谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


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[3781-2] 谷川うさ子 2015/09/29(火)14:28 修正時間切れ
 中国語は、国語学者・大野晋によれば「孤立語」だ。活用の変化が無い言語だ。発音の音の変化でものごとを「認知」する。非常につよく人間の欲(食欲、性欲)に直結する「自然性の意識」が脳を働かせる。
 
 日本語は、已然(いぜん)と未然(みぜん)を中心とする文型(構文)が、日本人の脳を働かせる。げんみつにいうと英語やドイツ語でいう「文法」は存在しない。

 日本人のつかう日本語は、「ものごとを見る」「ものごとを聞く」というときに「目の感覚が知覚する」ということと「目の感覚が知覚したものを認知する」という二つの働き方のうち、一つめの「感覚が知覚する」ことしか脳を働かせない。
 「中身はどうでもいい」「おおざっぱに分かる」「てきとうに、曖昧に分かる」ことをもってごくごく一般的な日本人のふつうの脳の働き方をおこなう。
 これは、「相手の顔を見ない、目を見ない」ことがつくる脳の働き方である。
 そして、「相手にじぶんの顔を見せない、目を見せない」ことで、全ての人間関係を拒否する。
 ここに「相手に向かってしゃべらない」ということが加わると、ここからが認知症(痴呆症)の「中核症状」なのである。

 認知症(痴呆症)とは、中核症状と周辺症状の二つのことだ。
 中核症状とは「体験を忘れる」ことだ。
 周辺症状は、たくさんある。
 ふつう「うつ病」「分裂病」「神経症」「行動障害」といわれるものは全部「周辺症状」である。
 また「体験」とは、「共通の認識とか認知のこと」だ。

 すると、多くの日本人は、「体験のこと」「体験にかんすること」は、「忘れる」のではなくて「学習していない」のである。 
 ルール、きまり、やくそくごとは、「筆順」も知らないし、言葉の品詞も知らない、帰納法も演繹法も推移律も知らない。尊敬語も謙譲語も礼儀やマナーも知らない人はちっとも珍しくない。
 「体験」にかんすることを「忘れる」のではなくて、初めから「知らない」(学習を拒否する)のだ。だから、認知症(痴呆症)の「周辺症状」を、毎日、毎日、あらわして、「体験を知らない」という脳の働き方に到達して衰弱死するのである。

 高齢者の虐待を防ぐとすると、対策は、「相手の顔、目を見る」「自分の顔、目を見せる」である。
 また、高齢者が「目をつむろうが、下を向こうが、相手に自分の顔を見せて、相手の喜ぶことを話しつづけること」である。



[2025/08/02 18:31] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子