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20代のころは、家で寝てばかりの女性。 家を追われるように結婚。 子どもが生まれました。呪(まじな)い動こうとします。 子どもを愛せるようになったのでしょうか。
わたしは、子どものころから朝がたいへん弱かったのです。今も、同じで朝、すっきり気分よく起きるということがありません。中学校のころも、高校のころも、朝はギリギリまで寝ています。 朝食を摂らずに学校に行っても遅刻することもありました。
わたしはいつも体が弱いという思いがあります。掃除をしても調理をしても、やり終えるとたいへん疲れます。2日か、3日は寝て疲れをとります。いつまでもこのくりかえしなので、掃除は半分くらいおこなって途中で止めます。すると、寝て過すのは一日ですみます。
父も母も、わたしを怠け者だと思っているふしがあります。医者に連れていかれて診察を受けました。 体のどこかに異常があるというのではなく、精神的なものだろうと言われました。わたしも、虚弱体質というのではなく、自分の気持ちのもち方に体力のなさの理由があるとひそかに思っています。 興味をもてるもの、気持ちの関心をひくものを見つけなければと思い、腰がどんよりと重いのをガマンして大学にも行きました。 いつも肩がバリバリに張って痛く、体も鉛のように重いのが変わりません。 大学は2年生で中退しました。勤めにも出ましたが、朝は体が全く動かないので、3年もしないうちに退職しました。通勤が辛かったのです。 わたしの体力のなさは、自分の気持ちの中にあると思っています。 わたしは朝、起きるときに「トイレに行かなければ」と思います。思うだけで実際は動かないのです。すると、だんだんお腹が痛くなります。 このお腹が痛くなるのを快感に感じているようなのです。 「あの時計の長針が一回ぐるっと回るまでガマンしよう」と思います。そこで起きれないときは、「あと3回、回るまでガマンしよう」と思います。その間にお腹が痛くなる苦痛を楽しんで、遊んでいる感覚があります。 |