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認知症(痴呆症)の 周辺症状に「身体症状」が ある。 白内障、緑内障、 突発性難聴、そして、 リウマチや膠原病 (こうげんびょう)だ。 脳の働き方がつくり出す。 対策を教える。
《相談の事例・わたしには顔に、異常に力が入るクセがあります。痛くて、ものを噛むのも辛く、死ぬことばっかりをかんがえています》 (中山裕美(仮名)、21歳、無職)
わたしは、今、無職で家にいます。高校生のころから顔に、異常に力が入り、自分で力を抜いて楽にすることができなくなりました。
きっかけは、高校のころ、体育の授業で「走り方がおもしろい」と笑われてマネされたことでした。バレー部にも入っていたのですが、「パスの仕方がおもしろい」と先生がおもしろおかしくマネをして、この動きがこんなふうにおかしいとみんなの前で解説もしました。 陸上競技では、「歩き方、走り方がおかしい」とみんなの前でやらされて、自分はもうダメだとすっかり自信をなくしました。 高校生活の中では、「足がおかしい」「手が変だ」と言われつづけて、わたしはコンプレックスのかたまりになり、食事を食べることも寝ることもこわくなったのです。進学も就職もムリと思いこみ、家でゲームばっかりをやっています。 顔に異常に力が入るので、本も集中して読めないし、人の話も聞けません。首、肩、背中が痛いくらいに凝っています。ものを食べると顔の耳の前のあたりが、口を動かすと痛くなります。話をしようと口を動かしても、痛いのです。 いつも頬骨、顎の骨に異常な重圧を感じます。力を抜いても力が入るのがこわくてまた力を入れてしまいます。 このごろは顔がすっかり変わって骨がゴツゴツ、目がギロギロ、口もとがいつもひくひく動いているというふうになりました。 |