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「2025年問題」とは、 認知症(痴呆症)の人が 160万人とも、260万人とも になるという問題だ。 だが、この認知症(痴呆症)、 どういう脳の働き方の ことか?は知られていない。 認知症(痴呆症)に なる人、ならない人の 診断の仕方と、 対策を教えます
文月空子さん(仮名・40歳)は、父親と母親と同居しています。地方公務員です。 文月空子さんは、父親のことが心配です。 「父親は、停年退職して家に居ます。 時々、わたしの携帯電話に電話がかかってくることがあります。 父親は、わたしが電話に出るまでの待ち時間の間に、今、自分は誰に電話をかけたのか?が分からなくなることがあるようなのです。 そして、何の用件で電話をかけたのか?用件と説明の言葉を忘れるようなのです」 文月空子さんは、父親の認知症(痴呆症)を心配しています。
文月空子さんの父親は認知症(痴呆症)でしょうか。 「改訂・長谷川式簡易知能評価表」(老年精神医学雑誌、一九九一)を参考にして、ポルソナーレ式の診断表を作成すると次のとおりになります。
《あなたは認知症か?どうか?の簡易自己診断の仕方》
問い1「家の中のトイレのイメージが思い浮びますか?」 問い2「家(住い)から駅までの道のりを順々にイメージできますか?」 問い3「駅から家までの道を、車でバックするように(フィルムの逆回しと同じように)、後ろ向きで戻るイメージを思い浮べられますか?」 問い4「トマト、カットしたスイカ、夕日をイメージできますか?」 問い5「トマト、カットしたスイカ、夕日を白黒のイメージに変えられますか?」
この問い1、問い2、問い3、問い4、問い5のうち、一つでも実行できれば、認知症(痴呆症)ではありません。 |