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日本人の認知症の周辺 症状は「人の顔を 見ない」から始まる。 「ニラムように見る人」 は、人間関係を敵視 する。 「ソッポを向いて話す 人」は、 精神の異常を つくる。 なぜ、こういう異常が つくられるのか? 脳の働き方のしくみ から診断する 対策とアドバイス。
《相談の事例・わたしは霊が憑いたかのように、行動のぜんぶがおかしくなります》
わたしは、16歳の女の子です。 中学3年生です。 中学2年生のときに、クラスの男の子から、突然、「ぼくのことを変な目でニラまないでくれ!」と言われました。 この日からわたしは、クラスの男の子の誰とも話せなくなりました。
もともとわたしは明るい性格の女の子だったのです。 それが急に暗くなりました。胸がしめつけられたようで苦しくなりました。 表情も暗くなりました。手、足を動かす動作のひとつひとつがロボットになったかのようにギクシャク、ぎこちなくなりました。話す言葉もどもって、声がかすれて、ウシガエルのようにウー、ウー、ウー、ウーと低い声でしかしゃべれなくなったのです。 何かの霊が取り憑いて、タタられている思いでいっぱいです。
男の子ばかりではなく、女の子とも人の顔を見て話せなくなります。人が自分を変な目で見ているような気がして、ひとりでいるときも「人の目」を意識して気にしています。
日が経つとわたしは、元どおりの明るい自分に戻ります。しばらくすると暗い自分になります。 このごろは暗い自分のほうが多くなった気がします。 (山沢小夜里(仮名)、16歳、高校生) |