[3838-3] 「Ayuko」さんのご質問にお答えいたします(12月29日・谷川うさ子) 谷川うさ子 2015/12/29(火)14:52 修正時間切れ
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Ayukoさんからは、12月25日付けでご質問のご投稿をいただきました。どうもありがとうございました。ご回答が遅くなりました。お詫びいたします。
■ Ayukoさんのご質問の主旨 一、音楽の歌の歌詞、メロディ(旋律、伴奏)、リズム(音のアクセント、拍子)は、脳のどういう部位で聴くのか?
二、これら歌の歌詞を忘れる、もしくはメロディ(旋律、伴奏)だけを憶えている、あるいはリズム(音の高低などや拍子)だけを憶えている、という脳の働き方とはどういうものか?
三、自分自身は、右の耳に先天性の難聴がある。 電話の受話器、イヤホンは左耳で聴いている。
●お答えいたします ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが明らかにした「脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)」のごくおおまかなしくみ(デザイン)をご説明します。
◎人間の脳は「左脳」「右脳」に分かれている(独立して働くが、共に協力しても働く)。 ◎「左脳」は「言語」および「言葉」をつくり出す。 ◎「左脳」は、「非言語」(行動のことです)をつくり出す。
◎人間が、「左脳中心」、「右脳中心」というのは「耳」「目」の感覚の働かせ方で分かれる。 ◎「左脳の聴覚野」は言語、言葉の文法などの法則を聴く。 ◎「左脳の視覚野」は、物事の「二・五次元」と「三次元」(ゲシュタルト原理)を視る。
◎「右脳の聴覚野」は、ロックのいう第二の性質を聴く。自然音のことである。 ◎「右脳の視覚野」は、ロックのいう第二の性質を視る。色、味、香などが第二の性質である。
◎「右脳」に『実像』という領域がある。この『実像』は、「目」(視覚)の『感覚』と『感覚の知覚による認知』という二つの働きと機能をもっている。
◎『右脳・実像の感覚の知覚』は、「対象とかかわること、その行動をつくり出す」。ちなみに、「視覚」と「聴覚」は、大脳辺縁系にある「視床」でつながっていて、つねにセットで働く。
◎『右脳・実像の知覚の認知(吉本隆明の哲学では、「了解作用の過程」と説明されています)』は、「行動の秩序・倫理」をつくり出す。
◎音楽は「非言語」である。 ◎「右脳・聴覚野(ロックのいう第二の性質)」でメロディ(旋律・伴奏)も、リズム(音のアクセント、拍子)も聴く。
◎歌の「歌詞」は、『右脳・実像の感覚の知覚』の部位で、「丸暗記」として憶える(歌詞は言葉ではあっても、言語ではない。だから、人間関係か、そのときの行動を記号として丸暗記の言葉として言い表すのが歌の歌詞である)。
◎歌の「リズム」は、『右脳・実像の感覚の知覚』に対応している。だから、「リズム」というのは「行動」のカテゴリーにある。「くりかえして聴く」という「行動の持続」がないとすぐに忘れられる(ロックのいう第二の性質は「主観」であり、「短期記憶」であるからである)。
◎歌の「メロディ」は、『右脳・実像』の感覚の知覚の認知(了解作用の過程)に対応している。 「メロディ」(旋律・伴奏)は、「行動の秩序」(倫理)のカテゴリーにある。 |
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