[3775-2] 谷川うさ子 2015/09/21(月)17:09 修正時間切れ
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日本人にとって最大の問題は「要介護問題」「認知症の問題」(痴呆症)です。 若い世代の半数以上の人は、「要介護」も「認知症」(痴呆症)も、「自分とは関係はない」と思っているようです。そういうアンケート調査があります。
しかし、ポルソナーレの脳の働き方の考察からみると、「要介護状態」も「認知症」も、若い世代から起こっています。 認知症の発症率は15パーセントであるということです。このときの「認知症」とは、「体験を忘れる」という中核症状をあらわす人のことをさしています。 ところが、「認知症」(痴呆症)には「周辺症状」というものがあり「周辺症状」はものすごくたくさんあります。身体症状とか、妄想とか幻聴とか幻覚とか「行動障害」といわれるものです。 この「周辺症状」がつづいて、ある日、パタッと行動が止まるときが「体験を忘れる」という中核症状の(認知症)になります。 すると、認知症(痴呆症)は広義の認知症と狭義の認知症の二通りがあることが分かります。
では、この「認知症」(痴呆症)の中核症状の「体験を忘れる」ということは何か?というと、ものごとの「客観」を「忘れる」という意味です。「客観とは何か?主観とは何か?」の説明は省略します。 人間の脳には、「客観を憶える」「主観を憶える」という二つの領域があるということだけをご理解なさってください。
日本人の場合は、この「客観」ということを学習しない(憶えない)ということをおこないます。 それが「会話のときに人の顔、目を見ない」ということです。ふつうに考えてみるとよく分かりますが、人間は、ものごととかかわるときに、必ず「対象を見る」でしょう。 自転車に乗るときは前方を見るでしょう。 刃物を使うときは、その対象を見ます。 しかし、ここでよく考えてみてほしいのですが、「ハシを使う」「ナイフを使う」「ハサミを使う」というとき、どういう使い方をしても行動は成立する、ということが起こります。
たいてい機械や道具が代わりにおこなうことがあれば、正しい使い方などどうでもいいということが成立します。 これと同じことが、「会話」の中でもおこなわれます。 それが「相手の顔、目を見ない」という「話し方」「聞き方」です。 「対象を見ない」ということが共通します。
正しい関わり方で関わらないとき、会話の中では「客観」というものが学ばれない、学習されないということが起こります。 「会話」の中でこれをおこなうと、広義の認知症の「周辺症状」がつくられるのです。 「つくり話をする」「異常行動をする」(入浴しない、そうじをしない、片づけをしない、ゴミをためこむ、など)、が広義の認知症の「周辺症状」です。
ポルソナーレの考察では、会話のときに「人の顔、目を見ないで話す、聞く」ということが、狭義の認知症の出発点であり、到達点です。
ポルソナーレのこの考察にもとづき、対策を実行した人は、誰もが驚く効果をあげています。 実行すると辛く感じる人もおおいとは思いますが、しかし、効果は明確です。ぜひ、お試しになってみてください。
◎くわしくはポルソナーレのメルマガでもごらんいただけます。 http://www.porsonale.co.jp/magazine.htm |
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