[5600-2]  谷川うさ子 2020/06/14(日)20:09   修正時間切れ 
      
        
            | 
          「幻聴」でもし困っているとすれば、動詞文で「幻聴」のことを考えるから治らない、ひどくなる一方だ、ということになる原因をつくっていることになるのです。
  もちろん、これは「幻聴」に限らず、「うつ病」も「癌」も「コロナ新型ウィルスの感染問題」にもあてはまり、あす。
  「対象がなんなのかが分からない」人とは、身体の目は見えていても「心的には盲目の人である」のです。耳も聴こえていません。
  この「アフターコロナ」の時代と状況では、今までのように「動詞文」でものごとを考えたり、行動しても、「そういうことはもう終わりだ」と劇的に変わっているので、「動詞文による思考はかなり危険だ」ということに気づくべきです。
  もっとも、「危険だ」、ということが理解できるのも名詞文の能力なので、動詞文による思考と行動の人は、どんなに悲惨な目にあっても「気づくこと」も出来ないので、1日たてば1日分だけもう引き返せないところに向かって悲惨の度を増す道を歩いています。
  ◎「概念による思考」とは何か?といえば「「1対1対応」のことです。
  遠山啓の「水道方式」のことです。3歳児の「数」の指導で教える考え方のことです。
  ●「リンゴ1個がある」。 ●「タイルが1個、ある」。 ●「数字の1がある」。
  ●「タイルの1」と「リンゴの1」の「1対1」対応は「同じ」である。「余り」はない。 ●「タイルの1」と「数の1」を「1対1対応」を行うと「同じ」である。「余り」はない。 ●「タイルの1」と「数の1」を「1対1対応」で結びつけると「同じ」である。
  ●すると、「リンゴの1」と「数の1」の「1対1対応」は「同じ」であるから「リンゴの1」は「1」(量も質も1)である。
  ●注・・・「タイル」とは2センチ4方の白い厚紙で作った「半抽象物」(子供用の学習教材)のことです。
  ●「概念思考」とは、実物の「リンゴ」を目で見た時、まず「タイルの1」のイメージがぱっと思い浮かぶ、次に「数の1」のイメージがぱっと思い浮かぶ、ということをいいます。
  これを「イメージスキーマ」といいます。 「イメージ思考」ともいいます。
  本質は、「1対1対応」を行う、その結果、「同じである」、「余りはない」という証明です。
  子供の頃、丸暗記タイプの学習を行ってきた人は、こういう「イメージ思考」は出来ないでしょう。
  対象についての認識の仕方がまるで分からないので、この時代、極貧困の世界に追いやられてしまっています。
  ◎こういう「概念思考」をおこなうのが「名詞文を書くこと」、です。
  ●「幻聴」という対象に適応させてみます。
  基準は「脳」の「頭頂葉」の機能です。
  ●「頭頂葉」・・・「距離」「角度」「方向」の3つの視覚の感覚の「知覚」による「認知」を行う。
  ●「距離」・・・交感神経の視覚の知覚の仕方は「背景とともに全体の姿、形」を知覚して「認知」する。
  「幻聴」でいうと、「背景という状況」がイメージされないのに「人物」とその人の出す声、言葉だけを思いうかべること。(距離のイメージスキーマ)。
  ●「角度」・・・上、下、前後、左右、の位置から見た「認知」のこと。
  「幻聴」でいうと、「いつ。どこで、誰が、なぜ、どのように、どうした」などの問いに答える背景、場面とか、状況などの「イメージ」がなくて「ある人物だけを思い浮かべて、その人物の声、言葉をイメージすること」、これが「幻聴」です。
  会話の時に、いきなり「あのね、わたし、人からイジメられているんですよー」と自分の経験だけをどんどんしゃべりはじめる、というときの言葉が「幻聴」です。
  ●「方向」・・・「直線的に進む、対象に接近、接触して対象を認知すること」、その「接近、接触した時の対象の2・5次元から発展した3次元のイメージ、のこと。
  「幻聴」でいうと「対象となる人物の背景、状況」は、一切、説明されず、ただ、人物の話す限定した言葉とか声の調子とか、人物の表情だけがクローズ・アップでイメージされること、これが「幻聴」です。 | 
         
       
     |