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●自律神経の症状は内容は分からないのに形だけのかかわりが原因
この《知的な意味》とは、『左脳』に対応する「社会性の知性の対象」(仕事、学校の勉強、人間関係など)とかかわった結果、これらの対象の概念の情報がいつも『右脳』に「イメージ」として「思い浮かぶ」とは限らないので、このときの、「イメージ」が「思い浮かぶ」とは限らない局面で右脳に発生する「ノルアドレナリン」(猛毒)を消滅させる効果を生む、という『オナニー』による《性のイメージ》の効果のことです。 「ノルアドレナリン」(猛毒)の分泌は、仕事でも勉強でもいいのですが、精神活動をおこなうと、誰でも「無呼吸状態」になるという必然から《心停止の不安》の域に近づいてゆき、ここで生じる《緊張》(自律神経の副交感神経が《緊張》を感知して『中脳』に緊張の知覚の情報をフィード・バックさせて“B神経”からノルアドレナリンを分泌させるのです)が、いつでも「ノルアドレナリン」(猛毒)が分泌するというしくみになっています。 「オナニーの体験をもつ」女性は、『左脳』に対応する「社会性の知性の対象」(仕事、学校の勉強、人間関係など)とかかわりつづけると《心停止》の不安の頻度が高くなる、という道のりをたどります。この不安の発生は、「オナニーの未体験」の女性も同じです。 《心停止の不安》がしょっちゅう起こるようになると、“B神経”から『ノルアドレナリン』(猛毒)が分泌されます。これは『右脳』に「左脳」に対応する「イメージ」が喚起されない状態が続く、ということです。同時に、「社会性の知性の対象」(仕事、学校の勉強、人間関係のどれか、です)と、「形式的にだけ、かかわる」という参加のしかたになります。 これは「左脳」にも「右脳」にも『ドーパミン』は全く分泌されず、『ノルアドレナリン』(猛毒)だけがいつもあふれかえっている状態のことです。ここでは、「呼吸困難」と《心停止の不安》で緊張度が高くなり、いつでも社会参加の「行動停止」の限界の危機に直面しつづけていることになるのです。 「行動停止」とは、不登校、登校拒否、仕事からのリタイア、対人恐怖といった危機のことです。ここでは鬱にともなう「自律神経系」の症状が併発します。だから「オナニーの未体験の女性」よりは《神経症》の症状が大きく、深くなり行動を止めるのです。 「社会参加の行動停止」を自覚させる「鬱」の自律神経系の症状とは、ざっと、次のようなものがあげられます。
●鬱の症状としての自律神経系の症状 《全身症状》…①全身の倦怠感、②疲れ易い、③熱っぽい、④のぼせ、⑤冷え性、⑥寝汗をかく、⑦焦燥感がある、⑧涙が出やすい、⑨もの忘れしやすい、⑩肥満、⑪るいそう、など。 《神経筋の症状》…①不眠、②目まい、③耳鳴り、④頭重、⑤偏頭痛、⑥背痛、⑦腰痛、⑧肩こり、⑨知覚過敏、⑩知覚鈍麻、⑪手指・眼瞼の振せん、⑫脱力、13筋緊張、14筋マヒ感、など。 《循環器の症状》…①動悸、②息切れ、③頻脈、④徐脈、⑤血圧、および脈拍の動揺性、⑥湿潤、⑦浮腫、⑧胸内苦悶、など。 《呼吸器の症状》…①呼吸促拍、②呼吸困難、③せき、④ぜんそく、⑤神経性しゃっくり、⑥上気道が感染しやすい傾向、など。 《消化器の症状》…①食欲不振、②よだれ、③悪心、④嘔吐、⑤過酸症、⑥腹部の不快感、⑦膨満感、⑧胃けいれん、⑨習慣性便秘、⑩神経性の下痢、など。 《皮ふの症状》…①多汗症、②無汗症、③じんましん、④とりはだ反射亢進、⑤皮ふのかゆみ、など。 《泌尿・生殖器の症状》…①頻尿、②残尿感、③排尿感、④神経性の多尿および乏尿、⑤夜尿症、⑥性欲障害、⑦性機能障害、など。 (『新内科学大系』十三巻より)
ここに示している《自律神経》の症状のどれかを自覚すると、それは、「肺に息が吸い込まれたままで息詰まり状態」の呼吸困難(=無呼吸状態)になって、その結果「心停止の不安」が継続的に続いている、ということが社会参加の行動停止の根本の発生の原因になっていると考えてよいのです。 これらの「自律神経系の症状」は、誰が考えても「社会性の知性の対象」(仕事、学校の勉強、結婚生活、育児など。友人などの人間関係や恋人との恋愛関係も含みます)との《かかわり》を停止させるブレーキになることがよく分かるでしょう。 「オナニーの体験を持つ女性」は、このような社会参加の知性の対象との《かかわりの停止》を回避するために、今までの「オナニーの中の性のイメージ」を『欲求』の次元に高度化させるのです。それは、「オナニー」による《性のイメージ》によって『右脳』に分泌されていた『ドーパミン』をよりいっそう強力に分泌させることが目的になります。 |