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好きになりさえすれば 恋愛も結婚もうまくいく。 こんなふうに思っている人は 多い。 離婚してみて、対話の能力が なければすぐに破綻すると 気がついて幸せに なった物語。
わたしは、37歳の女性です。 実家で母親と二人で生活しています。不動産関係の会社で正社員で働いています。 わたしは、会社に友だちがひとりもいません。 だから、毎日、黙々と仕事をして誰とも話さずに家に帰ります。
わたしは、会社に勤めて3年になります。女性社員は6人です。毎日、今日はこういうことを話そうと話題をいくつも用意して出社します。でも、会社に行くと話せないのです。 女性社員が集まって休みをとる場所におしゃべりをしに行こうと思っています。 そして実際に行ったこともあります。 反応がない、嫌がっているように思えました。 だから行きません。 わたしは、誰からも孤立しています。 ひとりでスマホを眺めながら過しています。 帰り道もずっとスマホを友だち替わりにしています。 わたしは、離婚の経験があります。結婚は31歳の時でした。紹介されてお見合いをしました。わたしは、相手の男性が嫌だったのです。 当時、まだ健在だった父親がわたしを叱り、無理に結婚させたのです。わたしから見ると、その人は実の母親にベッタリでした。アダルトビデオ愛好の人で、実際の性は生々しいという人でした。 結婚して一ヵ月で離婚しました。
わたしにも会社に好きな男性がいます。会社では仕事を介して、たびたび接する機会があります。仕事の中で好意を向けていただくことがあります。わたしの気持ちの中には、好きな人という思いがあるので嬉しく思います。わたしの態度はソッポを向く、そして、その場、その席から逃げ出すのです。 しかしわたしは、その男性をいつもじっと見ているのです。 このわたしの態度を、結婚している女性の友人は「中学生か高校生の女の子の恋愛みたいね」と言います。 バカにされたと感じたわたしは、女性の友人に相談することができなくなりました。 こうして、わたしの前から好きな男性が何人も、何人も消えていきました。
ポルソナーレのカウンセリングです。 多くの日本人は理解しませんが、人間には人間であることの本質があります。 人間は、犬や猫とは違うよ、人間だけがもつ本質があるよ、という意味の本質です。それは、行動の秩序を学習すること、ものごとの正しい内容を学習する規範について分かる能力のことです。 |