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川崎市の「介護付有料 老人ホーム」や「系列の 施設」など高齢者 施設で虐待が増え つづけている、という。 虐待は、2013年が 「962件」(通報・ 相談)という。 被害者は「認知症者」が 多く、「認知症」 (痴呆症)への理解の 足りない職員が引き 起こすということだ。 そこで教えるが、対策は、 「顔と目を見て話す」 ことである。
平成27年9月27日付の日本経済新聞に、訪米中の中国の習近平国家主席とオバマ米大統領との会見のもようが、報じられている。 「オバマ大統領は、習氏が話している最中、真正面を向き、遠くを見つめたままだった」。 「約1時間に及ぶ会見で、2人はほとんど目を合わせなかった」。 2人は冷たい関係をあらわした。
話をする相手の顔の「顔、目を見る」ということには、非常に大きい意味がある、ということの好例だ。少なくとも、「顔を見ない、目を見ない」ことは良いことではないことくらいは分かるだろう。また、「自分の顔を見せない、目を見せない」ことも、相手とのいい関係をつくろうとか、仲良くしたいという表面的な努力すらも放棄していることは分かるだろう。
日本人と欧米人、そして中国人とは、言語の構造が全く違う。 人間の脳の働き方を理解するときには、「インド・ヨーロッパ語」(英語、ドイツ語、フランス語など)と「中国語」と「日本語」は、それぞれ、独自の脳の働き方をつくる。 これらの異なる「言語」を共通させるのは「0歳8ヵ月までの乳児の脳の働き方」である。 「1歳半」の「言葉」を学習しはじめるころから「英語・ドイツ語」「中国語」そして「日本語」がつくる脳の働き方に変わる。
そしてつけくわえれば、コンピューター(パソコン、スマホ、デバイスなど)のテクノロジーは、どの国の人間の「脳の働き方」も、「0歳8ヵ月児」までにつくられる「人間の本質」としての「脳の働き方」の「倫理」「行動秩序」「共同体」や「共生」をつくる思考の能力や判断力、社会性の能力を低下させて、「ディスプレー」(画面)に隷属させるのである。
英語、ドイツ語を言語とする人びとが「相手の顔を見ない、目を見ない」というのは、「意思を交流する対象とは見なさない」ということだ。 人間をただの「物体」としか見ない(三人称扱い)をするという脳の働き方になる。 |