[3910-3] 谷川うさ子 2016/05/31(火)10:47 修正時間切れ
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「いや、わたしは、親を殺すなんて思いもよりませんよ」と誰もが思うでしょう。 「殺害する」という言葉には幅があります。 平成28年5月28日に、北海道で父親(44歳)が、7歳の小学2年生の男の子を山の中に置き去りにするという出来事が起こりました。 両親、姉、男の子の4人で山菜狩りに車で行き、その帰りの出来事です。「しつけのために、車から降ろして置き去りにした」。 男の子は行方不明になりました。29日、30日と、函館中央署と消防が捜索しています。 このケースの父親は、積極的に「子どもを殺害しよう」とは考えてはいません。 しかし、もし男の子が死んでいれば、殺人容疑に問われるでしょう。 「殺す」と思っていなくても「子どもの顔、目を見ないでソッポを向いて話す」「子どもの顔、目を見て怒鳴りつけて話す」ということがあれば、誰でも、この父親(母親も)と同じように「相手は無い」(存在しない)と否定する強迫神経症の行動をあらわしているということを理解しましょう。
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