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人間関係がうまく いかない、仕事にも失敗が おおいという人は多い。 だから、習い事をして 改善しようとする。 その習い事もうまく いかなくて将来が不安 になる。 「食べること」に執着 すると「人間関係の能力」が 衰弱する。 脳の働き方から見た 対策を教える。
《事例・習いごとも続かず、もの忘れがひどくなっています》
わたしは、いくつか転職をして今、レストランのウェイトレスをしている38歳の女性です。初めは、建設の設計事務所で働いていましたが、指示された仕事にミスが多く、辞めさせられました。本を読むとか、仕事のことを記録するとかを努力しましたが、三日坊主が三日もつづきません。つづけるということができないのです。
わたしは、本を読むのがとても苦痛です。仕事の書類を読んでも目が疲れてきて、適当に読むので、質問されて答えると「何を言っているのか、分からない」と言われます。
話し方の通信教育を受けても、パソコンの教室に通っても、だんだん頭の中がボンヤリしてきて眠くなります。力づくで憶えようとすると、学習している瞬間から、何も憶えていないことがよく実感できるので、苦しくなってきます。家で学習すると、初めはいいのですが、すぐに腰が痛くなって止めたくなります。イライラして何か食べたくなり、食べると安心して、学習することも、ノートに書くこともすっかり忘れます。
わたしは、人と話をしても思うように話せません。 すぐに頭の中が熱くなり、顔が赤くなります。 目がひきつり、言葉も震えます。 しゃべると、ムキになって言い立てるので、相手の気分を害してしまい嫌がられます。 いつも相手が、自分のことをどう思っているのかが気になっていて、話す前から「こんな自分は嫌だ」と思い、話をしている相手にも自信がありません。 (川崎洋子(仮名)、38歳、レストラン店員)
《ポルソナーレのカウンセリング》
人間が行動をするには、「憶えること」が必要です。 日本人に多くなっている認知症(痴呆症)の人とは、この「憶えること」ができなくなって「行動が止まる人」のことです。その認知症(痴呆症)の「行動の止まり」は、相談の事例のように、「本が読めない」「文章を手で書けない」ということから始まります。 |