[3805-3] 谷川うさ子 2015/10/31(土)19:20 修正時間切れ
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「赤面症」は、なぜ起こるのか?というと、「性の欲」をつくり出す中枢の「視索前野」と「背内側核」のしくみに根拠があります。 女性の性の中枢は「視索前野」です。男性の性の中枢は「背内側核」です。 この「性の欲」はペクチドホルモン(GnRHやTRH)がつくり出すのです。男性は「性のための行動を起こすが、しかし言葉の能力がない」「女性は、性のための言葉とか人間関係の能力はあるが、しかし、共同体とか共生に適合する行動の能力はない」というしくみの違いがあります。
「赤面症」がなぜ起こるのか?を説明します。女性も、男性も「性の欲」が「人間関係」の中の「行動」と「言葉」をつくり出します。 「行動だけがある」しかし「言葉が無い」というときに「赤面する」のです。このときの「行動」は、「性の欲」を核にした感情とか感覚で成り立っています。必ずしも「性的な関わり」の現われを意味しなくても、人間の全ての「人間関係のための行動」は、「性の欲」を根拠にしているという意味で、「性の感覚や感情」を現わすのが「人間の人間関係の中の行動」なのです。
そこで、人間は、「性のための言葉」と「性とは関係のない言葉」をつくり出しているのです。 日本語の「外扱い」は直接「性」とは関係のない言葉です。 そして「内扱いの言葉」は、限りなく「性」に近づいていく言葉です。 このことを説明しているのが吉本隆明さんです。 「性とは直接にむすびつかない言葉」を「対幻想」といいます。 「性と直接にむすびつく言葉」を「生殖」といいます。この「生殖」に直接むすびつくのが「外扱いの言葉の無い行動」です。
「赤面症はなぜ起こるのか?」…「内扱いの言葉しかしゃべれない」「外扱いの言葉が全く分からない」「行動するときに、ひとこと断わるとか、挨拶の言葉を言わないで黙って食べる、食事も行儀やマナーを無視しておこなう」というときの「行動」が原因です。 このときの「行動」は、限りなく「生殖」に近づくので「性の欲」が優勢になります。 これは「共同体」や「社会」からの孤立を意味します。この「孤立」が「自分だけが恥しい思いをしている」という仲間ハズレの意識となってここで「赤面」します。
ポルソナーレのアドバイスのとおりに、会話の時に相手の顔を見る、目を見るということをおこないました。 相手の話の中の言葉を自分も復唱することも実行しました。 すると、たった一回で赤面症が治ったのです。 「今では、赤面など気にせずに、誰とでも楽しく心から安心して話せるようになりました。 やわらかく相手の顔を見れるようになって、どんな人とも仲良くなれています。毎日幸せがあふれて心の中は秋空のように晴々しています」(北林和恵さんの話)。 「日本人の使う日本語は、内扱いで話すと、発語の音だけで会話しがちです。 言葉の意味を曖昧にしたまま話すと赤面症になりやすいのです。 メールの時代になって自分の赤面に気づかない人も多いので、気づいたら治しましょう」と熊野クマ江さんは語ります。
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