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人間の本質というものがある。 「考えたことを実行し、 考えないことは実行しない」。 パソコン、スマホの依存症は、 テクノロジーが「見せること」「語ること」 のとおりに実行する。 テクノロジーが耳元で こっそり囁(ささや)かない ことは、行動しない。 認知症(痴呆症)の 「聴覚障害」と同じことが 起こっている。
脳の働き方とは、「客観」という空間構造と空間概念を生成することだ。 人間は、この脳の働き方を「0歳8ヵ月」に完成する。
この「客観」を最初につくり出すのが「目の働き」だ。「右脳・実像」という部位でおこなう。 この視覚のつくる「客観」の認知は、同じ「右脳のブローカー言語野・3分の2のゾーン」で「認識」の対象として恒常的なイメージを表象する。 この恒常的に表象するイメージ(ホメオスタシス)を、「左脳の聴覚と音声、発語」が「法則」を記号化して言い表す(書き表す)のである。 パソコン、スマホなどのディスプレー表示は、「右脳・実像」の「視覚による認知」の部位の「客観」に関する「パターン」を通信技術化するのである。 視覚の認知の働きのゲシュタルト原理の「パターン」をイラストとか画像とか、絵や形状で写し出すのだ。これを通信技術で享受者に送りつける。
ここに、文字、音声、短めの文を重ねる。 これが「右脳・実像」の「X経路」の働きをする。また、人間の脳の聴覚(右脳も、左脳も)に、届く。 ここで、人間の側の「脳」は、機械が「見せるもの」と機械が「聞かせるもの」だけを見て、そして聞く。 脳の中では、目の働きと、耳の働きがバラバラに分離して、別々に働く。「視覚」も「聴覚」も、テクノロジーに占領されて、人間の本質の「客観」を生成する脳の働きは金シバリにあってこれっぽっちも働かなくなっている。 「聴覚」だけが勝手に働くから認知症と同じ聴覚障害が発生している。 今はまだ認知症(痴呆症)ではなくても、人間と向かい合うと、分裂病の話し方(聴覚障害)をあらわしている。 |