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日本人の人間関係は 話し方の能力がつくる。 「おとなしい人だ」と 思われる人は、 将来の認知症を 視野に入れて、 こんなふうに改善しよう。
《事例》 わたしは、地方に住んでいる主婦です。夫は、工場に勤務しています。交代制の勤務に就いています。 わたしは、日中は、1歳半の男の子と二人の生活がほとんどです。 まわりの住宅には子どもがいないので、一日のほとんどを家の中で二人で過しています。
子どもの成長のためには週に何度かは、教室とかグループ活動のようなところに連れていったほうがよいとは思っています。でも、わたしは、少しでも人が集まる場所がとてもニガテなのです。これは、小学生、中学生、高校生のころからずっとつづいている性格の悩みです。
近所の人と話をする機会があります。わたしは、何を話していいのか分からなくなるのです。 ひと言、ふた言を話すと、もう何を話せばいいのかと分からなくなります。 話がとぎれるので黙ってしまいます。他の人はどんどん自分から話をしていかにも楽しそうです。 とてもうらやましくなります。あんなふうに自分もどうして話せないのか?と自分自身が嫌になります。「おとなしいのね」と言われたこともあります。今、思い出しても悔しくて辛くて、涙が出てきます。
わたしは、人に自分から声をかけることができません。 人から声をかけてもらわないと話をするということはありません。 小さい頃は、近所に一緒に遊んでいた子がいました。 その子とは、人が変わったように楽しく話せました。 中学生になると同級生の中に、わたしに話しかけてくれる人がいて、その人とだけ話をしていました。高校生になると、中学生のころよりもいくらか友だちが増えました。でも、心を開いて、何でも話せるという人はひとりもいなかったのです。
わたしの父親も無口でした。そのせいか、母親もあまりしゃべらない人でした。わたしが人と話せないのは生まれつきのものか、家庭環境のせいかと、悲しく思っています。 (荒海良子(仮名)、34歳、主婦)
《ポルソナーレのカウンセリング》
女性の脳と男性の脳の違いは、大脳辺縁系にある視床下部にあります。 視床下部は、「欲の脳」といわれています。「性欲」と「食欲」をつくり出します。 男性と女性の違いは「性の欲」をつくる中枢神経にあります。 男性は「背内側核」、女性は「視索前野」がそれぞれの性の中枢神経です。 |