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「赤面症」という 対人恐怖の症状がある。 「手が震える」、 「声が震える」、 「脚も体も震える」。 脳の働き方が分かれば、 正しく治せる。
《相談の事例・わたしは中学生のころから顔が赤くなる症状がありました。結婚して主婦になってもまだ治りません》 (高藤伸子(仮名)、38歳、主婦)
わたしは、今、結婚して10年めの主婦です。 赤面症で今も悩んでいます。 始まりは、中学生のころからです。理科の授業のとき、男性の教師の顔を見ながら授業の話を聞いていると、なぜか、不自然に顔が赤くなったのです。 わたしの顔が赤くなったのを近くの席の女の子に気づかれました。 わたしの顔が赤くなることがクラス中に広がりました。 わたしは、理科の授業がすっかり嫌になりました。
わたしは男性恐怖症になったのではと思いました。 今、相手の人が男性でなくても、女性と話しても頭の中はまっ白になります。話をすると声も震えます。結婚する前は、会社に勤めていましたが、手が震えるのを上司に見られてたいへん辛い思いをしました。
《ポルソナーレのカウンセリング》
「赤面症」と「声が震える」「手が震える」「足が震える」というのは、日本人の対人恐怖症の症状としてよく知られています。 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、日本人の要介護問題に焦点をあてて脳の働き方を説明しています。 要介護状態とは、認知症(痴呆症)の中核症状の「行動の止まり」のことです。 この「行動の止まり」は、認知症(痴呆症)の周辺症状から始まります。 「赤面症」とか「手、声、脚が震える」という症状は、周辺症状です。 脳の働き方からみると、このことがよく分かります。 「行動が止まる」ということに周辺症状の本質があります。 相談の事例の女性は、「学校で勉強をすること」「会社で仕事をすること」「結婚して主婦として人間関係をつくること」の全ての「行動」が「止まっている」ことに脳の働き方の特徴があります。
「赤面症の人は、学校でも仕事でも、結婚生活でも、ぜんぶの行動が止まっているというと、意外に思うかもしれません。学校にも行ったし、会社にも勤めたし、今は結婚して主婦としての生活をおこなっている。ちゃんと行動しているように見えるじゃないか、と誰もが思うでしょう。 |