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日本人の要介護、認知症 (痴呆症)は、何が 原因か? ポルソナーレの脳の働き方に もとづく考察では、 「人と話す」「人の話を 聞く」というときに、 「顔、目を見ない」 ことが心的異常を つくる。 これが認知症(痴呆症)の 直接の原因なのだ。
あなたが、ある人を見て「この人はちょっとおかしい」と思うのは、何による判断か? 「遅刻した」「家の中でゴロゴロして、食べてばかりいる」「入浴しない」「部屋の中がひどく散らかっている」といったことか? 「行動の仕方」を見て「この人は異常っぽい」と判断するか? こういうことは、必ずしも異常とか病気の判断の材料にはならない。人それぞれの事情、状況によるかもしれないからだ。
つまり、自分の行動は今、どういうことをつくり出しているかということをよく承知していて、一刻も早く正常どおりにする必要がある、復元する必要がある、と分かっているばあいは、異常でも病気でもない。 しかしこういう人の場合はどう思うか? 「わたしってば、なぜか人と待ち合わせると、必ず10分くらい遅刻する人なのよね」、「わたし、むしゃくしゃすると夜中でもどんどん食べるんです。体に悪いよと止められても、冷蔵庫の中のものをぜんぶ食べないと気がすまないんです」、「わたし、自分の部屋の中が足の踏み場もないくらいに物であふれかえっています。服は脱ぎっぱなし、汚れ物と重なってホコリだらけ、しわくちゃ。ニオイもひろいのですが、慣れてしまって気になりません」。 行動していることも変だと思うだろうが、発言している「言葉」が異常だとは思わないか?
「異常だとは思いません」、「よく分かりません」、というのが絶対多数の日本人なのだ。 「夜中にガツガツ、山のように食べつづける人」が家族にいるとする。 それは変だとは一応、見たり聞いたりすると、その場では分かる。 しかし、断言してもいいが、すぐに忘れるし、諦めるのだ。日本人は、家族の人がどんなに異常な発言をおこなっても、「お前のせいだ」とか「お前が悪い」と言われて自分との関わりを言われない限り、忘れる、でなければ諦める。よく言えば「好きにすれば?」と放置する。 わるくえいば「この人はもう居ないも同然」と無関心になる。
「わたしって必ず、遅刻するんです」「わたし、むしゃくしゃするとどんどん食べるんです」「わたし、部屋の中が散らかりほうだいで、もう何ヵ月も掃除したことがありません」といった言葉を聞いても、この言葉が異常だと思えないのは、この言葉を聞く人の「言葉」も異常であるからだ。 どのように異常なのか?「聞いた言葉」を忘れる、無関心になる、興味を無くす、というのが異常なのである。 |