります」。


 ポルソナーレのカウンセリングです。
 物語の事例の女性の津々地咲子さんの問題は、「自分に自信がない」というのがご本人の説明の主旨です。
 しかしよく説明を聞くと、「自信がない」というのは「会社」「仕事」の中でのことです。「夫」「子ども」「実家の母親」には自分の思うがままにふるまい、接しています。本来、生まれたばかりの子どもは、脳の発達と心身の成長のしくみからみても、せめて一歳半くらいか二歳までは同期と同調を中心とした愛着形成のために密着して過すことが望ましいのです。ここでは、子どもと夫が犠牲になっているといえなくもありません。その上での「自信がない」というのは、「これが私というものなのだ」という尊大を現わします。


 日本語の謙譲表現は、たしかに自分を低く扱うこと、自分を卑下することです。これは、自分の目の前の相手に対しての謙譲(待遇表現)です。待遇すべき相手を「そういう人は存在しない」とイメージから消せば、「誰かが助けてくれる」「誰かがわたしの面倒をみてくれるのが当然」という行動の仕方に変わります。「認知による行動のみの成立」といいます。これは、自分の「欲」「感情」と一致するものと関わり、一致しないものとは関わらないという「非待遇表現」といいます。

[3697-2] 谷川うさ子 2015/04/28(火)19:24
    「わたしはポルソナーレのアドバイスをいただきました。自分の心の中で思っていることが本当の自分で、表面に見える自分は人のことを気にする仮面の自分だという二律背反の自分を改善するというアドバイスです」

 
 二律背反はカントの言葉です。アンチノミーといいます。理性中心の思考のことです。日本人は、このアンチノミーを自分の「欲」「感情」中心にして現実を分かろうとします。
 津々地咲子さんは、理性(秩序)にこそ人間の心身の健康の土台があることを理解しました。
 仕事を休職して子どもを育て、夫の話をしっかり聞いて、幸せに暮らしています。
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[2025/11/19 03:29] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子