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アスペルガー症候群とは、 脳の働き方、働かせ方が つくる症状のことだ。 気持ちで思っていることを ストレートにしゃべる。 ひとり言も言う。 ひとり笑いもする。 子どもの頃は可愛いが、 大人になるとひとりで浮き上がる 会話のルールを覚えれば 幸せになるという物語。
権田真吾さん(42歳、会社員)は、『ぼくはアスペルガー症候群』(彩図社)という本を書きました。 「発達障害とも呼ばれています。ふつうの人が身につけている社会的な感覚が身についていません。でもこの発達障害も、上司や先輩社員から注意されたり、教えられると少しずつ社会性が身につきます」と話します。
NHK教育テレビに『おかあさんといっしょ』という子ども向けの番組がある。 「どこが変わったか当ててみよう」というコーナーがある。 スタジオの子どもたちに、二回、絵を見せる。 一回目に見た絵と二回目に見た絵はどこがどう変わったか?を当ててもらうというものだ。 遠足の絵がある。一回目の絵はリュックサックを背負っている。二回目の絵ではカボチャを背負っている。 飛行機の絵は、二回目の絵ではキュウリになっている。 ぼくは、どこが変わったのか?がすぐには分からなかった。 アスペルガー症候群の人は、ふつうの人よりも「視覚の認知の能力」が弱い。
買い物を頼まれる。 「三百九七円の巻き寿司を買ってね」と頼まれた。 ぼくは「巻き寿司」という言葉とイメージだけが思い浮ぶ。 だから「一本百円のハーフカットサイズ」の巻き寿司を買った。 だから、アスペルガー症候群の人には、「巻き寿司を買ってきて」と言葉だけで頼むと忘れられる。 写真を見せる、チラシの切り抜きを持たせる、チラシにハッキリ分かるように丸印をつける。 図、イラスト、写真で、対象をハッキリ明示する。これは自閉症の療育(治療教育)でもよく用いられている。目で見て分かるビジュアル情報があると、言葉だけよりもミスが少なくなる。
ポルソナーレのカウンセリングです。 権田真吾さんは、コンピューター関係の会社で仕事をしています。 コンピューターとは、パソコン、スマホ、デバイスなどでものごとをディスプレー(画面)に表示するテクノロジーの通信技術です。 |