[3800-2] 谷川うさ子 2015/10/27(火)11:29 修正時間切れ
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男性も女性も「性の中枢神経」が「人間関係の能力」の土台です。女性の中枢神経は「言葉」と「人間関係」の能力をつくり出します。 男性の中枢神経は、「人間関係」をつくるための「行動力」をつくり出します。
荒海良子さんは女性です。だから視床下部は「視索前野」を中枢にしています。それなのに、なぜ、「人と思うように、積極的に話せない」ということが起こるのでしょうか。 その理由は、脳の働かせ方にあるのです。
人間の脳は大きく二つに分かれています。 一つは言語をつくる「左脳」です。もう一つは感覚だけを働かせる「右脳」です。
「右脳」の中に、目、耳の「感覚」を中心に、知覚したことを「認知」につくる部位があります。『実像』と呼ばれています。 この右脳の『実像』も「言語」とむすびつく働き方と「感覚の知覚」だけを働かせる「働きの機能」に分かれています。二重になっているのです。
人間の脳は、「目で見る」「耳で聞く」「手で触る」という感覚が、「言葉の能力」と「非言語の能力」とに分かれて働いています。 女性が、荒海良子さんのように「人と話せない」「自分から積極的に話せない」「とくに親しい人とは自分でも驚くほど人が変わったように楽しく話す」という性格をあらわすのは、「右脳『実像』」の「目」(視覚)の「感覚」が「非言語の働き方」だけを働かせる場合です。 これは、「相手の顔、目を見ない」という話し方、聞き方がつくり出します。ここで女性の「性の欲」は、社会化されず、擬似対幻想という、自分の性の欲、すなわち自然の感覚を自分で尊敬しているイメージ(妄想)を少しずつふくらませ、時々、この妄想をぶっつける相手を見つけて、その人の脳の働き方に侵蝕しはじめるのです。
荒海良子さんには、このようなことを説明しました。「認知症の周辺症状というものです。社会とか生活の中の正常な行動の仕方を壊すことに喜びを感じるときが本格的な痴呆症の始まりです」。
「ポルソナーレのアドバイスのとおりに、やわらかく相手の顔を見る、ほほえみながら目を見て話す、ということを実行しました。すると、自分でも驚くほど頭の中のモヤモヤが晴れて、胸の奥のわだかまりも消えました。今では、子どもとも、夫とも明るく楽しく話ができているので、毎日がとっても幸せです」。 認知症は、必ずしも高齢者だけのものではなくて、若い人には周辺症状から起こっています。
脳の働き方からみた原因としくみを分かって、今から、誰でも対策にとりくむことが必要です、と熊野クマ江さんは語ります。
◎くわしくはポルソナーレのメルマガでもごらんいただけます。 http://www.porsonale.co.jp/magazine.htm |
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