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●性行為の自覚は「男」よりも「女」が早い
ついでですから、ここで《性行為》の必要性を「男」よりも、「女」の方が早く意識して自覚する、という理由を、「身体構造」の違いの根拠から要点だけをまとめてお話します。
①「女」は、全身に「性的な神経叢」がマスク・メロンのネットのように張りめぐらされている。「男」の「性的な神経叢」は《性器》の周辺だけである。このことは、「女」の身体は、快感(気持ちの良いこと)には良く、スムースに反応して、「痛み」「打撃」「スピードをともなって加わる圧力」には弱くて抵抗力が少ない、ということを意味する。 一般的に、「女」の身体は、机の角などにぶつかると「青いアザ」ができやすく、「男」の身体には「青いアザ」(血管のうっ血)はできない、などの体験的な事実でもよく分かることである。 ②この、「女」の生理的身体の表面にはりめぐらされている「性的な神経叢」と「男」の場合は《性器》の周辺だけ!!の違いは、「スポーツなどの動的な筋肉の活動」や「精神活動にともなう静的な筋肉の活動」の場合に、《心臓の心拍》の低下を引き起こす「肺」の呼吸活動の「無呼吸状態」が「男」と「女」では反比例の関係にある、ということを意味する。 「男」の身体の全身の筋肉が「痛み」「苦痛」にたいして抵抗力があるということは、「無呼吸状態」(息を吐き出すという全身の筋肉による活動の能力)は、原則として「肺の活動を無限につづけられる」という方向性を持ち、「女」の身体の全身の筋肉が「痛み」「苦痛」にたいして抵抗力が弱いということは「無呼吸の状態」(息を吐くという全身の筋肉の活動の能力)が、原則として「たちどころに心臓を停止させる」という方向性を持つ、ということを意味する。 ③この「男」と「女」の肺の活動の「無呼吸の状態」を維持する能力の違いは、《心停止の不安》を「女の方が、男よりも早く感知する」という「心臓から発生する緊張」の自覚の早さと遅さの違いを意味する。 「女」と「男」が、仮に、同一の「年齢」で「初めて性行為をおこなう」ということの体験を比べてみるとすれば、「女」は、《心臓の停止の不安》を解消する!!という「性的な快感」の効果の緊張の解体のメリットを得るが、「男」は、《心臓》ではなくて、《左脳》のノルアドレナリン(猛毒)を消すか、《右脳》にイメージをつくるという『ドーパミン』による快感の効果のメリットを得る、という違いがある。心臓が停止する不安は早く男にも女にもやってくる!!という理由が「性行為」の必要性の自覚を「女の方が早く自覚する」という根拠になる。 |