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日本人の要介護、認知症 (痴呆症)は、周辺 症状から始まる。 周辺症状は、生育歴の中で つくられる。 認知症(痴呆症)は日本人の心身の病気の 終着駅だ。 人生の終着駅に 到着する前に改善 できるか、どうか? 今、それが認知症(痴呆症) の問題である。
《事例・わたしは、今、結婚した夫をイジメて、悪魔のような女だと言われています》
わたしは、結婚して8年目の主婦です。昼間、パートに3時間ほど出ています。子どもは、小学生と幼稚園生児の男の子が2人です。 わたしの夫は、わたしの目から見ても気が弱くて、少しだけ文句を言っただけでひどく傷つきます。 「お前はトゲのある言い方をする。キメつけて、痛めつける言い方をする。お前の口うるさいせいで車の事故を起こした。お前は悪魔のような女だ」と言います。
夫は、わたしから見てもとても神経質で、気が弱く、自信がなさそうに見えます。 会社の昇進試験のときは、下を向いて話して、小さく細い声で答えて不合格になったといいます。夫は車を運転するときも、なんだかボーッとして、車をあっちこっちにぶっつけます。 わたしは、この人なら離婚を迫られることはないと思い、結婚しました。わたしは、夫には自分のものの考え方をはっきりと出せます。 夫以外の人には、対人恐怖症で、人の顔色を見てビクビクします。話をつづけられないし、おとなしいのです。わたしは、人にとけこめないのです。子どもを迎えに、幼稚園に行ったとき、顔見知りの子どもらの母親と会っても、逃げ出したくなります。わたしは人を寄せつけない、固くなる性格なのです。
わたしは、中学3年生の頃、兄にいじめられました。 親にも言えず、じっとガマンしていました。 高校に入ると、「自分は人とは違う」という負目があって、勉強にも興味をなくしました。 非行をはたらく数人の人たちがいました。わたしはその仲間に入って、ありとあらゆる非行の行為をして孤立の辛さを解消していました。
高校を卒業してコンピューター関係の専門学校に行き、通信関係の会社に勤めることができました。 会社では、何人かの人との恋愛関係がありました。わたしは、恋愛をとても美化して考えたので、幻聴とか幻覚が起こりました。親元から精神科に入院しました。短い期間、二、三回入院して美化していた恋愛の相手の何人かの人がいつも頭に思い浮ぶという幻覚はなくなりました。 今の夫とは、インターネットで知り合いました。結婚すれば、自然と愛情をもてるようになるだろうと思いました。 しかし、結婚してみると、そういうことにはならないことに気がつきました。独身の時のように、ノイローゼ状態になって身動きがとれないということにならないのは子どもがいてくれるおかげかと思っています。 (中里友子・仮名、42歳、主婦) |