谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

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[5604] ◎ポルソナーレ「自己カウンセリング研究会」の第5ヵ月めの「研究会」の総括とコーチングの続きのお話です。 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2020/06/18(木)19:44
[5604-1] ◎ポルソナーレ「自己カウンセリング研究会」の第5ヵ月めの「研究会」の総括とコーチングの続きのお話です。 谷川うさ子 2020/06/18(木)19:43
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ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター

ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信
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日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!

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谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!!
発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子
(第1期・498号)
(令和2年6月18日)
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◎ポルソナーレ「自己カウンセリング研究会」の第5ヵ月めの「研究会」の総括とコーチングの続きのお話です。

きのうまでは、名詞文がなかなか書けない、という問題に焦点を当てて、これは「日本人の遣う日本語(ヤマトコトバ)が、脳の言語野で、脳の快感原則にもとづいて依存症になっているから」ということをお話しました。

フォーム(Form)の形式を説明する「構成」の内容の言葉・・・主題、もの、こと、5W1H、帰納、演繹・・・などは「中学校の国語の教科書」に記載されているレベルの概念なので、格別、高度というわけのものではありません。

また、コーチングとしてバイパスで伝えている「ゲシュタルト形態」の「同一性・共通性・類似性」も、3歳児への幼児教育で教えた「推移率・1対1対応」の概念思考のとおりなので、誰でも理解できるレベルの「思考の仕方」である、と位置づけています。

●「ジョン・ロック」の「第一の性質」は、名詞の概念思考を、自分の現実に適合させるための手続きの思考法です。

これが出来なければ、現実の現象の理解は、「自分はこう思う」式のデララメ解釈に陥ります。

原点の理論は、フッサールの哲学(現象学)です。

「人間は、今自分が経験したことが、明日もまた存在するという認識を前提にして、行動する」というのがフッサールの理論です。

このことは、ポルソナーレが脳の働き方を解明する理論的な根拠になりました。

●「自律神経の恒常性」(ホメオスタシス)が吉本隆明のいう「共同幻想」「対幻想」を脳のなかで固定するという解明です。

観念の世界、が人間の生きる世界であって、日本人が考える「自然のなかで生きられる」という認識は、危険だ、という理解が得られます。

あるいは、ハンナ・アーレントのいう「多数性」「複数性」が、人間が生きていく条件になるという理解です。

ハンナ・アーレントは「人間は人工世界でようやく生きられるのだ」と「人間の条件」(ちくま学芸文庫)で書いています。

●こういう理論を身につけるのが「ジョン・ロック」の「第一の性質」の概念思考です。

このような理論による事実実証の解明は、ポルソナーレの約40年にわたる「カウンセリング・ゼミ」で、ゼミ生の皆様とご一緒におこなってきたものです。

ゼミ生の皆様の支えがなければ到底、到達できるものではありません。

会員になってポルソナーレの「カウンセリング・ゼミをその時代、状況のなかで受講し、あるいはゼミに参加し、あるいは「カウンセリング」のなかで、個々の問題の解明や解決を求めてきた方々との対話をとおして、理論は根源に向かって精鋭化しつづけました。

●第5ヵ月め・第1週の「研究会」で「主題」に「幻聴」が立てられています。

普通に誰もが考える「幻聴」の定義は、提出者が書いておられるように「幻聴とは、実際には何もないのに、音、声が聞こえるように感じること」であるでしょう。

この理解は、「では、学校の教室などで数人の人が、こちらを見ながらヒソヒソ話しているのを見て、自分のことを悪く言っているんだろうな」と思い込むケースは「実際に何も無い」という定義からは外れています。

だから「実際には、幻聴を喚起する事実があるか、どうか」は無関係であることに気づくべきであるはずです。

この「気づくことができていない」のが、日本人の「心的に、目が見えていない」という問題です。

[5604-2] 谷川うさ子 2020/06/18(木)19:44
   ●ゼミでは、人間の目は、見たものをそのとおりには認識しない、ということをレクチュアーしています。これはヘーゲルのいう教養というものです。「確認バイアス」「認知バイアス」などの知識が教養です。

人間は「自分が見たいものしか見ない」という知識が教養です。こういう脳の働き方を最初に解明したのが「フロイド」です。ユングがこういう心理学を熱心に展開いています。

だから、自分は今、なにを見ていることになるのか?自分は今、何を聞いていることになるのか?というように、自分の脳の中の「知覚」と「認知」、そして「認識」のそれぞれの違いを、知識と理論で確定、もしくは定義する必要があるのです。

それは、目で見る、という脳の最初の契機から、順に辿る、ということで、日本人の脳でも可能です。

ポルソナーレは、約20年間の「幼児教育の現場の実践」でこの脳の働き方を確かめています。

また、「マイナスゼロ歳(胎児)から、2歳児までの脳の働きを、5官覚から発達させる教育」として「阿部進さん」と一緒に「「1日10分教育法」の通信教育の教材を開発して約20年くらい販売しました。

このカリキュラムを書いたのはポルソナーレの田原です。ほぼ20億円くらいを売りあげました。

この「胎児」「乳・幼児」の脳の発達をモデルにした、「5官覚」の理論の始まりは、交感神経の「目」で見る、次に、「頭頂葉」で「認知」(右脳)と「認識」(左脳)に変容する、という順序をたどります。

◎「頭頂葉」(右脳と左脳)の心的な機能。

●「距離」・・・目で見る対象の「全体」の「形」、
        「姿」を認知する。また認識する。

●「角度」・・・目で見る対象を「前後、左右、上下」の
       位置からみて統一する。
       乳幼児の目(視覚の知覚)は「2・5次元
        のイメージ」をつくり「イメージ思考
        する」。1歳半からは、「3次元のイ
     メージでイメージ思考する」。

◎この「頭頂葉」(右脳から、左脳へ)の心的な機能のとおりに「幻聴」という名詞の言葉を「1対1対応」させてみると、「これは事実」「これは事実ではない」という違い・差異が浮かび上がります。

カウンセリングの現場でよく聞く話は「階上の住人は、私に嫌がらせをするために、物音を立てている。だから聞き耳を立てる、また始まるぞ、ほら始まった」という経験です。

物音は事実でしょう。しかし、それは生活のなかの物音でしょう。

つまり、「頭頂葉」が知覚する「全体」(角度=3次元)という階上の住人の背景、生活の状況についてのイメージ思考が無いのです。

このイメージ思考は、確かに誰でも「1歳半」までは出来ていたのです。

しかし、2歳くらいから「母親が壊した」のです。これが「不安定な愛着」の始まりです。

母親が「怒鳴った」「手で叩いた」「かんしゃくを起こして叫んだ」「子どもが話しかけてもスマホの画面を見て子どもである自分の顔も目も見なかった」などという経験はありませんか?それが「不安定な愛着」です。

●「方向」・・・方向とは「方向性」のことです。ある1点に向かって一直線に進む、という意味です。

自分が今、位置している場面から離れている地点まで進んで行く、という意味です。

これは、離れている地点にある対象に近づく、手に触る、手に取る、というイメージ思考のことです。

自分は今、対象から離れてはいるけれども、イメージ思考のなかでは「対象」を手に取り、手で触れている、という認知のことです。

対象を触り、扱った経験があれば、その時の感触がイメージされるでしょう。

この感触のイメージ思考を指して「実在性」というのです。

●名詞の言葉は「実在性」を認知させる、というヘーゲルの現象学はこういう理論を内包して成立しています。

この「角度」という頭頂葉の心的な機能を「幻聴」に「適合」させれば「全体」(=背景、状況)には「実在性が無い」、という理解にいたらなければならない、というのは誰の目にも一目瞭然です。

◎こういう「頭頂葉」の「目で見る」、とういう視覚の脳のなかでの心的な現象を知識と理論の土台にして「もの」「こと」から「ゲシュタルト形態」へと進行します。

[5604-3] 谷川うさ子 2020/06/18(木)19:44
   さらに「ジョン・ロックの第一の性質」まで進み、ここから「5W1H」を説明する、次に「帰納」で「幻聴」を考察する、そして「演繹」の思考法で「幻聴」の問題の根本的な解決を図れば、一件落着です。

◎この「コーチング」は、ここでひとまず終了です。


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[2024/05/11 19:12] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子