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プチうつは、店に入っても 何を買うかを考えられない。 判断するこころの力が なくなっている。 これは、まわりの人には分からない。 手で文字の筆順どおりに 書けば、パッと 回復して幸せに なれる物語。
『ぼくはアスペルガー症候群』(彩図社)を書いた権田真吾さん(42歳・コンピューター関係の会社員)の告白が事例です。 「ぼくはパニックになりやすい。仕事でノルマに追われるとパニックになる。 パニックになると、やってはいけないと頭では分かっていることでも、どんどんやってしまう。これもアスペルガー症候群の症状のひとつだ」。
権田さんは、会社の方針の「提案活動をおこなう」というノルマに従事します。 月に何件か、ノルマの提案をお客様に提示するという活動です。 ノルマ未達成の月がつづきます。部下のアスペルガー症候群らしいN君は、上司である権田さんの言うことを聞きません。仕事としての会話が成り立ちません。
「ぼくは、N君ならこういう提案が可能だろうと思うものを、N君の営業活動の中から見つけました。それを、さもさもN君本人が書いたかのように提案をデッチ上げたのです」。
「アスペルガー症候群の特徴は、その場の空気が読めないことです。空気が読めないとは、状況が見えないってこと。自分の気持ちと一致することにしか関心が向かない。 ふだんでさえそうなのだから、追い詰められたと思えば、とんでもなく暴走します。 提案をデッチ上げたぼくは、上司からきびしく叱られました」。
ポルソナーレの脳の正しい働き方をレクチュアする現場からのカウンセリングです。 「脳トレ」が「脳を活性化する」といわれています。また、食用油とかチョコレートが、脳の血管を健康に働かせて脳血管性の痴呆症を予防する、といわれています。これらは、「前向きコホート研究」といわれる「疫学」による効果の主張です。 平成26年6月28日付の日本経済新聞にこの「前向きコホート研究」の実体が説明されています。 ある特定の「成分」やある特定の「薬物」が確かに効果があるという因果を説明するものではないという記述です。 |