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母親が子どもを悪く 言うと、その子どもは 成長するにしたがって 言葉を憶えることが できなくなる。 目の前の行動の ことを適当な言葉で 言いあらわすようになる。 これが、日本人の強迫 神経症の始まりだ。 認知症(痴呆症)の 周辺症状の予防と 改善のしかたを教える。
《相談の事例・わたしは中学生のころ、親から暗い性格だと言われました。今、結婚している夫と全く会話がありません》
わたしは、結婚紹介所で今の夫と知り合い、結婚しました。結婚4年目の主婦です。 夫とは、結婚してすぐに、会話がなくなりました。 すぐに疲れているからと言います。食事もスマホを見ながらか、テレビの画面に目を向けて、わたしの方は全く見ません。
わたしは、独身のころ職場でも、人と何を話していいか分かりませんでした。 無口というのではなく、わたしが話しかけると、相手の人は、必ず下を向くか、ソッポを向いて、なにやら意味不明のことを話して、やがて黙ってしまうのです。相手にされていないんだな、この人もわたしから離れていこうとしているなとおもいます。 結婚すれば孤独感がなくなるだろう、淋しくなくなるのではないかとおもい、貯金のありったけを使って結婚相談所をとおして、話しやすそうな人を見つけて結婚しました。それが今の夫です。
わたしは、中学生のころ、母親から、おまえは暗い性格だと言われました。父親は、弟の方が明るい、と言いました。 そのころ、不登校気味の女の子の友だちがいたのですが、その女の子が「自殺したい」と言ったのです。わたしは、「どうぞ、どうぞ、いつでも好きなときに、好きなやり方で」と言ったのです。 これがどういうわけか学校の担任の先生に伝わりました。 「人の生命にかかわることを、そんなに軽々しく言ってはいけない」とひどく叱られました。 そのとき友だちは笑っていたし、ふざけているんだとおもいました。 なんだか、もうおちおちジョークも言えないじゃないかとおもいました。 わたしはこのときから人と話をするのに気をつかいはじめました。そして、会話というものがおっくうになったのです。 (黒山晴子(仮名)、36歳、主婦) |