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人が自分をどう思って いるのか?を気にする人は 非常に多い。 人の気持ちが 分からないから、しつこく探る、 異常にこだわる。 こんな対人のコンプレックスを 解消するのも 「ブルガリア方式」。
夏野花子さん(36歳・仮名)は、小学校の先生です。 ひとりでアパートを借りて生活しています。 職場の小学校へは、電車で通勤します。 「わたしは、電車の中で、隣の席の人とか、横にいる人、後ろにいる人をすごく意識します。 いつでも、わたしは、人に見られていると思って、気になってしかたがないんです。だからじーっと見てしまいます。気配を感じた人がわたしの顔を見てギョッとした表情をします。 家を出れば表情がぎこちなく、オドオドして、視線をキョロキョロさせているので、この人おかしいぞ!という目で見られます」。
「学校で授業をおこなうのですが、どこに視線を向けていいのかどうやって立っていればいいのか分からないのです。 下を向いて授業をします。生徒と話すときも動揺してまともに目を見てということができません。何を話していいのか分からなくなるのです。そのときその場で思いついたことを、つっかえながら、ひっかかりひっかかり下を向いたり、上を向いたり、横を向いて話します。 職員室では、男性と話すと、恐怖心のような感情が出て、うわのそらになります」。
「わたしは、ひとりで暮らしているので、今日の出来事をじっと考えます。あの人は自分をどう思っているのか?あの人の言った言葉はどういうことを話したのか?あの人に自分は嫌な思いをさせたのではないか?などのことをとめどもなくクヨクヨ、ぐるぐると考えて止まりません。 考えていると怖くなります。 すると、明日のことがとても不安になります。眠りも浅く、もうこのまま死のうと思ったことがなんどもなんどもあって、かぞえきれません。 今まで自分は惰性で生きてきた、こんな人生なら無い方がマシだと思ってやりきれなくなります」(夏野花子さん)。 夏野さんは、「もし、あるがままのこの自分でいられたらどんなにいいか」と思って、毎日が憂うつで、気持ちが晴れることがなくてやりきれないのですと言います。
ポルソナーレの脳の働き方を正しく働かせるための教育の現場からのカウンセリングです。 日本人の脳の働き方は「右脳・実像」という「感覚による知覚の了解作用の過程」(吉本隆明による)の働きで、行動の秩序をつくって生きています。 ここは、「遠くの対象を分かる」ことと「近くのものを実感として分かる」ことの二つのしくみで成り立っています。 スマホやパソコン、デバイスなどで、「遠くの対象を正しく分かる」という脳の働き方をうしなうと、相談の事例の夏野花子さんのような精神分裂病に近い思考の仕方に変わるのです。 |