[3747-2] 谷川うさ子 2015/08/01(土)16:04 修正済み
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この「聴覚」と、「視覚」のむすびつき方には、実際問題として「ルール」「マナー」「行儀作法」がある。 会話の場面でいうと「相手の顔を見る」とか「相手の目を見る」、「相手の目に同調とか同期の表情を向ける」などだ。 この「相手の顔を見る」「相手の目を見て話し、そして聞く」という「聴覚」と「視覚」の結びつきの秩序(ルール、きまり、約束)を知らないこと、知っていても無視することが、すなわち「鬱」ないしは「鬱病」なのである。
人間関係がうまくいかない人の会話の仕方を観察してみよう。 「下を向いて絶対に相手の顔を見ては話さない人」がいるだろう。「スマホ」の画面をしょっちゅう見ているとか、パソコンのディスプレー(画面)を見ながらしゃべる医者とか。
「相手の顔をしっかり見る」ことがとても辛いので、「わっはっはっはっ」と過剰に笑って相手の話を聞く人もいる。これが「鬱」なのだ。
「耳」から伝わった「音」ないし「音声」が最初に到達する「視床」は、「左脳」用と「右脳」用の二つに分かれている。すると「聴覚」の中枢の「内側膝状体」も「左脳」と「右脳」の対応に分かれている。
脳は、左脳、右脳ともに「交叉支配」になっている。左の目は右脳へ、左の耳は右脳へ、右の目は左脳へ、右の耳は左脳へ、というつながり方だ。 「言葉」は「左脳」がつくる。すると「右耳」の音、音声が「言葉」と関わりのある左脳・側頭葉(視床・内側膝状体)に届き、「視覚の経路」に「共時」して「右脳・実像」の「客観」(Y経路支配)に到達するのである。
「左耳」の「聴覚」は「右脳・実像・X経路・副交感神経」にしか到達しない。 客観を不問にした主観による「形」「色」を認知するのが「左耳」の聴覚である。 「かわいいーっ」「チョーかわいいー」「スゲー」「ヤバイ」などの感覚用語をつくり出す。 「なんか、こう」「…みたいなかんじ」「ていうか」などのジャルゴン失語症(言葉癖)もつくり出す。
すると、「鬱病」「鬱」を防ぐには、ケータイとか、固定電話も、「左耳」に当てて聞いたり、話したりすることは止めるべきだ、ということがよく分かるだろう。
「鬱病」の対策は、「人と向かい合って話す時に、相手の顔を見よう」「相手の目を見て話そう」ということだ。 「ソッポを向いて話さない」「下を向いて話す、聞くのを止める」。これが「鬱」の病の対策である。
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