[3843-2] 谷川うさ子 2015/12/29(火)11:25 修正時間切れ
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《ポルソナーレのカウンセリング》
要介護状態は、認知症(痴呆症)から始まります。認知症(痴呆症)は、中核症状と周辺症状の二つに分かれます。 中核症状とは「行動が止まること」をいいます。 周辺症状は、異常な発言、異常な行動のことです。 相談の事例のような「妄想」も周辺症状です。 要介護状態をあらわす周辺症状は、必ずしも高齢になってから起こるのではなくて、相談の事例のように、若い年齢からすでに始まっています。
「妄想には、二通りのパターンがあります。 ひとつは、人間関係に敵意を向けるモチーフをもつ妄想です。 もうひとつは、相談の事例のように、自分の行動をガチャガチャに壊す、そして他者の行動にもいいがかりをつけてガチャガチャに壊すというものです。 妄想は、擬似行動といって擬似の言葉、擬似の行動をつくり出すことに原因と理由があります。 前者は、視床下部の外側核(食べたい欲)がつくり出します。 後者は、腹内側核(食べたくない欲)がつくり出します」と説明するのは、ポルソナーレの熊野クマ江さんです。
母親が「子どもの顔、目を見ない。自分の顔を見せない」という生育歴をもつ女の子が、思春期を迎えるころになると、「行動」のための「言葉」を記号としても憶えられない、という脳の働き方になります。すると、人間関係に敵意も向ける「妄想」を話すようになるのです。「あのときにこういうことを言っただろ!」「わたしに、こういうキズつくことを言っただろ!!」。
母親が、子どもの女の子(男の子にも)に、「あなたのお父さんは、これこれこういう変なことを言ったし、行なったのよ」などと、身近な他者についてのグチ、不満を話すと、相談の事例の女性の娘のような妄想をしゃべります。 「言葉を壊す」「行動を壊す」という擬似行動(擬似対幻想)をつくり出す脳の働き方になるのです。
「ポルソナーレの特別の個人指導のレクチュアを受けました。 わたしは、なにかにつけて笑いながら話すことをしてきました。 そして、神が、霊が、占いが、人のウワサは……といったことを娘に話してきたことを思い出しました。 対策は、娘の顔、目を見ながら話す、相手の言うことを復唱する、可能なことはその言葉のとおりに実行する、ということでした。 今では、精神科に入院させることもなく、順調に正常な会話ができるようになっています。毎日、安らぎと安心に満ちてとっても幸せです」と、中井房子さんは、喜びと感謝の言葉を話します。
◎くわしくはポルソナーレのメルマガでもごらんいただけます。 http://www.porsonale.co.jp/magazine.htm |
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