|  | ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
 
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 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!!
 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子
 (第1期・325号)
 (令和元年12月23日)
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 こんにちは。ポルソナーレの田原です。きょうも、入院中の病室からの配信です。
 
 きょうも、きのうの続きをお話します。
 
 きょうは、名詞文をしっかり書けるための、考え方を説明します。
 
 名詞文が書けないということの最大の理由は、どなたも、名詞文はごく普通の日本語なんだから、普段、しゃべっている通りに話したり、書いたりしてもいいんだ、と考えているからです。思ったとおりに文を書いて、何が悪いんだ?
 
 こういう話はよく聞きます。日本語は格別、勉強しなくても、しゃべれるし、書けている。名詞文だって同じ日本語だから、名詞の言葉を、ただ文に書けばいいのではないか?と思っておられるのでしょう。
 
 あなたがもし、無意識のうちにこういうふうに名詞文について考えているとすれば、そうではないんだ、と、考えて頂く必要があります。
 
 日本語(ヤマトコトバ)は「動詞だけの言葉・・・動詞文」です。動詞文とは、自分の頭のなかに形のはっきりしない漠然としたイメージが思い浮かぶ、ということです。
 
 意外に思われるかもしれませんが、皆さまが動詞文で思い浮かべている「欲のイメージ」とは、形は曖昧でハッキリしていないのです。性の欲も、食のイメージも、同じように、形(対象のこと)・・・何を食べたいのか?誰と性の関係を取り決めたいのか?・・・などの内容はよくわかっていないのです。
 
 だから、せいぜい「好きなもの」「好きな人」とだけしか対象については思い浮かべることができません。
 
 しかし、名詞文で考える、とは、誰にもはっきりと分かる物、者、や事柄を、言葉で言い表すという思考のことをいいます。
 
 英語やドイツ語などは「「名詞文」なので、その名詞文の仕組みは、「自分が話した時、話した相手は、間違いなく名詞の言葉で、自分に返事をするのか?どうか?」を基準にしています。
 
 だから、名詞文を書ける、とは、人から話しかけられたら、必ず、「名詞の言葉」を言って、返事をする、という人のことであるのです。
 
 「名詞の言葉」とは、「もの」か「こと」のどちらかの言葉のことです。
 
 「もの」と「こと」の名詞の言葉のとは、どういうものでしたでしょうか?
 
 「もの」・・・目で見た型(パターン)。場面、状況のなかで、他と区別する特質をもつ。
 
 「こと」・・・場面、状況のなかで、動いて変化したときの経過の型(パターン)イコール「秩序」。
 
 どちらも、場面、状況という「目で見たときの特性」、が言われています。
 
 「場面」や「状況」とは、ものごとが置かれている背景、情景、光景という「現実」のことです。
 
 目で見たことをイメージするというのが、名詞文を書けるための能力の条件になります。
 
 この目で見た物事をイメージする思考の仕方が「5W1H」です。
 
 ●「5W1H」・・・・「いつ」「だれが」「どこで」「何を」「なぜ」「どのように」
 
 ◎「5W1H」の文例
 
 「挨拶」・・・「この数年、出勤した朝の職場に、挨拶をしても、挨拶を返さない何人かの人がいる」。
 
 「失名詞症」・・・「対象者は、脳卒中を治療して退院した日以降、目を開けて見ているが、当人の左側の前にある事物は見えなくなっている」。
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