[3676-3] 谷川うさ子 2015/03/19(木)11:16 修正時間切れ
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「あれ、なあに?」と聞いたり指でさし示すのが2歳から3歳までの時期です。 「共同注意」とか「共同指示」といいます。この年齢の時期に、母親が返事をしない、子どもの問いに答えない、ということがあると、脳の働き方は、目も言葉も耳も「まっすぐに働く」という言語能力を記憶できないのです。 4歳から5歳にかけての子どもの「行動」のひとつひとつを正しく秩序立ったものにするということをていねいに、行動の目的に即して耳から脳に伝えて、脳の中の目の視覚の経路にむすびつけてあげないばあい、それが暴言とか暴力を現わす原因になります。 今川焼子さんは、ポルソナーレで日本語のしくみが「まっすぐに話す」という文の型になっていないことを教わりました。 自分の気持ちがなにか、別のことにとらわれていると、そのことにとらわれるままにまっすぐではない話し方になることに気づきました。頭の中に、気になることがあると、相手の話をまっすぐに聞くことができなくなります。
お友だちからメールが来たときは、メールに書かれている言葉だけを使ってお返事を書きます。 返事はすぐに入力しないで、ノートにメモを書いてから、相手の人の書く言葉を自分も使って文を書くことを練習しました。 今川さんは、今は大学生です。出会った人の名前を憶えて、「南川さん」と相手の人の名前を呼んで「今日はいいお天気ですね」とにっこり、まっすぐに話します。 初めての人には「わたし、今川焼子です」とフルネームでまっすぐに自己紹介します。 日本語もまっすぐに言い表わせます。 |
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