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ポルソナーレの四月一回めのカウンセリング・ゼミのご案内。 上野千鶴子の「死のプロデューサー」。 吉本隆明の「共同幻想論」の中の「他界論」。 伊藤隆敏の「日本財政・最後の選択」。 現在のアベノミクスは超富裕者を 生み出しているが、経済成長はカラ回り。 吉本隆明の「他界論」から 生き延び方をレクチュアします。
■「カウンセラー養成ゼミ」 ◎4月11日(土曜日・1時00分より) 4月14日(火曜日・午後7時00分より)
上野千鶴子によれば、日本は、2020年をすぎると大量の孤独死をむかえる人が増えていく、ということです。 この日本人の大量死を、吉本隆明の「共同幻想論」の中の「他界論」からとらえると、そこには動物一般と同じ自然死が本質であることが分かります。
昔の日本には「デンデラ野」といって、共同体の端に現世の中に「他界」がつくられていました。60歳になると「デンデラ野」に捨てられました。しかし、老人らは、共同体の客観の能力をもっていたので、「他界」の中で作物を作り、生き延びていたのです。
上野千鶴子のいう「2025年には47万人の孤独死」(予測)は、たしかに介護、ケアの問題ではあるけれども、吉本隆明のいう「自己幻想」も「対幻想」も無いとすれば、それは、今現在の生き方が「死」と直線でつながっているからです。
「2020年」を分岐点としてハイパーインフレがシミュレーションされています。 ハーレムンの笛吹きの話のように、いっせいに死に向かっていくのを本質にするのではない、とすると、今から、自分の脳の働きに見合う「共同幻想」を創り出す必要があります。 これが、日本の財政赤字、危機の中にいる日本ひとりひとりが理解すべき対策です。 |