[3785-1] 読むだけで幸せになる手紙・わたしはメモ人間・しつこく尋ねる念押し人間 谷川うさ子 2015/10/05(月)10:34 修正時間切れ
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しつこく、同じことを尋ねる人がいる。 しつこくノートにメモを 執り、書き取る人もいる。 「相手の顔を見ない」、 「相手の目を見ない」、 そして「ノート」「パソコンの ディスプレー(画面)」 だけを見ると、 史上最強のイバリの 性格になる。 破滅の道を 喜ぶ日々が あっという間に過ぎていく。
《相談の事例》 わたしは、高校、大学の頃、「メモ人間」といわれるくらい何でもメモに書いたり、ノートに書き取ることをやってきました。 メモに取らないとすぐに忘れる、忘れてはいけないと思ってメモをとり、ノートに書いてきました。
会社に入り、勤め人になった頃、恋人ができました。わたしよりいくつか年上の男性です。交際の中の会話をメモに取るのもおかしなことなので、憶えていられることはできるだけ憶えようとしました。
するとわたしは「念押し人間」になったのです。交際中の男性がどこどこに行こうと言います。もしその店が閉まっていたらどうするの?とか尋ねるのです。 交際中の男性が「出張に行く」と言います。 誰と?一緒に行く人は女性?男性?と尋ねるのです。くどくどと尋ねて相手の説明を聞くと心配の気持ちは消えて、お気をつけて行ってらっしゃいませ、と言います。
会社は小売業です。 毎日、ミーティングと称した伝達や業務指示があります。メモを取ったり、ノートに書くと嫌がられるので、聞くことに集中します。聞いていても聞いていないのでは?とか、指示されたことはおこなっているはずなのに、やっていないのでは?と心配になり、これはこういうことですよね、それは、こういうことですか?これは、こういうやり方でいいんですよね?と「念押し」をします。 交際中の男性は、「そんなに信じられないのか!!」と怒りました。 会社の上司は、疑いの色メガネで見たり聞いたりするのを止めろと叱りました。 わたしの、じぶんのものごとを気にしすぎ、心配しすぎて「念を押す」ということは、何かを失敗して困ったことがあったからつくられたわけではありません。失敗したこと、困ったことは何もありません。先日も、自分の部屋のガス・ストーヴの火を消し忘れたのでは?と非常に気になったことがありました。心配になり、上司の許可をもらって自宅に戻りました。確かめるとガス・ストーブの火はちゃんと消していました。 (山中桃江(仮名)、34歳、女性、小売チェーン会社勤務) |
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