[3715-2] 谷川うさ子 2015/06/01(月)13:46 修正時間切れ
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ポルソナーレのカウンセリングです。 「アスペルガー症候群」は、アメリカの精神医学協会の「DSM-Ⅳ」の診断マニュアルの定義の中で生み出された概念です。 たしかに「症状の現象」とか派生した「神経症の症状」はありますが、脳のどこかの発達の障害を原因にして起るというものではありません。
「アスペルガー症候群」の起こり方は、脳の働き方、働かせ方によります。人間の脳は、「言語野」と「感覚のつくる知覚が生み出す認知」との二つで働きます。 前者は、「ブローカー言語野」です。後者は「実像」です。 日本人の使う日本語は、「言語野」と「実像」の中間領域で憶えたり学習したりする言語です。 すると日本語は、よっぽど子どものころに、親が知的教育をしないかぎり、ただ「行動だけが成り立てばよい」というようにしか学習されません。 この学習が丸暗記であった場合に「アスペルガー症候群」になるのです。
権田真吾さんは、「子どものころには、鳥や動物の図鑑を読むのが好きだった。今でも、冬の公園にやってくる鳥の名前をほとんど言い当てられる」と書いています。 「読む」と言っていますが、触覚(ウェルニッケ言語野)中心の丸暗記を子どものころからおこなっています。写真撮影と同じ憶え方です。こういう脳の働き方がアスペルガー症候群の脳の働き方になるのです。 感覚(目、手、耳など)は「知覚」という能力をもっています。「知覚」は、結果の「形」と「了解過程」の二つで成り立っています。 アスペルガー症候群とは、「知覚の了解過程」を学習しない、したがって記憶していない人の病理症状のことをいいます。
権田真吾さんは、アスペルガー症候群の対策として次のとおりに書いています。 「アスペルガー症候群の人は、同じ失敗をくりかえす。だから、自分だけの作業のマニュアルを作る、もしくは、ジョブコーチと呼ばれる道筋をつける人と同伴することである」と書いています。 「ぼくも、社会に出て、先輩社員や上司に注意されて、少しずつ社会性を身につけている」。
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