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人とちゃんと付き合えない というのが日本人の認知症の 周辺症状だ。 脳の働き方のしくみを 見ると、いつも孤独、 孤立の働き方をおこなって いる。 脳の働き方を変えて、 人間関係の中で 幸せになろう。
《事例・なぜ、わたしだけが恋愛できないのか》
わたしは、歯科医院に勤める28歳の女性です。 わたしの悩みは、友だちと会っておしゃべりをすると、話題は決まって恋愛の話になることです。 友人の女性たちは、それぞれ交際している男性がいます。必ず、交際中の男性の話をします。 話題にするくらいですから、内容はいいことばかりではありません。 ゲームばかりしているとか、スマホを見ている時間が自分と話をする時間よりも多いとか、です。
わたしは、男性とちゃんとお付き合いしたことがないのです。 これまで、気になって思いつづけたり、メールのやりとりをしたり、グループで集まるときに会って話をするという男性はいました。 でも交際して恋愛関係になる、ということはいちどもなかったのです。
わたしは、友人の女性たちと会うと、とてもコンプレックスを感じます。 たまに友人の中の誰かが結婚する、ということを聞くと、ショックで夜も眠れなくなります。 自分に自信がなくなり、仕事も無気力になり、体調もおもわしくなくなります。 わたしの人間関係の能力には、何が足りないのでしょうか。 (小山田直子・仮名、28歳、歯科医院勤務)
日本人の脳の働き方は、「丸暗記」が中心です。 「丸暗記」とは、言葉の意味を学習しない、だから放置する、ということです。漢字検定でも、「読めるか、どうか?」を出題しています。 「丸暗記」が当り前で、誰もが「いいことだ」と疑わないという国民的な背景と歴史があります。
「丸暗記」にも効果があります。試験に合格する、ご飯がたける、そうじができる、言われたことだけをおこなえばいいだけの仕事、などです。
「丸暗記ではない」ということもあります。 「言葉の意味の学習」「ものごとのしくみとか変化の内容」「人間についての理解」「子育て」「恋愛関係や結婚生活」「理論や論理」、などなどです。 |