[3748-2] 谷川うさ子 2015/08/01(土)16:05 修正時間切れ
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ちなみに分裂病の場合はどうか? 多くの日本人は、「人の目が気になる、怖い」という聴覚障害のあらわし方になる。 「電話に出るのが怖い。何を言われるか、分からないから」「人から言われたちょっとした言葉がいつまでも気になる。その言葉が頭の中に思い浮び、聞こえつづける」といったものだ。
この分裂病の聴覚障害は、「見ている人」「聞いている人」という対象(相手)についての「視覚の認知」を「否定する」とか「拒否する」というものだ。 「左耳」に電話機を当てて話を聞いたり、話したりすると、こういうことが起こる。 「マジで?」「マジかよ」「ヤバイよ」「うれしい」「かわいいー」「…みたいなかんじ」「…てゆうか」などのジャルゴン失語症の発語、発声も広い意味の分裂病のカテゴリーにある。 会話のルールが成立していなくて、ひとり言のように話されている。相手を不在に陥れる関わり方が分裂病の聴覚障害を構成するのだ。 認知症(痴呆症)に進むには、「話す」「聞く」という行動秩序(モラル)を壊すだけで足りる。 気がつかないうちに出てくる「言いがかりをつける」、「難癖をつける」、「根にもった不満を一言だけ言う」などが要注意だ。 最近の事件は、女子高校生や女子大生の「誰でもいいから人を殺してみたかった」という発言がある。 これは、「そんなふうに、ひとり言のように、くりかえし、くりかえし言葉に言い表すのを止めましょう」と、行動秩序(モラル)の破綻を止めて、聴覚の働き方を改善しなかった結果の痛ましい事件だ。
認知症(痴呆症)も鬱病も、分裂病も、対策は、「電話は、右耳で聞き、話す」ことでリスクが減る、と覚えて実行しよう。
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