|  | 3月26日の自己カウンセリング研究会のこと 
 名詞文を書くための基礎訓練
 
 ◎概念思考とその仕方の解説と説明(事例の主題「大根
 」)
 
 概念思考とは、「もの」「こと」の概念を基準に、主題の現実が「同じか?」と調べること。
 
 
 「もの」の概念とは、目で見たものの「形」「型」「場面」。
 「こと」の概念とは、目に見える対象の動きの現す作用、働きかけ、関係づけの中の価値、有用性。
 
 
 主題「大根」の概念
 アブラナ科の根菜。地中海発祥で、世界中に広く分布している。形、型は、長さも太さも様々な円筒形や円柱形。色は白。単色。肥大化した根を主に食用とし、葉は緑黄色野菜。根に薬理効果があるので、薬用としても食べる。
 
 
 大根の「もの」の概念
 形、型は、長さも太さも様々な円筒形や円柱形。場面は、畑、スーパー、家の台所。
 
 大根の「こと」の概念
 アブラナ科の根菜。肥大化した根を主に食用とし、葉は緑黄色野菜。根にジアスターゼ、ビタミンCの薬理効果があるので、薬用としても食べる。
 
 
 右脳の視覚野(ブローカー言語野・空間性の言語領域)を働かせることが目的です。
 
 ゲシュタルト形態原理
 「視覚」の「第一の性質」を認知する働きを行うことが目的です。
 
 ①同一性
 視覚の「第一の性質」の認知の内容。対象の本質を表す「形」「型」「存在の場面」。
 
 大根の同一性は、形は品種によって様々。型は、アブラナ科の根菜。肥大化した根を主に食用とし、葉は緑黄色野菜。根にジアスターゼ、ビタミンCの薬理効果があるので、薬用としても食べる。色は単色で白色。存在の場面は、畑、スーパー、家の台所。
 
 
 ②共通性
 視覚の「第一の性質」の認知の内容のうち、「形」「型」が同一で、共通していること。
 
 大根の共通性は、干し大根。たくあん。
 
 
 ③類似性
 視覚の「第一の性質」の認知の内容のうちで、形、型は異なっていても、「性質」が同一で、共通していること。
 
 大根の類似性は、大根おろし。切り干し大根。
 
 
 左脳のブローカー言語野「空間性の言語領域」を働かせることが目的です。
 
 ジョン・ロックの第一の性質を認識する。概念思考を行うことが目的です。
 
 ①形状
 目で見た対象の形、型(パターン)についてを説明する。
 
 大根の形状は、長さも太さも様々な円筒形や円柱形。
 
 
 ②延長
 「同じ」「地続き」が意味。目で見た対象の「質」「形」「型」が共通していることを説明する。
 
 大根の延長は、大根おろし。切り干し大根。
 
 
 ③運動
 「機能」「性質」「価値」を内包する概念です。目で見たものの動き方、働き方が生み出す「作用」、関係づけのつくるルール、約束、決まりといった秩序を説明します。「法則」を説明しましょう。
 
 大根の運動は、「食用」と「薬用」。
 
 
 ④静止
 「決定」「変わらない」「固定している」という概念を内包しています。特に、対象が持っている法則だけを説明します。
 
 大根の静止は、「食用」。
 
 
 ⑤凝固
 「帰納」でプリンシプル化している法則のこと。あるいは、「演繹」で証明に用いられる普遍的な法則を説明します。
 
 大根の凝固は、アブラナ科の根菜。食用を目的とする。
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