谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
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[3771] 読むだけで幸せになる手紙・認知症状態の人を正常な状態にする話し方 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2015/09/08(火)13:51
[3771-1] 読むだけで幸せになる手紙・認知症状態の人を正常な状態にする話し方 谷川うさ子 2015/09/08(火)13:51
          家の中で痴呆状態に
       なっていく人は多い。
       直接の理由やきっかけは
       その人それぞれの
       事情というものだ。
       だが、脳の働き方から
       みた真の原因は、
       家の中の人、介助者、
       ヘルパーなどが、その
       当事者の「顔」「目」を
       見ないで話すこと、
       にある。
       少しでも回復させようと
       いう慈悲があるの
       ならば、「顔」「目」を
       見て思いを語って
       みるのはどうか。


 わかりやすい事例をあげる。
 ある若い母親の話だ。
 「最近、4歳の男の子がわたしの言うことを聞きません。遊びのことで、こういうことをすると危ないのよ、してはいけません、と言うと、わざわざ危ないことをするんです」。

 そこで尋ねてみた。
 尋ねるとは、手がかりをつかんでものごとの道程を明らかにするということだ。
 「子どもに注意したり、説明するときに、子どもの顔と目を見ながら話していますか?」

 そういえば、とその母親は言う。子どもの顔も目も見ていません、と答えた。
 「わたし、笑い声を出しながら話すんです。なぜでしょうか?ぜんぜんおかしくもなんともないのに。昔からの癖なんです」。

 この女性の夫も子どもと話すときに、子どもの顔も目も見ない。
 「夫は、わたしと話すときにも、横を向いてしゃべるんです。
 変だなという思いはあるのですが、それがなぜよくないのかが、分からないままだったんです」。

 この女性に、子どもと話すときはかならず「顔」と「目」を見て、「笑い声を出さない」で話すことを実行してもらった。
 効果は一週間で現われた。
 「子どもは、泣く、叫ぶということをしなくなりました。危ないこととか、間違った行動などはしなくなりました。
 素直な聞きわけのいい子になりました」。
 夫も、ポルソナーレのアドバイスする「顔」と「目」を見ながら話すということを聞き入れているという。
 「わたしも、笑い声は出さずに、笑顔で話を聞いています。顔と目を見ながら聞くと、頭の中がすっきりします」。

[3771-2] 谷川うさ子 2015/09/08(火)13:51
    人間は、生まれてから1歳半くらいの年齢になると「指さし」ということをおこなう。
 まだ言葉を話せない1歳半のころに、遠くの物を見て、その物に向かって人指し指をピンと伸ばして指し示すのだ。そして親の顔をじっと見る。
 この「指さし現象」は、幼児教育の専門家の間でも謎とされている。しかし、おこなわれていることは分かる。
 「共同指示」といわれている。
 
 母親でも父親でもいいが子どものこの「指さし」に正しく反応する。
 「あれはスズメよ」。
 「あれは猫よ」。
 「あれは、電車だよ」。
 子どもは、言われた言葉を耳で聞き、そしてじっと見る。
 スズメ、猫、電車が見えなくなるまでじっと見ている。
 この「共同指示」は、やがて、子どもが、母親の見ている物に注目する、というように発達する。これは「共同注意」と呼ばれている。

 脳は、「言語野」と「感覚野」の二つでつくられている。
 「言語野」とは、左脳、右脳ともに「ブローカー言語野」だ。前頭葉にある。
 「感覚野」は「実像」といわれている部位だ。「実像」とは光学用語だ。「右脳」にある。前頭葉だ。

 「実像」とは、光学用語があらわすとおり、「目」の「感覚」と「知覚」がものごとの「認知」のために働くところである。
 「実像」は、「客観」「主観」の二つの働きをつくり出す。
 
 1歳半の幼児の「指さし」(共同指示)は、「実像」の「客観」をつくり出す脳の働き方である。
 哲学のげんみつさにもとづいていうと「指さし」は「感覚」による知覚である。
 「あれはスズメよ」。
 「あれは猫よ」。
 「あれは電車だよ」
という言葉は「実像」の中の「視覚の知覚の内容の認知」なのである。
 「目」の視覚は、「感覚」と「知覚」の二つで二重になっているということを説明している。

 母親が「子どもの顔も目も見ないで話す」というのは、子どもの脳の中で「目」(耳も)の「感覚」は働いても、「目」(耳も)の「知覚」と「認知」が働かなくなるということだ。
 ちょうど「厚いガラスの眼鏡」をかけた状態になる。物の形もしくみも、置かれている前後関係も全く分からなくなる。これが「知覚と認知の喪失」だ。
 子どもは不安いっぱいになるだろう。

 多くの日本人は、人と話すときに「相手の顔も目も見ない」という話し方をする。原因は、尊敬語や謙譲語(形)のルール、法則を知らないことにある。「人の話を笑い声を出しながら聞く」「人に笑い声を出しながらしゃべる」という女性は典型である。
 すると、母親から「顔も目も見ない」で話された子どもの脳の働き方と同じになる。

[3771-3] 谷川うさ子 2015/09/08(火)13:51
    家の中、もしくは、身近に「認知症」(痴呆症)と思われる人がいる人は、改善の仕方の対策として「顔、目」をしっかり見ながらくりかえし、くりかえし話すということを試みられよ。
 必ず、効果があらわれると信じてよい。

◎くわしくはポルソナーレのメルマガでもごらんいただけます。
http://www.porsonale.co.jp/magazine.htm


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