谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

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[3739-1] 読むだけで幸せになる手紙・忘れるって、何を忘れることなの? 谷川うさ子 2015/07/13(月)19:50 修正時間切れ
       今月(7月)の厚生労働省の
       発表。
       10年後には、認知症
       (痴呆症)の人は、
       700万人になる。
       5人に1人が認知症
       (痴呆症)だ。
       ポルソナーレの脳の働き方から見た、
       対策と予防策。


 認知症(痴呆症)か?どうか?がハッキリしないグレーゾーンのもの忘れがあります。
 宮里好一(沖縄リハビリテーション病院長『痴呆の基礎知識』星和書店)によれば、次のようなものです。

 「わたしは、このごろ物忘れがひどいようにおもいます。会社の同僚の名前が思い出せないのです。会議で擬似を進行させるために発言者を指名しようとすると、どうしてもその人の名前が思い浮ばずに、今、挙手された方、などとごまかしてしまい、出席者から変な顔をされていっせいに見られたことがあります」(山口五郎さん(仮名)・50歳)

 宮里好一による診断にしたがえば、山口五郎さんは認知症ではない、ということです。しかし、仕事の中で重要なことを忘れて、仕事そのものに支障が生じているので、必ずしも正常な物忘れではないといいます。

 「山口五郎さんのような物忘れの人はけっこう多いのです。
 しかし、痴呆症かどうか?を診断する問診のテストをすると、だいたい正常の範囲の物忘れであることがおおいのです。
 念のためにMRI(磁気共鳴画像撮影)をおこなってみると、半年後、とか、一年後にアルツハイマー病をおこす支障が見つかることもあります」(宮里好一。リライト・再構成)


 このような「物忘れ」を見て重要なことは、「忘れるとは何か?」ということです。
 認知症(痴呆症)は「体験したこと」そのものを忘れることだとはよく知られています。
 山口五郎さんは、「会議があったこと」「会議の席で、議事の進行役をつとめたこと」「議事の中で指名したこと」は憶えています。宮里好一はこの点に注目して認知症(痴呆症)ではないと診断しています。


 宮里好一がおこなった「認知症かどうか?」を診断するテストとは「長谷川式簡易知能テスト」といったものです。ここでは、日常生活の中で当然憶えておかなければ困ることが質問されます。「住所」や「今日の日付け」「数の逆算」「日頃見聞きしている物の名称」といったことです。これは、「長期記憶」の診断です。


 ポルソナーレの脳の働き方をレクチュアする教育の現場からのカウンセリングを説明します。
 認知症(痴呆症)とは、アルツハイマー病とか、脳血管性の痴呆による「物忘れのことだ」というのが、今の医学の一般的な説明です。アメリカの精神医学協会がつくったDSM-Ⅳ(「5」も)でもこういう見解です。
 誰もがこの見解を信じて、受け容れています。



[2025/08/03 01:39] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子