谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
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[3681-1] 読むだけで幸せになる手紙・気づかなかった聴覚障害の治し方 谷川うさ子 2015/04/02(木)11:30 修正時間切れ
       人の話は、聴いていると思っていた。
       でも、相手の話はほとんど、憶えていなかった。
       これが聴覚障害か?と気づいて改善できた物語。


 わたしは美容院の見習いです。
 転職が5回めです。
 働いて二ヵ月くらいすると、職場のお店に行けなくなります。お客さまとの会話をうまくつなげられないのです。
 お客さまに何か話しかけることができません。
 お客さまが、こうしてほしいという希望のことを話しても、すぐに明るく反応できないのです。


 わたしは、人と話をしても話をしているフリをしています。
 人の話も聞いているフリをします。声は聞こえています。
 話されている言葉の中に分かる言葉と分からない言葉があります。
 お客さまが希望の髪形や完成のイメージを話す言葉も、聞いていない言葉があるのではないか?と頭の中がまっ白になります。

 
 一日の仕事が終わって、反省会をします。
 先輩の女性が「お客さまの山田順子さんのご希望はどういうものでしたか?」と質問します。
 わたしよりも若い女の子は、すぐにくわしく説明します。
 わたしは、説明のための言葉が何も出てこないのです。
 お客さまの言葉も忘れています。お客さまのヘアスタイルのイメージも思い浮びません。
 わたしは、年の若い女の子に嫉妬します。そしてその女の子を憎むのです。


 美容のお店には、親切な女性の先輩がいます。
 美容の技術の腕を磨くために、特別にレッスンをしてくれます。
 就業後の時間です。
 わたしは、その先輩がおこなって見せてくれる手の動きやハサミ、レザーなどの使い方は目で見ていてよく分かります。
 しかしその全部を憶えられないのです。なんど見ても憶えられません。そして間違ったやり方をしてしまいます。
 先輩は、顔はにこにこと笑っています。先輩は、もういちど言葉でおさらいをしてくれます。復唱するわたしの声はヨソの人が話しているように聞こえます。テープレコーダーに録音して再生しているしゃべり方のようです。
 憶えられていない言葉がいくつもあるのに気づきます。


 春賀喜多子さん(24歳・仮名)の物語です。
 人間の脳は、食欲などの欲や感情をエネルギー源にして働きます。
 この欲や感情をすぐに受けとるのが、目、耳、舌、鼻、皮膚など五官の知覚です。この五感覚は、「遠くのもの」か「近くのもの」を認知します。
 人間は、遠くまで歩いていって欲求の対象をとらえて自分のものにします。
 そして生きていくのです。


 人間は、遠くのものを正しく分かり、手に入れることで生きていくことができます。
 これが人間の本質です。



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[2025/08/04 05:56] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子