[3783-3] 谷川うさ子 2015/10/02(金)13:19 修正時間切れ
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山口順子さんのこの仕事の仕方は、日本語の「内扱い」のしくみにもとづいています。 「内扱い」とは、社会とか現実のルールや決まり、約束ごとを無視する、そして壊す、ということです。 「貴様」(尊い方)を「キサマ!!」と罵(ののし)り語に変える、「御前」(神様の前)を「オマエ」「テメエ」「お前ら」と、自分を自分で尊敬して、相手とか現実を価値の無いものとして扱う、関係づけるのが「内扱い」の本質です。 これが「相手の顔を見ない」「相手の目を見ない」ことを良しとして、日本人の多くの人がわざわざおこなっている無意識の目的です。
山口順子さんは、バスの中で「人が自分を見ている」「人が自分のことを笑っている」という不安を抱えています。 これは、「人と話すとき」「人の話を聞くとき」に、ほとんどパーフェクトに「相手の顔、目を見ない人」の妄想です。相手に話すこと、相手の話で聞くことが全く無くなるので、「相手が困って、疲れて、ストレスに感じること」をイメージする(妄想する)ということがおこなわれています。これは、要介護から認知症(痴呆症)に移行する人の周辺症状です。精神分裂病ともいいます。 山口順子さんが「数を数えながら仕事をする、数を数えながらなんでも行なう」ということをおこなっているのは、「自分の行動の秩序」というモラル(倫理)を壊す認知症(痴呆症)の周辺症状をつくっていることを意味しています。
日本人の要介護、認知症(痴呆症)は、周辺症状から始まり、そして中核症状の「体験を学習していない」(体験を忘れるに相当します)の「行動の止まり」に行き着くことがよくお分りでしょう。対策の基本型は「相手の顔、目をしっかり見る」、です。
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