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日本人の人間関係は 「内扱い」と「外扱い」が 一般的だ。 「内扱い」とは「相手の 顔、目を見ない」 のことだ。 しかし、怒鳴る、バカにする ときは「顔、目を 見る」。 怒鳴られた子どもが 成人すると、「依存症」 ムキ出しの人生になる。
《相談の手紙》
わたしは、35歳の主婦です。生後4ヵ月の子どもがいます。 わたしは、子どもを育てる自信がありません。実家に戻り、母親の世話を受けてなんとか、かろうじて子どもを育てています。 わたしは、実家の母親も嫌なのです。小さい頃から怒鳴られ、バカにされて育ったからです。 お前は、バカだから何もできないと言われ、何でも母親にやってもらいました。過保護に育てられたのです。
夫の母親(義母)はとてもいい人です。話もていねいで、やわらかくほほえみながらおだやかに放します。わたしはこの義母と話すのがとても苦痛です。はい、はい、そうですね、そうです、と下を向いて話します。 顔も目も見ることはできません。 思ったことを言おうとすると、顔をそむけてあらぬ方を見て話します。 結婚生活にも自信がありません。毎日、変なことをしています。 そうじをしようと思っているのに、クツを磨くとか、せんたく機を回そうと思っているのにトイレ掃除をする、とかです。気がつけばこんな生活から逃げ出したいとばかりを白日夢のようにボーッと思い浮べています。 (山田花子、35歳・仮名。主婦)
《ポルソナーレのカウンセリング》 人間の脳は、左脳と右脳に分かれています。左脳は「言語野」です。右脳は「感覚野」です。 「感覚」とは、「見る」「聞く」「触る」の器官とその「内容」(イメージ)のことです。 右脳には「ブローカー言語野」と「実像」の二つの部位があります。 この「実像」が、今、げんに見ていることと、げんに今、聞いていることについての「対象」を「知覚」し、そして「認知」します。
ふだん、人間がものを見たり聞いたりするときは、「右脳・実像」の部位を働かせています。 それは、子どもの脳の働き方を観察すればよくわかります。 子どもは、じぶんが見たこと、聞いたことをそのまま、そのとおりに話しています。しかも非常に正確に話します。 |